黒岩さんと
アライさん

Feb.12,2004
2004年2月12日 木曜日
まだ発表は早いと思っていたけれど、もう隠しておくのは無理だ。生来お喋りなのだし、嬉しいニュースなのだから。実は、黒岩さんが家猫になれる事に決まった。野良に置いたまま里親募集はしない主義なのだが、しーちゃんといい黒岩さんといい、理解あるご家庭にそのまま引き取って戴ける強運の持ち主だった。

一昨日、幸太のムツコも、黒岩さんをとても気に掛けてくれている事が解かった。いよいよの時は、私がお迎えに行きます・・・とまで言ってくれた。その気持ちだけで、どれほど嬉しかった事だろう。ムツコも手の掛かる子をたくさん抱えているし、それに彼女もまだこれから足元に救いを求めている子を何匹も保護する事だろう。首尾良く里親さんとのご縁を得られるだけの前向きな気合いがある彼女だが、今黒岩を預けるのは時期的に難しいだろう。こうたんも、目の手術を終えたばかり。ひときわ身体の大きなボス猫タイプの黒岩が行ったら、こうたんはきっとストレスになる。

私は本当はみーちゃんが大好きなのに、みーちゃんは一人で好き勝手にしていたい子で、触られるのも嫌って逃げ回る。ぶーちゃんの時も黒岩の時も、大きなオス猫が近くにいるだけで嫌なのだ。今、ラボでは黒岩がのさばっているものだから、みーちゃんはエサ場にもなかなか近寄れない。いつも私の車の下で気侭に過ごしていたのに、最近では黒岩の姿が見えるだけで落ち着かないらしい。

今日も朝にちょっと顔を覗かせたものの、黒岩が目に入ったらどこかへと姿を消してしまって、夕方ようやく戻って来た。メス猫は弱いから、臆病なんだね、きっと。

そして黒岩さんは、人間が大好きだ。甘えて寄り添い、自分から車にも乗り込んでしまう。連れ帰って欲しいとせがんでいるように思える。雨の中だろうが、人恋しくて出て来てしまって濡れているような子だ。こういう子を引き取って貰えたら、どれだけ私の気持ちは楽になるだろう。そう思って毎日が辛かった。そんな時、「カワグチさんの気になる子を引き取りますよ」と声を掛けて戴けたのだ。

明日の帰り際に保護してキャリーに入れ、家に一晩置く予定だ。しーちゃんの時と同じようにして、一晩は家で過ごさせたい。そして身体を拭いてやり、爪を切ってあげたい。翌日の土曜日に病院に連れ込み、去勢済の証しのピアスをはずして貰い、再度ノミ駆除と検便と駆虫をし(血液検査は済んでいる)、一晩入院させて貰いたいと思っている。

日曜日には、新しい家族が病院まで迎えに来てくれる事になった。その里親さんは既に私の募集で2匹の大人猫を里子に迎えて下さっている方だし、猫への接し方といい物の考え方といい、私とかなり相通ずるものがある。息子さんはカワムラのファンで、ドラ猫タイプがお好き。きっと黒岩さんを気に入ってくれるだろうと思う。

アライさんと「あと2日だね・・・」と言って、今日もたくさん抱っこして撫でてブラッシングした。まだ風邪気味なので、朝は錠剤のインターフェロンも飲ませた。目やにを丁寧に拭き取り、たくさん話し掛けた。良かったね、黒岩さん。詳しい事は、また後日報告したい。

今日は、アインがまた具合悪くなっているので、これでPCの作業はおしまい。必死で叫んでいたのは、一緒に居て欲しいと訴えているのだと思う。仕事なんか休みたいが、明日は原稿をつくばへ送らなければならない締め切りだ。早目に帰れるよう頑張ろう。こうちゃんが一日中、見ていてくれるけどねやっぱりママにも居て欲しいんだよね。

黒岩さん

どアップ
撫で撫で

アインが目を開いた時に、いつもつ私の顔が傍にあるようにと、私はアインの寝ているケージの前の床で寝る。ケージに閉じ込めている訳ではない。ケージの中の猫ベッドが今は一番落ち着くらしいから、やはりそこを暖かく保って寝かせておくのだ。湯たんぽの様子も出来た。パネルヒーターも丁度良い温度に温まっている。加湿器の水も補充した。さあ、ママと寝ようか、アインちゃん。

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