ジーコ 弱虫で我が儘 Jul.  3, 2004

2004年7月3日　土曜日
朝８時前から、ブドウ棚の増築で職人さんが来ていた。庭は蒲萄の木の周りだけを除いてコンクリートで固めてあるので、新たに棚の支柱を建てる為にはコンクリートを壊していた。大仕事だな。費用も割り増しだな。古い方の棚も、来年までには棚を組んでいる竹を替えないと駄目だと言われた。今だったらまだ竹が腐りきっていないので、端から引き抜いて、そこからまた挿し込めるのでメインテナンスが簡単だと言う。な〜んだ、竹も腐るのか。永遠のものなど無いのだな。

かつてまだ我が家の車がワゴンではなかった頃、車のキイをバッグに入れ、そのバッグをトランクに入れて閉めてしまった。車も動かせない、家の鍵も一緒だ。仕方なく車のスペアキイが置いてある自宅までは歩いて戻り（１時間位歩いたかな）、２階の窓が一箇所施錠していなかったので（今はちゃんと施錠しているが）、そこから入ろうと試みた。

梯子をガレージから出してみたが、屋根までは届かない。やっとブドウ棚に届いたので、梯子を上り、ブドウ棚の上を恐る恐る這って屋根に上がった。そして無事に家の中に入れ、車のスペアキイを持って現場へと戻った。

あれから８年は経過した。今ではもう棚に乗ったが最後、コンクリートの庭に落ちて救急車に乗るハメになるだろう。しかしワゴンでは、ハッチのドアを閉めただけではロックされないのであんな事はもう無いはずだが。

本日、ライオン君は無事に里子に行けた。おめでとう、ライオン君。ゴージャスな毛皮を着て、堂々たる落ち着きぶりを早速里親さんのお宅で見せてくれたみたいだね。この１週間預かってケアしてくれていた鈴木さんがライオン君のお届けの帰りに、立ち寄って色々と報告してくれた。三人で遅いお昼を食べ、労をねぎらった。

戻りが遅かっただろうに、鈴木さんは早速写真付きで報告もしてくれた。彼女はガッツがある。私にとっても見習うべきところがたくさんある。こういう風なエネルギーの発揮し方、使い方は素晴らしい。鈴木さんは長身でスタイルが良く、身のこなしも溌剌、声もデカい。これは見習おうにも見習えない。私は途中でしんどくて横にならせて貰うという体たらく。ごめんね、鈴木さん。

『コンビニ敬語』という言い方を、ＮＨＫの番組『日本語なるほど塾』の再放送で知った。「こちらでよろしかったでしょうか」とか「千円からお預かりします」など、主にコンビニエンスストアやファミリーレストランで使われるちょっとおかしな言い方の事だ。私も毎度、「千円からお預かりします」ではなくて「千円お預かり」だろう・・・とツッコミを入れたい気持ちでいたが、使っている人も聞いた人もあまり違和感を持たないようだ。どこが間違っているのかも解からない人が多いのには驚く。

「おつりの方、５０円になります」「ミックスピザになります」も嫌だ。折角敬語を使う心積もりがあってマニュアル化しているのなら、どうして正しく教えないのだろう。「５０円でございます」「ミックスピザでございます」と言うのに、何が障壁になるのだろう？「ございます」では若者には語感が悪いのだろうか。

「ら」抜き言葉（「食べれる」「見れる」等）も耳障りで文法的にも間違いだが、言葉という文化は圧倒的多数の人間が使うようになれば、それが主流となりやがては文法も変わるのかも知れない。ハンバーガーショップのカウンタで「お召し上がりですか？」と訊かれて「もちろん食べる為に買うんです！」等と意地の悪い事を言っていては、どんどん頭の固い説教ババアになるばかりかも知れない。でもたまには言いたい、「あ、いや・・・飾っておく為に買うんです」

熱が下がっている時に、少し頑張って更新をする。日記も書く。ご相談メールの返信も出来るだけする。