ゴマ

穏やかな顔

Nov.10,2003
2003年11月10日
ミュウが逝ってしまって、漸く1ヶ月が過ぎた。忙しくしていようと努力したし、随分泣いた。昨日も今日も、お花が届いた。忘れないでいて下さる方がいる事に、心から嬉しく思う。

大福はお好きだろうか?私は好きだ。しかし、ちゃんとお餅を使った大福が少なくなっている。上新粉で作った、柔らかい大福が主流を占めている昨今だ。「これはお餅の大福ですか?」と訊いても、売っている人間が既にその意味すら解からない事も多い。何故搗いたお餅で作らないかと言えば、直ぐに固くなってしまうので、却ってクレームが多いのだと言う。柔らかいトロンと伸びる大福なんか、私だったら食べたくもない。いつかもこの事は書いたような気がする。

しかし、久々でお餅の大福を食べた。正しくは豆大福である。日吉東急の食品街に期間限定で店を出している餅屋で、やっとそういう本物の大福を買えた。しかし店の人に聞くと、さっぱり売れないと言う。固くなってしまうかららしい。消費者が馬鹿だと、どんどん本物が消えて行くのだろうな。柔らかければ、そして甘ければ良いという風潮が口惜しい。温州蜜柑にまで糖度の高さを求めたり、TVの食べ物番組では、レポーターが食べた途端に口にする言葉が先ず「柔らか〜い!」でウンザリする。何を食べても、誉める場合に「甘いですね!」と言う。すると「柔らかい」事と「甘い」事は、かなりの局面で「善」なのだ。バカタレ。大福は、歯で噛み切るような弾力があってこそなのだ。柔らかくて甘いのが良ければ、汁粉でも啜っていろと言いたい。

マルコとジーコは、今日は遂に血便になった。マルコも痩せたし、痩せ尽くしていたジーコはいよいよゲッソリしてしまった。私のせいだ。何故、フードを変えたりしたのだろう。それまでは仔猫フードでカロリーを摂らせ、食欲が出て来てからはナチュラルバランスのドライとヒルズの療法食のk/dを食べていたジーコなので、高カロリー食には慣れていると思う。しかし脂の質によっては、タンパクの場合と同様に受け付けない体質もあるようだ。

たくさん買った新しいフードは、返金は不要にして戴いて返品する事にした。食べても問題のない子もいるようだから、誰かに食べて貰えれば捨てずに済んで有り難い。何たって100キロもあるのだ。捨てるのは気が咎める。しかし100キロ単位でしか売らないと言うメーカーから買ってしまったのは、私の弱さだ。金は失っても諦められる。しかし猫の健康を失っては、到底諦められない。親切に仲介してくれた人たちには申し訳ないし、もちろん恨んでもいないけれど、メーカー(代理店?)の営業はあこぎだったと思っている。100キロというのは、本当にふざけた量である。

アインも腎臓の具合が良くないようだし、ジーコたちと共に明日も朝から病院に連れて行く予定。私の目も当分は無理出来ないし、今は兎に角ここを乗り切らないと。ミュウちゃん、みんなを守ってね。

リマ

コアラの鼻

Nov.10,2003

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