ルス

うちのルノアール組

Dec.9,2003
2003年12月9日
今朝は本当に寒かった。ぶーちゃんが「ニャ〜ン!」と鳴いて布団に入りたいと催促した。いつもだと黙って入って来るのにどうしたのかと思ったら、なるほど、私が布団の肩口に隙間が出来ないようにとしっかり抑えて寝ていたのだった。ああ、ずっとずっと気が済むまで猫を抱いて眠りたい。猫とポカポカしながら(ポカポカ殴り合うという意味ではないぞ)一日中ゴロゴロしていたい。仕事など一切せず、お腹が空いたら鰻か寿司かピザの出前をとって、朝風呂入って昼寝して、1ヶ月位そんなぐーたらな生活がしてみたい。猫の世話とエサやりだけはするけどね。「死んだらずっと眠れるさ。」とミヨコが慰めてくれる。あまり慰めにはなっておらんが。

ミヨコは私を妹のように心配してくれている。私には実の姉はいない。むしろ私は長女らしく育てられ、几帳面で世話焼きで威張るのが好きな長女気質バリバリの女となった。しかし歳をとるに従って、やる事の量は多いし早いのだが「抜け」が目立ち始め、持病のせいで一年中どこかしら痛かったり悪かったりするものだから、色んな人に労わられるようになった。若い人に労わられるなら兎も角、年上のミヨコやミキコにまで労わられてしまっている。情けない。

情けないと嘆くより仕事を減らせば良さそうなものだが、今夜こそ家事と育児(面倒臭いから、家猫の世話とエサやりはこう呼ぼうかな)以外は何もしないで寝ようと思うのに、どうしても無視出来ない相談が毎日何件かは飛び込んで来る。『ダイハード』的、巻き込まれ型人生である。これではいけない。私の人生に自主性はないのか?しかし自主性を発揮すると、先述の「身上潰す」ような生活がしたい等と言っているのだから、巻き込んでくれて私を生かしてくれて有り難う・・・なのかな?

しつこいようだが職場がうるさい。いや、うるさいのはたった一人なのだが。「んを゛〜〜〜」とでも表記したいような咳払いに「ぷっふぅ〜〜〜っ」と聞こえる湿り気たっぷりの溜息(唇が厚いからだろうか?)が一日中繰り返される。相変わらず「え〜っと、えとえとえと・・・」等と独り言を言っている。私は一体いつまで耐えられるだろう・・・ますます猫との隠遁生活を恋い焦がれる。

ティーポットを買ったら、ティーカップも欲しくなった。それも出来るだけシンプルで、口の広い浅い形のものが良い。探したら、ありましたよちゃんと。しかし探すのにはちょっと苦労したので、これはもう探し出した時にこそ買うしかないと判断。注文してから、直ぐに店に確認メールを入れた。「いつ届きますか?」と。何であれ待てないのだ、私は。そしたら在庫が切れていて、現在入荷待ちだと言う。そういうのが、実は人並みはずれて物凄く辛い。

買うと決めたものは今直ぐ欲しい。車だって納期は、待てたとしても5日だろう。今のインプレッサも前の車も5日目に納車させた。何でも欲しい時に欲しい。新車だって「お持ち帰り」が一番嬉しい。直ぐに付かないオブションなんか要らない・・・とさえ思う。外食したって、料理を注文して出て来るのが遅いともう2度と行かない。我儘なのではない。ただのせっかちなのだ。何度も言って来たが、待つのも待たされるのも嫌い。やる事は直ぐやりたい。

急いては事をし損じる事も勿論多々ある。それでも治らないどころか、歳をとるに従ってそういう性格はますます増幅されるのだ。しかしそれは私だけじゃない、こうちゃんやミヨコはもっと極端だ。彼等の場合は短気で且つ慎重だからあまり事をし損じないが(私より賢いという事か?!)、奴らと比べると私など気が長い方だと思う。

「おっとりしている」とは私の事かと思いさえする。あれ?ちょっとテレサ・ちんが入り気味かなあ・・・「非の打ち所がない」テレサ・ちん様が。

ぶーちゃん

布団の上

Dec.9,2003

昨日間に合わなかったポコ・ニャ(現、玲音くんとあんずちゃん)の写真も里子データに掲載出来たし、SOSのコーナーには事故に遭った「チャッピー」のバナーも設置した。今夜出来るのはここまでかな。

オフ会に来られなくなった山手の明美さんに電話していたら、ジュリナがますます太って「ルノアール」の絵画のようだと言うので、それは「戴き」な表現だと思い、早速うちのルノアールも一枚載せてみた。

私達中年女も、ルノアールかレンブラントか判らないが、そのうち集まってゴージャスな風景を醸し出そうと約束し合って電話を切った。

その直後、もう一人の「非の打ち所のない」ルノアールに電話し、送って貰った諸々にお礼を言いがてら、くだらない高尚な話でストレスを忘れる。

私だって昔はモジリアーニだったんだぞ。ちぇっ。

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