リマ

爪研ぎボロボロ

Nov.15,2003
2003年11月15日
朝から雲行きが怪しかったが、昼少し前、ラボに到着した頃には小雨が降り始めた。今日はぶーちゃんだけがお出迎えしてくれた。抱っこしてみる。重たくて四角い。可愛くて堪らない。ご飯もよく食べた。

アライさんが休日だと言うのに、子供達をお母さんに頼んで出て来てくれた。雨なので歩いて行くのはやめて、PCやプロジェクタ、スピーカーなどを私の車に積み込み、2人で田島養護学校へと出発する。車だったらものの5分だ。産業道路を一歩入ってしまうと、意外と静かな住宅街になっているので驚いた。しかも道が広い。日吉とは大違いだ。校門から車を入れ、玄関前に停めさせて戴けた。急いでデモンストレーションの為の機材をセットし、資料を受付に置かせて戴く。

今日のイベントは「防災フェア」ではなくて、その報告会であった。市の関係者や市会議員、父兄代表、教師たちが集まっている。「防災フェア」というイベントの形をとってはいるが、それは養護学校に通う生徒たちの興味を繋ぐ為であって、その実、大変実際的で真面目な取り組みである。

災害時に避難場所に精神的な理由で「いられなくなった」人達の二次避難場所となるべく、3年前から宿泊訓練やウォークラリーを実施しているようだ。1回目からの経過と反省点を報告した資料も力の入ったものだったし、聴いていても非常に考えさせられるものだった。回を重ねる毎に寝具などの備蓄も揃ってきており、学生のボランティアたちの意識も高くなってきているようだが、もちろんまだまだ必要なだけの力は集められていないだろう。地域との協調やコンセンサスも必要だし、教育委員会や自治体の防災対策本部との連携も必要だし、まだまだ乗り越えなければならない壁はたくさんありそうだ。しかし先生方はとても真摯に取り組んでいる様子で、私などがそんな事を言うのは憚れるのだが、とても好感が持てた。

つくばの方から戻って来て貰った所長は、講演予定の時刻には到着したのだが、来賓の挨拶が長引いていた。予定時刻を30分も過ぎてから所長の講演が始まり、従って終わりも30分遅くなった。

しかし講演内容は解かり易くて充実していた。いつもと違い、相手は自治体の防災関係者でも研究機関の人達でもない。一般の人達が対象であるだけに、所長は内容を大変工夫したと思う。お流石でございますな。あちらの担当の先生も、とても喜んで下さっていた。

終了後は所長とアライさんを乗せてラボに戻り、機材を降ろしてエサやりしてから帰って来た。急がないと、6時に日吉東急でテレサ・ちんと待ち合わせていたのだ。土曜日の夕方は、平日と変わらず道は渋滞していた。尻手黒川道路や綱島街道など、いつもにも増して混んでいた。ギリギリで到着。

待ち合わせた成田花園でお願いしておいた花を受け取っていると、テレサ・ちんが現れた。とっくに到着して、上のフロアを見ていてようだ。久し振りに会うのだが、やはり顔が丸い。もう時間が勿体無いので、直ぐに食べられるものを買って帰る事にした。コロッケ丼とサラダ2種。葉っぱばかりのサラダなんか買った事ないので、どれ位買えば良いのか判らない。「1キロ位かな?」と訊くと、テレサ・ちんに大いに馬鹿にされた。でも、後で皿に盛り付けてみると、体裁は良いが、たっぷり食べたという気持ちにはなれない。うちで作るときには、やはり1キロは作っているのだと判った。もちろん一度で二人で食べきる。

テレサ師匠が夜になってからわざわざ来て下さった訳は、私・大王自らが《猫手屋》のネックレスを作れと言うのである。そして色々とご指導下さったのだが、今夜作れたのは今年里子に出した子たちへのクリスマスプレゼントだけだった。しかもビーズを一連に繋いだだけ、しかしとても可愛い。明日、モデルに着けさせたところをちょっと撮影しておこうかな?

《猫手屋》の支店が今年は二つも増えた訳だが、その「黒猫屋」と「越後屋」に続いて、大王お手製ネックレス屋も開業しようかな。屋号はどうする?おめでたそうだから「高砂屋」とでもしておくかな。複雑な事は出来ないぞ、性格が雑なのだし、何たって忙しいのだから。気が向いた時だけ開店、あとは殆ど店を閉めているというトンデモナイ店。

ルス

落ち着き払う

Nov.15,2003

テレサ・ちんを送って都内某所までドライブしたのだが、家を出た途端に物凄い土砂降り。彼女を降ろすまでそれは続いたが、帰り道はほんの小雨程度だった。思うに、テレサ・ちんの頭上には、とてつもない量の雨雲が付いて来ていたのだはないだろうか。ワイパーを一番速くしても前が見えない位、大型フォグランプを点けていても路肩が見えない位の凄い雨だった。そして黒ずくめの服装の丸い顔は、黒猫の待つ部屋へと帰って行った。

明日は、野良猫フードや砂の買い出しだ。ミヨコは年末に備えて、野良用缶詰300キロ、ドライを500キロも買い込んだと言う。今はとても幸せだろう。私には解かる。何でも一杯買うのが好きで、それはとりもなおさず備蓄があると一番幸せだからなのさ。

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ


月別INDEXへ戻る

「猫雑記」INDEXへ戻る

inserted by FC2 system