リマ

アタシも臆病

Jan.26,2004
2004年1月26日 月曜日
昨夜は比較的暖かかったので、ぶーちゃん部屋の暖房はパネルヒーターだけにして、エアコンは消して寝た。ぶーちゃん、何度も私の腕枕でじつくり眠ってくれていた。もう少し顔と顔が近づくようにしようと、重たいぶーちゃんのお尻を下からずり上げようとすると「にゃん」と小さく鳴いて抗議する。それも可愛い。平和で安らかなひとときだ。

しかし・・・隣の部屋からは、一晩中凄い物音がしていた。ガソガサッ、ドカッ、バタバタ、ガサガサ、ドカンバタン・・・ああ、何をしているのか目に見えるようだ。実は、昨日から試験的にカワムラ部屋にも新聞紙トイレを1つ作ってみた。5個並んでいるうちの1個を変えてみたのだが・・・。

先ずは予想通りペリーが入って占拠した。テトが新聞紙の切れっ端を触ろうとすると、バシッと押さえつけて触らせない。「それはボクのものだから触るな!」と言ってオモチャを独り占めする子供のようだ。それでも諦めきれないテトは、また隙を見て手を出す。またもペリーは「ダメッ、全部ボクのもの!」と言わんばかりに、新聞紙のテープを全て抱え込む。ケチだなあ・・・しかし、その頃はまだそれでも平和だったのだ。

暫く2階で用事を済ませ、再度1階に下りて行くと、トイレの中にあったはずの大量のテープ状の新聞は全て掻き出されていて外にあり、部屋中に運ばれて皿に細かく引き裂かれていた。「やっぱりね・・・」とこうちゃんと顔を見合わせてしまう。水の容器にも、丁寧に突っ込んであり、水は外に大量にこぼされていた。全てがテトのせいだとは考え難い。オモチャをどこまででも運んで行くのはルスの得意技だし、リマも好んでやるはず。

散らかった新聞紙を一旦全てトイレの中に戻して、ここはあなた達のトイレなんだよ、ベッドでもないし、遊び場ではないのよ・・・と言い聞かせるが、誰も聞いちゃいない。新聞紙トイレは暖かくてフカフカしているから、そりゃあ居心地も良いだろう。だけどももっとふわふわの暖かい柔らかい猫ベッドが、幾つも幾つもあるでしょう?!

私が電気を消してベッドに入ってから、起きる頃まで殆ど絶え間なく、物音は続いていた。その都度、ぶーちゃんがちょっと目を開ける。「大丈夫、何もないよ」というと、おとなしく目を閉じる。ぶーちゃんは良い子だ。それにしても、ただ走り回っている遊び方ではないし、ガサガサと掻き出しているだけではなさそうだ。

誰かが新聞紙をくわえて運んでいれば、それを奪取しようと誰かが追いかけるに決まっている。誰かか背トイレに入っていれば、その場所を奪おうと誰かが飛び込むだろう。この場合の誰かとは、ルス・リマ・テト・ペリーのガキ4匹を指す。長老カワムラと賢いイオは、あまりそういうイタズラをしないはずだ。見ていた訳ではないので断定は出来ないが・・・障子紙も、ちゃんとカワムラも破ってくれていた事だし・・・。



月曜日でもあり、事実上の五十日なので、早めに家を出る。結果、ラボに着いたらまだ8時15分前だった。みーちゃんが直ぐに出て来て、先ずはシーバと缶詰をあげる。みーちゃん、いつも通り、クワハラさんのバイクのタイヤにスリスリしながら(顔が汚れるからやめて欲しいのだが)、擦れた細い高い声で鳴いて催促していた。

車の外気温計は8時少し前で摂氏2度だったから、きっと明け方は0度近くまで下がったのではないかと思う。どこかで寒さを凌いでくれていると信じたい。幸い、手付かずの進入禁止の場所が広がっているので、ある意味では猫にとっては絶好の隠れ場所・棲み家なのだろうが、エアコンまでつけて貰ってぬくぬくしている家猫と比較すると、どうにもいたたまれない。きっとエサやりは、皆そんな気持ちだろう。さりとて、家猫たちの「ぬくぬく」も止められないし・・・。



そして気になっていた黒岩さんだが、ちゃんと鳴きながら出て来てくれた。ぶーちゃんの時は、確かリリース後1日半位出て来なかったと記憶しているが、黒岩さんは大物だ。警戒心ゼロという感じで、ガツガツご飯を食べたが、遠くで自転車が走り抜けたりするだけで、ビクッと顔を上げるところを見ると、あながち警戒心がない訳ではないようだ。それだけ短期間に私達に気を許してくれたと思うと愛しい。

どこかの草むらで寝ていたらしく、尻尾にもお尻にも枯れ葉がたくさん付着していた。取ってあげても、どうせまた腐葉土の中で眠るのだろう。イタチごっこだから取らない。シラミやノミだったら、イタチごっこしてでも取るのだが。

朝も昼も晩も、しっかり出て来て好きなだけ食べ、目をショボショボさせながらねぐらに戻って行った。

毎日、必ずおいでよ。いっぱい食べて元気でいてね。




ぶーちゃん

ボク繊細・・・
そして従順
そして大きい

Jan.26,2004

帰宅すると、ぶーちゃんが下痢していた。

昨日も緩かった。これはストレスだと思うが、レンとタムにらせん菌(カンピロバクター)がいた事は聞いていたので、急遽検便に行く事にした。直ぐに出れば診療時間内に間に合う。え〜い、ついでだ、ルス・リマとカワムラをワクチンに連れて行ってしまえ。

ルスとリマを1つのキャリーに入れ(アイリスオーヤマのトラベルキャリーの大型のものだと、幾らルスリマがデブでも2匹楽々入って方向店寸も軽々出来る)、カワムラは1匹で、ぶーちゃんも勿論1匹で入れて、急いで車に積み込む。カワムラはガーガー喉を鳴らしているだけだったが、あとの3匹は鳴いた鳴いた。

ぶーちゃんはお尻から便を掻き出して調べて貰ったが、特におかしな細菌は発見されず。但し、下痢止めと整腸剤を3日分出されてしまった。ぶーちゃん7キロ。リマ4.8キロ、ルスはリマより若干重たくて5.45キログラム。やっぱりルスはデブなのか。カワムラさんは5.25キロ。4匹合わせて22.5キロか。重たかったはずだ。

2度のワクチンを済ませているぶーちゃん以外は、7種でワクチンを接種し、急いで帰宅。あれだけ泣き叫んでいたくせに、家が近づくと声が小さくなり、積み込む時とは違って降ろす時にはピタッと鳴き止んでいた。家の匂いが解かるのだろうか?それぞれの部屋に連れて行き、キャリーの扉を開けると、いそいそと出て行った。

カワムラとルスリマは何事もなかったかのようにしているが、ぶーちゃんはすっかりいじけてしまった。いじけるとぺしゃんこになったまま動かないぶーちゃん。アンタはワクチン注射もしていないのに、全くもって繊細だねえ・・・。和ダンスの上の猫ベッドに入れて落ち着かせ、また今夜一緒に寝よう。カワムラとも寝てやりたいが、ぶーちゃん部屋が落ち着くまでは辛抱して欲しい。カワムラには、仲良しのルス・リマもいるし、テトも懐いているし、ペリーとイオも一目置いている様子だし、素晴らしいファミリーが形成されているのだから、幾分でも淋しくないでしょ?



しかし疲れた。

その後ご飯の支度を急ぎ、ご飯が炊けるまでの間に更新して、食後は15個のトイレ掃除が終わったら鶴見のエサやりだ。今夜は暖かいので助かるよ。まだ月曜日。異様にハイテンションだなあ・・・。

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ


月別INDEXへ戻る

「猫雑記」INDEXへ戻る

inserted by FC2 system