ジャム
相変わらずアザラシ
Jun. 12, 2004 |
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2004年6月12日 土曜日
遂に今年も仔猫の募集がラッシュだ。どの子も可愛い。しかし大人猫の良さも、是非アピールしてやりたい。仔猫のうちから飼わなければ馴れない・・・というのは大嘘だ。そんなものは、本当に猫を大切にしている人間の言う事ではない。単なる手抜きとご都合主義の産物であるという事を、私達は痛感している。
仔猫だって保護したての頃は威嚇が激しい子もいるし、大人猫でもきちんと避妊して暫くすれば、どんどん信頼してくれてやがてはゴロにゃん猫になるケースが多い。「やっぱり仔猫でないと馴れない」なんて、どこから聞きかじってきたのか、そんな戯けた事を言う連中がまだたくさんいるのが残念だ。
うちのカワムラやぶーちゃん、モアを見よ。あの子たちは何歳かも判らず、餌場から保護して来た猫たちだが、素晴らしい適応力を見せて、うちで生まれた子のような顔をしている。
イオやレン・タムだって大人になってから里子に迎えた。ペリーやゴマが家に来たのは生後半年ほどだったが、いわゆる仔猫じゃなくてもちゃんと馴れた。焦らず、追い詰めず、常に穏やかに接し、そして愛を語り続けていれば気持ちは通じるものだ。
ペリーなんて凄い噛み猫だったのが、イオとの共同生活の賜物ですっかり落ち着いた。我が家では、大人で迎えた子たちには問題は皆無だ。それはカワムラさんの人徳(人じゃないってば)のお陰もあるし、私達も猫を迎えるという事に慣れて、どっしりと構えていられたせいもあると思う。
問題なのは、我が儘に育て過ぎたマルコとジャムだよ。この子たちは我が家にまだ頭数が少ない頃に迎え、そして人様の保護した子だけについついべったり可愛がり甘やかし過ぎてしまった。私達が構い過ぎ、それぞれが当時では大人猫たちの中にたった一人の仔猫として末っ子気分をたっぷり味わってしまったせいか、自分こそが一番可愛い末っ子であるという主張をいまだにやめられない。
それはジーコも同様だ。10年近くも末っ子の座をキープしていただけに、弱虫ではあるがとてつもなく我が儘なのも事実だ。これをやりたいと思えばどんな障害にも負けず初志貫徹するし、腎不全でチューブダイエットの強制給餌をしている身でありながら、私がキッチンに立てば今までの習慣で、「なになに、何作るの?ハム頂戴、お肉頂戴」とうるさい。
ばか者、そんなものを食べてどうするのだ。あなたはもう、チューブダイエットのキドナとタンポポ茶だけで良いのよ。可哀想だけど、療法食だろうが鶏肉だろうが、キドナ以外のものを食べては吐くという繰り返しで、これ以上衰弱させる訳にはいかないんだよ。
今日は夕方に、坂さんご夫婦がいらした。裏の公園の緑を見て戴いたら、すっかり蚊に刺されてしまった。私と坂さんの奥様は、体質が似ているらしい。きっと血も美味しいのだろう。
滅多にお会い出来ないので(思えば去年の今頃以来だ、イルが居た頃だったから・・・)、動物病院に行くのを明日に延期して、4人で鰻を食べに行ってしまった。ごめんよ、キンタロウ。明日は会いに行くからね。
マルコ
相変わらずブタベロ
Jun. 12, 2004 |
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