ルス

丸くて柔らかい

Jun. 10, 2004

2004年6月10日 木曜日

ここの地域では、可燃ゴミの回収は火・木・土の週3回だ。川崎市は月曜から金曜まで毎日ゴミ収集があるのが、どうしても羨ましくて仕方ない。そうは言っても、地方の人に「横浜市は週3回もあるんですか?」と言われると申し訳ないのだが・・・。

新聞紙トイレは2つだけだと言うのに大量のゴミが出る。私もこうちゃんも粘着質で、トイレにしている衣装ケースに裂いた新聞紙を大量に入れているせいだろう。ぶーちゃんとタムの2匹しか新聞紙トイレを使わないので、大きなトイレ2個の全取り替えはゴミの日の前夜だけだ。あとは汚れた部分だけ除いて、また裂いて補充するだけ。月・水・金の深夜に、最初から作り直しをすれば充分なのだ。

今では、1個のトイレに朝刊5日分は裂いて入れている。下の方にはギュウギュウに固めて入れ、上の方はフワッとさせる。70リットルのゴミ袋が2つのトイレから出たゴミで一杯になる。近々可燃ゴミも有料化されるらしいので、今から頭が痛い。しかしゴミを持って行ってくれるというのは有り難い事だとも思うから仕方ないか。

可燃ゴミが無料で出せるうちに、兎に角姑の残したゴミを捨てなければならない。今日も夕飯の前に、こうちゃんと二人で汗だくになってゴミをまとめた。キッチンの戸棚の一つを空けるのに、70リットルのゴミ袋が8つ必要だった。ゴミだけを入れる訳にはいかないので、どうしても嵩が増える。

と言うのも、捨てるべき洋服で包んで中が見えないようにしないと、カラスが袋を破ってゴミを散乱させるのだ。それで新聞紙や捨てボロ布などで、袋の内側をすっかり目隠ししてゴミを出すようにと町会からお達しがあったのだ。何の為の半透明のゴミ袋だ?

まだ手付かずのままだったキッチンの古い戸棚を開けると、大きな缶に入れられた様々な乾物には小さな虫の死骸が一杯だった。乾麺などを長く保管していると、何時の間にかわいて出る小さな丸い虫だ。封を切っていないパスタにもこの虫はわいていた。つまり虫たちは中味を食べたい一心で、ビニール袋などは食い破って入るのだろう。天晴れなヤツらだ。

先日、コップだけで100個近くあったと書いたが、今日はプラスチックの胡麻擂りマシンだけでも3個あったので驚いた。いや、驚いていてはいけない。3個で済んでめっけもんだっただろう。どうして1個あるのに買うか。買ってもいいから、前の分は捨てろ。しかし保管場所には事欠かなかっただろうから(広いのだ、この家は)、捨てるという事を一切しない女だったのだな、姑は。

こうして見ると、歳をとってからは兎も角、とうの昔に仕舞いこんだものですら整理整頓も出来ていない感じだな。ある日、何の脈絡もなく「今時の若い奥さんて、スーパーのお惣菜を買って来てパックのまま食卓に出すそうだわね」等と、この私に向かって言った事があったが(私は食器大尽なんだよ!)、偉そうな事を言う割に自分は結構だらしなかかったじゃん。普段使いのものも含め食器はみんな洗い方が足りず黒く薄汚れていたし、布巾は全て油じみていた。つまりアレだな・・・息子の嫁は何とかして貶めたいのだろうな。

お生憎さま、私はね、鬼婆のように厳しい母親に躾られ、鍛えられて育ったんだよ。食べ終わった食器は重ねちゃ駄目、糸尻に油が付くでしょ。洗い桶には浸さないのよ、コップみたいな透明なものは特にね。あ、食卓から手ぶらで立たないの。水切りカゴに置きっ放しにしないの、また使うからと言って。食器棚に戻す時は、元々入れてあった場所に戻さなくちゃ駄目、置き場所は意味があるんだから・・・と、子供の私や妹に向かって、それはそれはうるさいうるさい母親だったのだ。

お陰で今では、こうちゃんにそれを仕込んだものだから、「ああっカズエちゃん、お皿重ねちゃ駄目じゃないか」と叱られる。いけねっ、ついうっかり。

それにしても可愛いげのない婆さんだったな。こっちは折角同居したのだから仲良くしようと思って色々と話し掛けたけれど、返事が憎たらしい事と言ったらなかったな。凄い雷雨で、ゴロゴロ言っていたかと思ったら「ドーン」と大きな音がしたので「あ、落ちましたね」と言ったら「あんな程度では落ちないわよ」と言い張る。

一緒に出掛ける時には、年寄りはいつまでも靴を履くのに手間取っているから、私は庭の草なんかむしって待つのだが、蟻の巣の周辺に小さな小さな土の粒が一杯あるので「蟻の糞を巣から運び出して綺麗にしているんでしょうね」と言うと「あら、どうして解かる?」と世にも憎憎しい口調で言う。「あらホントね・・・」で済ませろよ。

家の外壁の補修をした時、業者が資材を全て運んで来てから、何日も置きっ放しで作業が開始されなかった事があり、道端に置いているのは心配ですね、かつて私の実家で家を建てた時、アルミサッシが全て1晩で盗まれたんだすよ・・・と話したら、「それは田舎だからでしょ」と鼻でせせら笑った。テメーこのヤロー、群馬とは言っても日吉みたいな田舎とは違うぞ。でも黙って笑って済ませた。何を言っても噛み合わない年寄り相手に、本気になっても仕方ないと学習したから。

しかし、そういった瑣末な出来事を、姑の残したゴミをまとめていると次から次へと思い出し、ただでさえ「こんなゴミばっかり残しやがって、新しい物だとか使い物になる物は全てどこぞへ運んで行ったくせに」と毎回ムカムカするのに、ますます不愉快になってしまう。

次回は日曜の晩にしよう。あと20回位頑張れば、きっと押し入れや戸棚の残りのゴミが片付くだろう。まったくゴミ屋敷だったんだな、今まで。可燃ゴミとは言っても、プラスチックや金属、ガラスビンが多くて、横浜のゴミ焼却炉だから燃やせるらしいが、都内だったら全部分別しなくちゃならないところだった。横浜も、食べ物や飲み物が入っていたビンや缶は資源ごみとして回収してくれるようになったけどね。
テト

偽ママより大きい

Jun. 10, 2004

テトは大きくなった。まだ推定生後10ヶ月なので、もっと大きく育つだろう。格子越しにレンと猫パンチし合って遊んでいる。ぶーちゃんに舐められて顔の毛がすっかり短くなったレンは、テトより顔はずっと小さく、そして身体はでっぷりしている。リマとも仲良しだし、レンは誰とでも仲良くやれそうだ。

タンポポ茶を猫には日に30cc飲ませるよう説明書に書いてあるので、シリンジで5ccずつ2度飲ませる事を、日に3回繰り返している。アインもジーコも、嫌がらずに飲んでくれる。そしてオシッコの量が増えた。今まで殆ど水を飲まないでいたので(強制給餌のチューブダイエット・キドナがミルクのようなものだから、ぬるま湯で薄める度合いにもよるが、水分は充分に足りているはずだ)、新たに飲ませている水分だけでも尿の量が増えて然るべきなのだが。

私の方は、まだ劇的に変化はないけれど、今朝もちゃんとオシッコが出た。「ちゃんと出た」というところがミソだ。いつもだと、オシッコが真下に落ちる。つまり量と勢いがない訳だ。それが久し振りで前方に向かって放物線を描いた。これなら立ちションペンでも出来るぞ。出来ないか・・・。

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