イオ

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Aug. 16, 2004

2004年8月16日 月曜日

何だ、今日は暑さが戻ってしまったじゃないか。それでも今年は40度近い気温をさんざん経験したので、今日程度の暑さではさほど堪えないけれど。エアコンも復活。また暫くは機嫌良く稼動して欲しい。うつは人使い(人じゃないよ、エアコンだよ)が荒くて申し訳ないね。長生きしてね、エアコンちゃん。

昨日は、アインが2度吐いてしまった。しかもかなり酷く、一度に何箇所もで大量に吐いた。吐くと当然体力を消耗するし、体内の電解質のバランスがまた一層崩れるだろう。吐いた後はタンポポ茶を少しずつ飲ませ、暫くしてからキドナをまた少量ずつ与える。強制給餌は祈りにも似た気持ちで続けている。実際、他のフードを与えるよりも摂取して毒素が出難いという点、そしてカロリーが高いという点で優れた食品だが、悪化している腎臓を改善する治療という事ではない。

ミヨコの家の二三子は、保護主に見放されてミヨコが引き取った時点では、腎臓の98パーセントが機能していないと言われる程の腎不全の値が血液検査で出ていた。何歳なのか判らないが、小さくてひどく痩せていた。ミヨコは一切の治療をせず、本人(猫だってば)のしたいようにさせ、食べられるものを食べさせて、後は私達外部の人間からは見えないところで最大限の愛情を注いでいたはずだ。その時点では、もはや1ヶ月も保たないと思えた。

しかし今、二三子は丸々と太って元気に暮らしている。血液検査は、その時のストレスのかかり具合でも結果の出方に影響があると言う。4年前、アインは血液検査の結果で腎不全だと言われた。その時点では目立った症状(吐く、痩せる、毛がぱさつく等)は全くなかったし、とても元気だった。検査した日は、病院に向かう車の中でストレスから下痢をし(車に乗せると必ず下痢をする子だった)、しかも興奮してヨダレと抜け毛がもの凄かった。その直後の検査だったので、正確な結果かどうかは判らないといわれたものの、検査結果だけを見れば「この値では腎不全と判定せざるを得ません」という事であった。

実際に腎臓の具合が悪くなったと感じ始めたのは、今年に入ってからだ。毎日頻繁に吐いていたと思ったら、ある日突然血便と下血があり、首も上げられない程に衰弱して行った。その時にはもう、血液検査などしなかった。検査そのものが負担になると思うし、通院のストレスを避けたかったのだ。それが正解かどうかは解からない。先生にもしっかりと相談したけれど、実際には打つ手が殆どないのだと本音で話して戴けた事を感謝している。例えば他の症状があって衰弱している時に、検査をしても正しい結果は出ないとも言われた。それはそうだろうと思う。

私は自分だったらどうして欲しいかを考え、一番安心出来る場所で心穏やかに自由に過ごさせたいと思っている。私に傍にいて欲しいと思っているはずだから、出来るだけ傍にいる事にもした。いよいよ最期の時が来たら少しでも楽になる為には補液するかも知れないが、出来ればそれも自宅で出来るように、先生にお願いしようと思う。

一時的な毒素の増加はテトの保護された直後にも起きたが、これは毒素を排出する治療(下剤と補液と投薬)で改善した。しかし、アインのように腎不全だったら治る事はない。毎日2時間おきに続けているキドナの強制給餌も、悪化するスピードを遅らせる努力をしているに過ぎないのだ。

病院は万能ではない。病院に連れて行くべきケースと、そうでないケースとを飼い主は間違ってはならないと思う。あまり神経質になって検査結果だけを判断材料にして一喜一憂してはいけないし、さりとて状態の変化に気づかずに対処が遅れてもいけないだろう。そのバランスをとるのは難しいけれど、しっかり判断しなくちゃいけないと改めて思う。私がパニックを起こしたりオタオタすれば、それは敏感な子には影響が大きいのだ。

自分の病気に関しても同様で、あまりそれにとらわれたくないと思う。同じ膠原病仲間のミヨコとも時々話すのだが、検査結果だけで見れば即入院モノだ。冗談ではない。だから自分の事でも猫の事でも、兎に角先ずは落ち着いていたい。猫の為にも、自分の為にも。そして私を見てくれている人たちへの影響も考えて。

今日の昼間は郵便局に行って、プロポリスをお分けする方々への封書を郵便局で発送し、公共料金の支払いを済ませた。陽射しがとても強くて、日本とは思えないような光と影のコントラストの強さだった。

出掛ける前には、滝沢さんから嬉しい報告の電話が入った。長らく里親募集していた白ちゃんが里子に行ったのだ。保護猫の数も、遂に1桁になったと言う。良かった。早くゼロに近づけようね。もう2桁にならないといいね。そして早く結婚しちゃいなさいよね。滝沢さんだけじゃないよ、ゴルゴもだよ。この二人、偶然にも相手が「コウ」さんと言う。うん、それはとてもいい名前だから、さっさと所帯持って、そして何でもかんでも一緒にやりなさい。
モア

ベッドの上で

Aug. 16, 2004

さて、3時台の給餌を終えたら、少し寝たいと思う。明日は忙しいのだ。

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