今日は、ラボの餅つきであった。午前中から始めて、昼は搗き立ての餅で済ますと聞いて、ふ〜ん、餅ねえ・・・という程度でいたのだが、私が今朝８時前に出勤したら、既に餅つきの道具が届いていた。私より前に来ていたのは、フルトさんとタキタさん（昨日の強面の白衣のオトコ）、そして臼と杵だけである。

軟弱な我々だけで餅が搗けるはずがない。全ての準備と当日の段取り、そして殆どの作業を大家（おおや）のＪＦＥさんがしてくれた。ＪＦＥから来てくれていたスタッフの人数は、我々を上回っていただろう。餅米を洗い、蒸し、搗きあがった餅を千切り、全てしてくれるナッパ服のバッチリ化粧したオバチャンたち。テキパキと場を仕切る、仕切る。

オバチャンたちは、一体どういう職種の人達なのだろう？そのオバチャンたちで、大根おろしと浅漬けまで用意してくれていたのには本当に感激した。蕪と胡瓜の漬け物には鷹の爪と柚子の皮が入り、大変美味しかった。そして、それかなければ甘いものばかりになるところだった。お汁粉にアンコロ餅、キナコ餅・・・そんな昼ご飯は厭だ。

いや、納豆があったな。パック入りの納豆を、大きなボウルにどんどん空ける。ひき割り納豆の山。納豆は好きだが、あれだけ大量に混ぜ混ぜしていると凄く臭い。パックから出したばかりの納豆は、アンモニア臭が強いのだ。しかし納豆を大量にまぶした餅は、結構イケた。しかし、やっぱりご飯と混ぜたいね。餅には表面にしかまぶせないが、ご飯だと全部グチャグチャに満遍なく混ぜられる。やっぱり米のご飯は素晴らしい。

あらゆるイベントに言える事だが、何もしない人はいつも同じだ。せっせと働く人もいつも同じ。今日はヤマグチさんとフルトさんが、ずーっと餅つきをしてくれていた。食べる時間も惜しんで。それはそれは信じられない位に大量の餅をついた。半分以上は余って、ＪＦＥの人たちが各所に運んでいたけれど。私は辛味餅（大根おろしまぶし）と納豆餅とを５個ずつ、それからキナコは２つだけ食べた。ひとつひとつがデカい。手間が掛かるから大きめに千切っていたのだ。

ご飯に換算したら、一体どれだけ食べたのだろう？もう餅は当分見たくない。兎に角大量に出来たので、お持ち帰りも「アリ」だったのだが、持ち帰るのも面倒な位、本気で餅はもう見たくなかった。こうちゃん、ごめんね。でも、どうせ夜には固くなって美味しくないよ。うん。うちにも餅はあるし。

はっぴ姿で餅をつく所長。 後ろで黄色と赤の派手な格好で杵を持っているのはハダさん。 所長は５回位ペッタンペッタンして終わり。 まさかこの後、延々と臼に１５杯分も餅をつくとは、誰が予想したであろう。
最初から最期までずーっと頑張っていたヤマグチさん。Ｔ大でドクターだったとは思えない程、腰が軽い。餅つきのみならず、トナー交換、荷物運び、何でも率先してやる。 スヌーピーが好きらしい。
三人娘のつまみ食い。 右手前のステンレスボウルに大量にあるのはひきわり納豆。 余った納豆は、クワハラさんに押し付けてお持ち帰り戴いた。
お馴染みアライさんは、いつも撮られ上手で絵になる。 後ろに見えるのは私の愛車。その左はヤマダさんのボルボ。車の後ろに、見えないけれど可愛い可愛いみーちゃんがいるのだ。

年賀状の印刷が出来た。とりあえず、戴いた方への返信として５６枚だけ出せた。明日は里親さんたちにも出したいと思う。リストを一元化するのに手間が掛かっている。手帳の住所録にしか書いていないもの（極めて少ない）、Excelのデータにしてあるもの（これも少ない）、メールの中にしかないもの（これが大量にある）、そのどこにも存在しない（メールとしてあったものが失われてしまったのだが、これも大量にある）もの・・・こうしたデータを日頃からきちんと整理していないとこういう事になる・・・という良い見本が私である。

でも、失われたデータがあってこそ救われるのかも知れない。不義理は本当に申し訳ないけれど、全てが残っていたらパンクしてしまうから。いや、パンクしたからこそメールが失われたんだけどね。だからごめんなさい。年賀状を出す人と出さない人の区別は、殆どないのだと思って下さい。順番にやって行って、１００枚に達したらおしまい。しかもプリントミスがあったので、実質的には９２枚しかない。

実はこの年賀葉書きは、『ニンゲンの手を借りたい』のサイトオーナー・きららさんから私へのご寄付である事を、ここで明記しておく。きららさんに関しては、また時間のある時にきちんとお話したいと思う。それがなかったら、私は喪中を良い事に、ご挨拶は送らなかっただろう。きっかけと１００枚もの年賀葉書きを与えてくださったきららさん、有り難うございました。年内に用意出来て、元日にちゃんと届いていたらカッコ悪くなかったのだけど・・・ま、私のやる事だから仕方ないよね。

テト ボクもペロリ Jan. 7,2004

餅の食べ過ぎで、今夜は食欲がなかった。しかし痩せのこうちゃんに食べさせなければいけない。熱い汁の蕎麦にして、かき揚げとさつま芋の天麩羅を添えた。もちろん私も食べたさ。人が食べる為にだけご飯を作れる程、私は大人ではない。美味しかったさ、食べてみれば。

ぶーちゃんもテトも、ご飯の後のペロリが多い。あ〜ら可愛いベロ・・・と思ったら、なんとぶーちゃんのベロの先が割れている。きっと外にいた頃、喧嘩した時にでも自分の歯で切ったのだろう。既に傷という生々しい感じではないのが救いだが、ビックリした。可哀想だったね、ぶーちゃん。それにしても、凄い毛だ。また長くなったようだね、ぶーちゃん。