アイン

今日はご機嫌

Mar. 3, 2004

2004年3月3日 水曜日

桃の節句だと言うのに、寒い日だった。夕方ラボでエサやりしていた時には、木陰のストッカーに入れてある缶詰が冷えきっていた。私たちが鍋焼きうどんを食べると身体の芯から温まるように、暖かいご飯を食べさせてやりたいと思うのは人間の短慮か。ジーコなどは、チンしたササミを裂いてやっていると待ちきれなくて結構熱いのを食べるので、「猫舌」というのはあまりアテにならないと思ったりもする。むしろ冷たい食べ物の場合、匂いが立たないので食べないようだ。いずれも程度の問題だが。

職場では、今日も色々と感慨深い事があった。取り立てて書き記すのもウンザリする。キイワードは「例の電話」「臭い」「子供のこだわり」。目が疲れて吐き気がしたので、定時で上がる事にした。

帰宅してぶーちゃん部屋に挨拶に入ると、何となくウンチ臭い。誰かがトイレをしたのかと思いつつ、ぶーちゃんの頭や腹にキスしていたのだが、匂いの元はぶーちゃんの身体らしい。ふと尻尾を持ち上げて見ると、ウンチがべったりこびりついていた。ティッシュで拭おうとしたが、かなり乾いて固まっている部分が多い。しかも少量ではない。これはお尻だけでも洗わないと駄目そうだ。

抱っこして風呂場に連れて行くと、とても怖がって鳴いた。下に降ろして洗うのは可哀想だ。私もそのままシャワーを浴びる段取りにして上着とGパンを脱ぎ、Tシャツくらいは濡れても良い覚悟で膝に抱いたままお尻を洗った。腕だけで抱いていられる程ぶーちゃんは軽くないし、兎に角体積が凄い。

ウンコの塊は2つ。それを丁寧に取り去り、周囲に熱めの湯を何度も手で掛けてやる。ハサミで肛門の周囲の毛を少しカットしてみたが、一度に時間をかけて色々とやるのは可哀想なので、早々とお終いにする。

熱い湯ですすいで良く絞ったタオルで、こすらず押さえるようにして水分を取ってやる。乾いたタオルでゴシゴシするより、本人が嫌がらないし冷えないだろう。こうちゃんが抱いて浴室の外の扉を開けると、カワムラさんとペリーとルスがわらわらと入って来ようとしていた。テトも遅れ馳せながら駆けつけるところであった。駆けつけなくても宜しい!

ドライヤーを使うとまたストレスだろうから、今度は乾いたふかふかのタオルをベッドに入れて、そこで休んで戴く事にした。既にぶーちゃん部屋は午後からエアコンと2箇所のホットカーペットでかなり暖まっている。部屋が暖かい上、濡れたのはお尻だけだし、蒸しタオルでもかなり水分は取れたので、多分これだけで大丈夫。

そのまま私もシャワーを浴びてしまい、ヘトヘトになって2階へと上がると、待ちきれないかのようにジャムとゴマが鳴いて出迎える。アインとジーコはベッドの上、マルコは自発的に3階建てケージの中に入っていた。アインは今夜は目もさっぱりと開いているし、撫でるとゴロゴロと盛大に音を出す。頑張れ頑張れ、あと少しで春になるよ。

今夜は兎に角疲れてしまって、ご飯を作る気力すらなかった。ひもかわうどんを茹で、卵を落として葱を入れた煮込みにする。菜花のお浸しとお雛さまのカマボコも戴く。いずれも美味しい。


今夜だけは、ぶーちゃんと寝ようかと思う。きっと、とても嫌だっただろうね、お尻をさんざん触られて。雪が降るかもしれないという予報なので、早めに鶴見のエサやりに行って来てしまおう。そして寝る。寝るのが一番。

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