ガラ

ウンコ飛ばし娘

Oct. 22, 2004

2004年10月22日 金曜日

毎日徹夜だから、毎日夜明けを見られる。

それはそれで幸せかも知れない。

夜明けには希望がある。あの日、ミュウはあと1時間もすれば夜が明けるというのに、夜明けを待たずに逝ってしまった。

しかしあのまま生きて夜明けを迎えたとしても、その日私はミュウを安楽死させるつもりでいたのだ。あまりにも苦しんでいるから。

ミュウはそれも解かっていただろう。だからあの時、ミュウは苦しいのに座り直して、声を出さずに「にゃあ」と鳴いたのだ。

私にしか解からない言葉で、ミュウは私に言った。「愛してるよ」と。



今朝はカラリと晴れた。少し気温が上がるのを待ってから、ベランダの日除けにしているテーブルヤシ3鉢に水をやる。お日様の匂いがする。この写真は、先日買ったオモチャのデジカメで撮ったものだ。猫以外の撮影は、専らこれを使う事にした。軽いし安直に持ち歩けるから。ベランダには、鉢植えの残骸が転がっている。今は片付ける気力も必然性もない。

かつてあれ程たくさん育てていた草花は、全て枯らしてしまった。たくさん甘い実が収穫出来たブルーベリーの大きな木も、自慢の八重咲きの中輪の薔薇も、寄せ植えしてあった雲間草も、大きく育った紫陽花も全て。趣味がガーデニングだなんて、もう言えない。趣味のコーナーから削除しないといけないな。

朝、ミュウのお水を汲み直してから、強制給餌用のお湯を沸かす。ステンレスのポットに、500ミリリットルほど入れておいて、毎回の給餌でほんの少し使うのだ。お湯を適温にする為の水は、ビールの空き瓶に入れておく。

写真の一番左の透明のビンには利尿作用があるという「スギナ茶」が、その右がステンレスのお湯用のポット、その右が水の入った青い瓶、そしてオリーブオイルに50年物のシェリービネガー(バルサミコ酢より美味しい)、タンポポ茶を一日分だけ取り分けた青い瓶(これはある人からのプレゼント)、上質の癖のない胡麻油を入れた小さな中国製の急須と並ぶ。どれも毎日使うから出している。

キッチンにはモノが溢れている。もっと整理してしまおうとも思うが、どうもそれは出来そうにない。せめて清潔に保つようにするのが精一杯で、大量のモノがゴチャゴチャした中で暮らすように出来てしまったのだと諦めた。しかし使わないものならば捨てようという気はあるのだ。月に一度は、モノを整理して捨てよう。食器も少し誰かに差し上げたい。

昨日、里子ページの287ファイルは再度やり直したと書いた。実は今朝、里親ページの381ファイルも全てやり直したのだ。しかも各ページのスタイルシートの変更と、各ページのプロパティでリンク文字色も変えたので、想像を絶して面倒臭かった。でも簡単に出来る方法を知らないから、ただひたすら集中して一気にやった。馬鹿だと思うよ、自分でも。

でも、どうせ起きているんだ。幾ら睡眠時間が少ない事に慣れていても、疲労が相当蓄積しているのも事実だし、何か夢中でしていないと起きているのは苦痛なんだよ。だから笑わないで。別に笑われても屁でもないけどさ。

一度始めると、トイレに行くのも嫌だ。中断すると、またペースが一定に保たれるまでに多少の時間が掛かるから。しかし喉は渇く。更年期だし、集中しているとストレスがかかって熱く・暑くなる。口の中がカラカラに乾く。

それでステンレスのマグボトル(写真右)というものに氷と水を入れてPCデスクに置いておき、トイレが近くならない程度に少しずつ飲む。最近では、利尿剤のお世話にならずともオシッコが出るのだ。

オシッコの話で恐縮だが、出ない時は本当に出ない。出たとしても、勢いと量がないので真下に落ちる。それが前方に向かって途切れずに出る時の嬉しさと言ったら・・・。

ともあれ、2日連続で大変に集中して作業した。その間仮眠をとっていたこうちゃんが、時々起きて「大丈夫?」と心配してくれるのだが、集中しているとたった一言「うん」という程度の返事が出来ない。自分でも返事くらいしても良さそうなものだと思うのだが、不思議とそれが出来ないのだ。そういう時は、きっと目も血走っているだろう。終わって鏡を見ると、違う意味で目が充血している。いつもの事だ。それよりも作業がはかどる事が嬉しい。

そういう調子で里親募集も一気に掲載してしまいたいのだが、不備が多くてそれを指摘して再度書いて戴く為のメールを書くのに手間取る。どうして「掲載依頼の要項」をきちんと読んで最低限度満たして欲しい内容を網羅して下さい・・・と言っている事が相手には通用しないのだろう。私のお願いは、そんなに理不尽な内容なのか?

私がああして欲しいこうして欲しいとお願いしているのは、良い里親さんとの出会いがあって欲しいという願いからだ。いい加減な内容の雑な募集は、雑な問い合わせしかないという事を経験的に知っているからこその忠告なのに、逆切れして「もう頼みません」とか、ついでに罵詈雑言を書いて寄越す相手が時々いる。掲載してあげる事が、恩に着せられているとも感じるらしい。恩を売るつもりなどないが、人にものを頼む態度でない事は確かだから不愉快ではある。

そういうヤツは、私とは違うタイプの馬鹿だろうと思う。どういうタイプの馬鹿かって・・・人の言葉が良く理解出来ない頭の悪さと、品性下劣なキチガイタイプの馬鹿である。私の馬鹿は、そこまで頭が悪くない。人の言葉には大変細かくこだわるし、言葉の持つ効果や影響も熟知している。しかし、そんないい加減な募集でも投稿してしまえる里親掲示板もあるようだから、里親詐欺や飼育不適格者の温床になるんだろうな。

里親募集なんか、いい加減な気持ちで出来る事ではない。先ずは保護しないで募集はかけられないし、自分が出来ない事(保護した犬猫の終生飼育)を他人にお願いするのだから、もちろん謙虚でなければならない。しかし同時に、きちんとした指針を持ち、イニシアティブをとって感じよくされが伝えられるようでもあって欲しい。里親さんはある意味では救世主だが、あくまでも対等の立場で良いお付き合いが続けられるような相手を探して欲しい。

気の毒な境遇の子を見て、可哀想だと思うだけでもマシだとまで言いたくない。可哀想だと思うだけなら、子供にでも出来る。大人として、リスクも一切負わずに良い事をするのは不可能だ。インターネットの募集だからこそ、きちんとした裏付けを募集主も里親候補も持とうよ。いざとなれば匿名性の蔭に隠れて、跡形も無く消えてしまえるようないい加減なものではなくて。

しかしいい加減、知らない相手に説得(説教)するのは虚しくなる。かと言って、何でも仔細構わず掲載なんか出来ない。今の時点で放棄する事も出来ない。

ジーコやアインの介護や他の16匹のケアを優先させてはいるものの、サイトをクローズしない限りは、そうそう仕事を溜めてしまっては責任がとれない。いつかは運営出来なくなる日が必ず来るのだが、あと暫くは続ける事になるだろう。私にだって目的も計画もある。一応の目処が立つまでは、頑張るさ。

タム

警戒心丸出し

Oct. 22, 2004

ガラの避妊手術の予約を入れて貰った。月末の31日だ。それが済めば、あとは数日静養させて、やっとケージから出してやれる。もうケージの中に入れておくのは、ガラは平気でも私達がギブアップだ。ガラは、ケージの周囲で遊んでくれるリマやイオがいるし、ケージの2階へ飛び移る為にと用意した踏み台(プラスチックの洗い桶を伏せたものだ)の中にすっぽり隠れては、私達や猫が通り掛かると飛び出して脅かすのが楽しいらしい。

あんなにシッポが長いのに、一瞬で伏せた桶の中に隠れる早業持っている。よくも尻尾を挟まないものだと、感心して見ている。神経が行き届いているとは、こういう事だろう。

そして隠れんぼよりもっと得意な遊びが出来たらしい。それは自分のウンコを、トイレの中からケージの外に放り投げる事だ。ご飯を食べさせたらしばらく見張っていて、ウンコをしたら直ぐに片付けるようにしているのだが、なかなかしてくれない時もある。次に階下へ下りて行くと、必ずウンコを放り出してくれている。砂を掻き過ぎて、トイレの外に飛ばしてしまったというような範疇ではない。そう、まるで遠投の練習をしているかのようだ。

「このウンコ飛ばし娘め・・・」と言いつつこうちゃんは渋い顔で毎回掃除しているが、そう言う自分だって毎日毎日自宅の雨戸に手裏剣を投げて、遂にはボロボロにしてしまった子供だったじゃないか。子供とはそういうものさ。諦めようね。だってガラは、本質的に「ジャム」だものね。やる気満々に決まっているさ。

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