カワムラさん

オレも忘れるな〜!

Feb. 16, 2004
2004年2月16日 月曜日
有り難い事に昨夜のうちから、里親さんはたくさん黒岩さんの写真を送って下さっていた。ご家族全員に、アメ汰とどっちが大きい顔だろう?と喜んで戴いていた様子も、昨日のうちに電話で伺っていた。新しい名前は息子さんが「魔人ブウ」と付けてくれたのだが、やはりそれでは可哀想だと言う事になり、今夜「ニャジラ」と改名。ゴジラのような猫・・・という意味だったら、それはピッタリだ。「魔人ブウ」も捨て難いユニークさだが、病院で呼ばれると恥ずかしいかも知れないと、お母さんは言っていた。そうだね、私も今日何度も「魔人ブウ」と反芻して、凄い名前だと感心していた。

何通か戴いたメールの、ほんの一部をご紹介しよう。嬉しくてじっとしていられない。

今日のニャジラは朝五時半に起き
ごはんを食べ子供達と遊んでいました。

コタツがお気に入りの様で殆どコタツの中で寝ています。

次男はニャジラの可愛さに
今日は保育園休むと言い出し大泣きしてしまいました。

今はコタツから顔を出し水戸黄門を見ています。。。シブイ

ニャジラの行動を見ていると以前は飼われていた猫の様に思えますね。

流石、年寄り猫だけあって「水戸黄門」を見ているとは・・・。信じられない事なのだが、もう他の猫たちの中にもすんなり溶け込んでいるようだ。あれだけボス猫として他の猫を追い散らしていたのに・・・一体どうなっているのだろう?お家に入れて、やっと安心出来たんだね、きっと。そして里親さんご一家の大らかで優しい人柄が起こす、これはマジックなのかも知れない。どんな猫にも飼い主の愛情と時間の経過が奇跡を起こしてくれると信じているけれど、こんなに早く先住猫たちにも受け入れられて、そして黒岩さんも落ち着いているのは、やはり驚きの事実なのだ。

では、写真の一部をご披露したいと思う。
新しいおうちに到着した直後の
黒岩さん
新しいベッドで安心して眠る
寝顔はとっても可愛いね
お兄ちゃん、何食べてるの?
オレ、食べるの大好き!
オレって「魔人ブウ」になったの?
ちっちゃいお兄ちゃんが、
オレに「魔人ブウ」と付けたんだよね
年寄りだから、コタツの中が大好きさ。
時代劇も好きだけどな。
先輩の敦也と仲良くコタツの中
もうみんなと食事も一緒だよ!
新しい名前は「ニャジラ」だぞ。

それにしてもアメ汰はデカイ!!
アメ汰はいつも
お兄ちゃんと寝ているよ!

私は恵まれている。こんなにラッキーで良いのだろうか?しーちゃんといい黒岩さんといい、里親募集もしないで家猫にして戴けた。どれほど多くの人たちのご厚意に支えられているか、改めて感じる。

里親さんからは、用意したキャリーをお返し戴いたばかりか(全く同じアイリスオーヤマのトラベルキャリーを、ニャジラの為にご用意下さってたらしい)、アインの為に可愛いピンクのベッドをプレゼントして戴いてしまった。息子さんお二人の名前で、「アインちゃん、早く元気になってね」というメッセージが袋に書かれているのに気づいて、胸が詰まった。有り難うございます。

動物病院に寄った時、SOSの猫たちの写真も撮って来た。虐待されて頭部の怪我と股関節骨折の手術を受けた年寄り猫の「デブトラ」と、交通事故に遭い前足を失った「ちびぷう」・・・どちらも大田区の保護猫だ。先日もここで書いたけれど、大田区では事故も虐待も多発している。それだけ外で暮らすのは厳しい地域だという事だ。

どちらも人懐こい猫たちだ。どうか家族として迎えて戴けるよう、皆さんに宜しくお願いします。どちらも室内での生活に全く支障はない。マルコとカワムラさんを見るようだった。実物のあまりのいじらしさを見てしまうと、うちに引き取ってあげたい位だが、残念ながらそれは無理なのだ。心を鬼にして、私は15匹の幸せを築く為に頑張る。今ですら、キャパシティを超えているのを感じる。近頃はアインにかかりきりなので、カワムラ部屋とぶーちゃん部屋に居られる時間が少なく、あの子たち9匹には申し訳ないのだから。でも順番だよ、みんな。

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