リマ Mar. 27, 2004

2004年3月27日 土曜日
夜明け前から大洗濯。洗濯は毎日するから全く溜まってはいないのだけれど、私達のベッドでシッコした奴がいる。実は一昨日にも何となく臭いと思って、その時にはベッドカバーと毛布１枚を洗って、それで終わったと思っていたのだ。その後にも同じ場所でしたようだ。今回は枕と綿シーツ、綿シーツの下に敷いた買ったばかりのムートン調シーツがやられた。更にその下には洗えるベッドバッドと、もうひとつ下にマルチカバー、その下はムートンのシーツ、その下には除湿シートと羽毛敷き布団が敷いてある。

そんなに色々敷いているのかと驚かれるだろうが、ベッドの使い易い高さを調整する為と、仕舞い込む場所がない為に、これまで良かれと思って買い込んだものを総出で使っているのだ。捨てろって？捨てないよ。全部、役割を果たしてくれているんだ。そして全部が被害に遭う事はまず無い。上の方の２枚ほどで吸いきってくれるから。

シッコ犯人は判っている。シッコと言えばお馴染みの、お利口ゴマちゃんである。2000年の日記には、毎日のようにゴマのシッコの事が書かれているはずだ。しばらくしなていいと思って安心いたが、このところゴマが苛々しているのは気づいていた。私達がアインに掛かりきりだから、おそらく嫉妬しているのだと思う。そしてアインがいつも寝る位置に、自分のマーキングをしたのだろう。かつてのシッコも、同じようなパターンだった。アインの寝る位置・・・それがゴマのシッコ意欲を刺激するらしい。

しかしかつての日々の経験が、我が家の寝具は全て洗えるものに替えさせてくれた。敷物は、ムートンシーツから上は、全て洗濯機で洗える。洗濯機だって、買い替えの時にダブルのマイヤー毛布も洗えるという大きさに変えたのだ。

ムートンのシーツは本当はシーツではなく、ムートンのカーペットなのだが、ムートンを毟り取る奴ん゛いるので、とても床には敷けない。試しにダブルベッドに敷いてみたら、これが凄く按配が良かった。シーツとして売っているものよりも、毛質も柔らかくて滑らかだ。カーペットなので大きくてベッドの両脇に垂れるが、その部分はカバーで覆っているので毟られずに済んでいる。

私にとっては高かったのだが、こうちゃんがまだボーナスが出る職業だった頃に買った。そして私は、寝具やタオルといったリネン類が異常に好きなのだ。もう買ってはいけないと、家庭内で禁止令が出るほど、次々と買い溜めした時代があった。それが今、たとえ毎日シッコされて洗い、それが直ぐには乾かなかったとしても不自由がない位、洗い替えとして役立ってくれている。どうだ、先見の明があっただろう。しかし場所塞ぎだが。

そういう訳で、早朝から更新しながら大洗濯をして、ついでに押し入れの整理をした。終わったら午前８時。４時間も掛かったのか。道理で疲れたはずだ。寝直したかったが、今日は出掛ける用事が続いている。先ずはエサやりに行き、戻ったら１０時半。１１時にはタマちん鈴木とぴょんちゃんがうちの前まで来て、２台の車で出掛ける。目的地は近場の鰻屋。安くて美味しい店を発見したので、都合の合う数人で行く事にしたのだった。立派な刺身の盛り合わせと天麩羅、そしてうな重を食べる。いずれも美味しい。盆と正月が一遍に来たような贅沢。でも安い。

ぴょんちゃんはそのまま仕事へ行き、残りのメンツはお茶を飲んで解散した。

ミュウ 僕だって会いたい Mar. 27, 2004

ネットで注文しておいた、先の長いシリンジが届いた。毎日１２回、１回につき４回使うので、次々とポンプの先のゴムが劣化して押し難くなる。だから大量に購入した。『猫との生活の手引き』の投薬や強制給餌についてのページで、参考写真として載せた。

そこで給餌方法の写真も載せたのだが、モデルのアインはとても可愛い顔に写っている。一時は正直言って、写真が撮れるような顔ではなかった。目や口の周りが黒くやけてしまい、目も虚ろ、そして顔の色そのものが青黒かった。でも、あの写真の頃には、目はキラキラと輝きを取り戻し、愛らしいアインが復活している。食べる事は、生きる事だ。

朝にはおプリ様のところの２０歳のチムニーが、そしてたった今、よこちんのところのまやちゃんが天に召された。どちらも、飼い主に精一杯の手当てをして貰い、飼い主に悔いが残らないところまで頑張らせてくれるまでは奇跡的に生きたと思う。私もずっと経緯を見守ってきた子たちだけに、とても辛い。

どの子も何故、こんなに飼い主の心を汲んで頑張るのだろう。飼い主を本当に愛しているんだろうな。飼い主から愛されている事を解かっているだけに。今はその冥福を祈り、飼い主たちの心の痛みをほんの少しだけ共有する。猫の死は、どうしてこんなに悲しいのだろう。人が死んでもこんなに悲しくないのに。

ミュウちゃん、会いたいよ。凄く。