アイン

強制給餌中

Mar. 12, 2004

2004年3月12日 金曜日

数日前から始めた「チューブダイエット(キドナ)」の強制給餌は、アインにはとても合ったようだ。先ず吐かなくなった。そして下血も血便も止まった。そしてアイン自身に力が少し戻ったような気がする。

一時は正直なところ、もう駄目かと思った。泣きながら抱いていた夜もあった。顔は青黒くなり、目を開く事も殆どなかった。呼吸は速く、浅かった。しかし諦めずに2時間おきに、シリンジに1杯、次第に2杯、強制的に与え続けていたら、奇跡的に回復してきた。目覚めると鳴いて知らせる。驚くばかりだ。

腎臓が元通りになる事はない。でも食べるもので悪化と症状を緩和出来る事があるのだ。確かに高価だけれど、効果があると実感する。ずっとこれを続けて行こう。月にアインのフードだけで3万円かかる事になる。それでも生きてくれれば安い。こういう時の為の蓄えだ。どんどん遣ってやるさ。

多少症状がマシなジーコにも同様に与えているが、ジーコはまだ自発的に他のフードも食べる。様子を見ながら、段階的に全て切り替えれば良いだろう。

ミュウとチューブダイエットとお守りとサプリメントと色んな方の励ましがアインを守ってくれたと思うが、それにしてもアイン自身が相当に生命力の強い子なのだろうとも思う。心筋症のあの酷い発作からも生き延びてくれたし、先日の大量の下血も乗り越えた。あと10年でも生きて欲しい。幸せな気持ちで生きて貰えるよう、私達は喜んで努力するつもりだ。

よこちんの家のまやちゃんが妊娠している事が判り、とても心配したけれど、明日堕胎も含めて避妊をする運びとなった。飼い主としてはとても辛いだろうが、その決断に於いてどうか自分を責めないで欲しい。その事を苦しみ続けるより、5匹の幸せを考えていてあげればそれで良いのだから。

誰もが無知なうちは、繁殖制限には気後れするものがある。しかし家のない子たちの存在を知ってしまうと、とても産ませられない。生まれて来た子を里子に出して確実に繁殖制限して行く事は、意外と難しいのだ。飼えない猫を産ませては駄目だ。

改めて多くの方に知って戴きたい。メスは4〜6ヶ月で発情がきてしまう事が多く、その月齢か体重3キロ前後を目安に避妊手術を済ませておかないと、発情の衝動で脱走するケースもあり、そういう脱走の場合には短時間でも必ず妊娠してしまうと思った方が良い。そして保護出来た時には、その足で獣医に直行して欲しい。その時点から直ちに避妊をしないと、2ヶ月後には仔猫が生まれる。うちの子に限って・・・という認識は甘い。

里親募集にも、外に出てしまい2ヶ月後に出産してしまいました・・・という暢気なものがたまにあるけれど、その育児中(授乳中)にもまた発情するのだという事もしっかり覚えておいて欲しい。先の仔猫がまだ生後3ヶ月でも、次の兄妹が生まれるケースなど珍しくないのだから。

今回、よこちんを支えてくれてたムッちゃん、じぇりちゃんにも感謝します。私も安心しました。よこちんパパ、みんな応援しているから、子供達の為に頑張れよ。

と同時に、まだ間に合うから、飼い猫の避妊をしていない人たちは直ぐに手術の予約をして戴きたい。僅かな金を惜しんで、無責任な事をしないで済むよう。

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