ぶーちゃん

優しい表情

Jul. 28, 2004

2004年7月28日 水曜日

生活クラブ生協の配達の日。毎週900ミリリットルの瓶牛乳が水曜と土曜に1本ずつ届くように注文しているのだが、2人でそれは少し足りない。スーパーで1リットルの紙パックの牛乳を1本買い足している。いっそ週に4本届くようにしようかとも思うのだが、場所塞ぎになるので足踏みしてしまう。大型の冷蔵庫が2台もあるのに、どちらも一杯一杯で隙間が無い。保存食があり過ぎるのかも知れない。

鈴木さんが「生活クラブの豚肉は美味しいですよ」と言うので、ここ3週連続で塊肉を購入している。肩ロースを厚切りにしてソテーしたり、トマトで煮込んでみたり。今夜はカレーにしようと思ったが、台風接近の低気圧のせいか体調悪化。血圧が下がって、喋るのもしんどい。昼頃には、今日はとてもカレーなんか作れないと断念したけれど、夜になってアドレナリンが大量に出るような報告が飛び込んで来た。そのお陰か、やる気が起きて一気に8個の玉葱を刻み、1時間かけて炒め(暑いよ!)、明日の夜には食べられるように煮込み始めた。

料理は立ち仕事だから、手間のかかるものを作るのは(今の私には)本当に辛い。背中に生えている羽で飛んで空中に浮かびながら料理出来ると良いのだが、体調が良くないと羽も「しおしおのパー」で使い物にならない。もしかしたら、既に腐って落ちてしまったかも知れない。そうなると、天使だったのに人間になってしまったじゃないか。

カレーは我が家では本当に久し振りだろう。ずっと忙し過ぎたし、気合いを入れて作るだけの体調も整わなかった。もっと簡単に手軽に作れば頻繁に食べられるメニューでもあるのに、いざ作ろうとすると気合いが入ってしまう。何でもそうだ。程々という事が出来ないのが悪い癖だ。

しかし子供がいなくて良かった。子供はもっと頻繁に普通のカレーを食べだがるだろう。「駄目よ、うちのカレーは時間とお金がかかるんだから」では可哀想だ。しかしうちのこうたんは、やっぱり手の掛かる絶倫カレーを食べたがる。本人が絶倫ではないせいか。それに子供がいたとしても、もう成人して家には居ないだろうしな。

そう言う私も、日頃は手抜き料理ばかりだ。毎週カレーなんか作っていたら不経済だ。肉や野菜より、兎に角貧乏人にとってはスパイス類が高い。大量にスパイスを使わないカレーを毎週食べるより、年に数回特別なカレーを食べたい。だってカズエちゃんは大人なんだもの。でも余所の家に行って、キャンプで食べるようなインスタントのカレーをご馳走になりたい気もする。何て自分勝手なんだ。そしてつくづく駄目な主婦だなあ・・・と反省する。コンスタントに意欲がなくて。これじゃ「男の料理」だよ。

でもそれはカレーに対してだけだ。普段の私は納豆とか厚揚げの煮たのだとか、肉野菜炒めだのジャガイモとワカメの味噌汁といった普通の料理を仕方なく作る主婦らしい主婦だ。きっと私の中には二人の人格があるのだろう。日本人の主婦とインド人のシェフとが。

料理で思い出した。よこちんの日記に「ハンバーグを揚げる」「あれは普通揚げるものだろう」とあった。ハンバーグにパン粉の衣をつけて揚げればメンチカツになるだろうし、そのまま揚げたら変形「肉団子」だから、別に揚げても構わないのだと思う。美味しければ調理法などどうでも良いのだ。

しかしオーソドックスなハンバーグは、フライパンで焼くものだ。ハンバーグを揚げるのが「普通」であると言うのは多分よこちんのジョークだろうと思うが、「これが普通」と思うものは驚くほど世間には存在しないものだ。目玉焼きやトンカツに何をかけるか・・・それだけでもそれぞれに主張とこだわりがあるのだから。

ちなみに私は目玉焼きには醤油、トンカツにもキャベツにもドロッとしたソースをかける。トンカツやキャベツに醤油をかける人も、天麩羅にソースをかける人もたくさん知っているが、それが特に変だとは感じない。自分の価値観と違うものと出会った時には、「そういう事もあるだろうさ」と無意識に処理しているようだ。

東京で長く暮らすと色んな土地から出て来ている人達との接触があり、多様な習慣や価値観に触れざるを得ない。その結果、何であれ次第に免疫が出来る。人の好みは実に様々だ。私の死んだ祖母なんか、トマトに砂糖をかけて食べていた(そして糖尿病だった)。母と妹はトマトには塩だけ、私はマヨネーズだ。

妹や父親がおやつに好んで食べていたジャガイモのふかしたものなど、私はあまり好きではなかった。同じ家の家族でも好みは違う。今では一緒に暮らさなくなって27年も経つので、味付けの好みまで全く違う。大人になりそれぞれが別々に暮らすようになった事、それが良いのだ。みんな個人の好みが通せて、自主性が出て。親子だって、共に暮らさなくなれば「家族」ではない。それは親族・血族と言う。私の家族はこうちゃんと、ミュウを筆頭にした17匹の猫たちだけだ。

ガラはどうなんだ?ガラも家族にカウント出来るようになりたいのだが、今のところは良いご縁かも知れないという希望が出て来たので「保護猫」の状態と思うしかない。しかしまだまだ時間をかけて、じっくり進展して行こう。

タム

少しリラックス

Jul. 28, 2004

レンがすっかり甘えん坊になった影響なのか、タムもあまり逃げなくなった。新聞紙を裂いている後ろで、猫ベッドで寛いでいたりする。振り返っても逃げない。撫でてもあまり固まらない。よしよし。少しずつだね。アンタは里子に行く訳じゃないんだから、うちでゆっくり時間をかけて安心しなさいね。

今日のにゃんこ

あたちは「葵(あおい)」っていいましゅ。

どこで生まれたかはあんまり覚えてないの。気が付いたら、車のいっぱい停まってるとこにいて、とってもお腹が空いてて・・・。

ある日、ご飯の美味しそうなにおいがして、思わず走っていって食べちゃった!何日も食べてなかったから、頑張って走っていったの。

でも、ご飯は近くにいた大きなおじさんネコの分だったらしいの。おじさんは怒って、あたちを叩こうとしたけど、ご飯を持ってきてくれた人が食べさせてくれたの。

あたちは今、「ご飯の人」に連れてきてもらった優しいおばさんのお家にいるの。毎日、いっぱい遊んでくれて、美味しいご飯をいっぱいもらって幸せよ!

でも、ここは仮のお家で、ずっとは、居れないんだって・・。毎日遊んでくれる優しいおばさんも仮のお母さんなんだって・・。「葵」って名前も仮の名前なんだって・・。

なんだか、わからないけど寂しくて心細いの。誰か、あたちの本当のお母さんになって本当の名前をつけてくれませんか?

あたちのことは里親募集 No.356-1411を見てね。

 「今日のにゃんこ」を募集します!詳しくはこちら

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