モニカ(仮名)

里親募集

Jun. 27, 2004

2004年6月27日 日曜日

昨日、新しいうちに連れ戻られた3匹・・・大阪の子になった金団、大磯で預かられることになったライオン君、そして板橋で預かって貰う事になった茶トラ(『キャスター』と仮の名前を戴いた)は、それぞれ初日からご飯を食べ、丸一日のうちには時を前後してウンコもシッコも出来たと報告を戴く。素晴らしい。それぞれ人間側の肝が据わっているせいか、猫たちがリラックス出来ているのだろう。

その中でもライオン君に関しては、既におまんちゃんに保護主さんの代理で募集をかけて貰っていた猫だったのだが、保護主さんのお宅ではこれ以上置いておく事は難しい状況になっていた。それで里親さんが見つかるまでは預かる覚悟で連れ帰ってくれたタマちん鈴木さんに、代理人を変更させて戴いた。昨日、現場で突然決めた事ゆえ、報告が後回しになって申し訳なかった。

おまんちゃん、何度も保護主さんの家に写真を撮りに行ってくれたり、八郎君を保護主ゴトウさんの家から引き引き取って最期を見送ってくれたりと、丁寧で愛情深い対応を有り難う。これからもまだまだおまんちゃんの協力がないと、ゴトウさんたちのエリアの大田区の保護猫は良いご縁に恵まれて里子に行く事は難しいだろうから、引き続き宜しくお願いします。あの危険地帯からは、みんなで協力して不幸な野良猫を減らさないと・・・。

というような事を午前中におまん様とは電話で話したのだが、頭脳明晰な彼女は、私が何を言おうとしているのかは先刻ご承知であり、言葉は必要なかったようだ。彼女に大田区の年配ボランティアさんたちのサポートをお願いするようになって、今まで里親募集出来なかった人達にも募集の道が開けた事が有り難い。しかしあと一つ、保護主側に気迫が足りない。どうしてなのだろう。おまんちゃんも頭を抱えてしまうのが解かる。

その大田区では若い世代の桃尻さん・セキネさん・コウさんたちがチームワーク良く協力し合って、捕獲も保護もパトロールもしている。頼もしい。中年以降のボランティアさんたちも、是非彼女たちを見習うべきだ。人をあてにしないで、自分に出来る事を自分で考えて行動に移す若者たちを。若者ったって、30代だけどね。ま、便利な表現だから「若者」としておこうね。

昨日、動物病院で撮影してきた仔猫たちの里親募集も開始した。この近所の農民が安楽死させようとして(事実、他にも産まれた6匹の仔猫は、余所の病院で安楽死させたのだが)、マツモト先生に助けられた猫たちだ。昨日居合わせた人達は見て知っているが、とても綺麗な姉妹仔猫だ。こうちゃんが名前を考えた。「ベベ」と「ロロ」と「モニカ」である。「ベベ」はブリジット・バルドー、「ロロ」はジーナ・ロロプリジータ、そして「モニカ」はモニカ・ヴィッティから拝借した。全て古くて申し訳ない。こうちゃんは若者ではないので、仕方ないのだ。

そもそも一番若いブリジット・バルドーですら、1934年生まれの70歳である。しかしデビュー当時は可愛かった。私ですら若い頃は可愛かったのだ(と言っておこう)。

さて貴女はどの子がお好みだろう?私は「イル」と「マルコ」似の「モニカ」が好きだな。是非、こんな可愛い仔猫を姉妹で貰って戴きたいと願っている。その方が、飼い主も先住猫も楽だから。そして姉妹で仲良くしている姿を見られるのは至福だから。

でも「ベベ」には単独で早速お問い合わせが来ている。金曜日にお見合いの予定だ。流石勝手に「長女」と決めた「ベベ」だ。その『素直な悪女』の魅力で、自らご縁を呼び寄せたようだ。但し殿方ではなく、若いお嬢さんだが。

昨夜は美味しい湯葉豆腐を奴で食べ、今夜は美味しい一口餃子を『新選組』を観ながら食べた。利尿作用があるからと、あまり好きではない胡瓜を毎日食べてみている。生活クラブ生協のマヨネーズが美味しいので、胡瓜のスティックにそれを付けて食べるが、胡瓜自体はあまり美味しいとは思えない。むしろ横須賀の美味しいインゲンのバター炒めの方がずっと美味しい。瓜科の食べ物は、あまり好きではないみたいだ。ミヨコは好きだな、ウリ科が。あいつは河童が人間に化けているに違いない。

食べる事と、それを共に楽しむ家族を大切に日々暮らしたい。時間に追われ、昨日何を食べたのかも思い出せないような生活はもう厭だ。みーちゃんやぶーちゃんとも、日に何度も接して居たい。鳴いて抱き付いて来るリマを、ほんの少しの時間で降ろしたくない。残りの犬歯も抜けそうなカワムラさんと添い寝してやりたい。甘えてむずがるジャムやゴマに、もうたくさん・・・と思わせる位にスキンシップしてやりたい。名前はいちいち挙げずとも、他の大切な子たちとの時間がもっと欲しい。

ライオン君

里親募集

Jun. 27, 2004

ライオン君、腹の毛がクルクルとウェーブがかかっていてゴージャス。ラッキーストライクを差し出す私を熱い眼差しで見つめている。誘惑しないで、デカ猫好きの私を。うちはもう臨界点を超えたんだよ。

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