レン ぶーちゃんと窮屈そう
Oct. 30, 2004

2004年10月30日 土曜日

うちはデブ猫が多い。顔の割に身体がもの凄く太っているのがジャムとレン。レンは2歳でうちに来た時、大人のオスのくせに2キロしかなかった。しかし9ヶ月経った今では、身体全体は小柄ながら5キロは超えているはずだ。身体が真ん丸で、歩く姿は身のぎっしり詰まったポメラニアンのようだ。

ミュウも小顔のデブだった。病院でキャリーから顔だけ出していると、スタッフの皆さんに「可愛い〜!」と絶賛されたが、ドッコラショと身体を出すと笑いが漏れた。火葬場でも「立派な猫ちゃんですね」と驚かれた。あんなに太っている遺体を見るのは初めてだと言われた。焼いてしまうのが勿体無い位、それはそれは手触りの良い立派なデブだった。この世で一番愛しいミュウはデブなのだ。

身体全体は小さいのに、顔も身体もデブなのがイオ。小さくて可愛い上、昨日も書いたように哀愁さえ漂う不思議な雰囲気の美しい猫だったのだが、このデブ化はヤバい。イオ様、このままではやぼうございます。

顔もデカして身体もデカくてデブでもあるのは、ぶーちゃんとモアとタムだ。タムもレンと同様2歳で2キロという小さな状態でうちに来たのに、メスのくせにレンよりもずっと大柄になってしまい、ぶーちゃんと遜色ない。久し振りに全身を見ると、「あっ、これは誰だ?!」と言いたくなる位に大きい。小柄な弟のレンとは、絶対に父親が違うと思う。

レンとタムは姉弟でも、顔立ちからして違う。レンはノルウェージャン系の鼻筋の長いスッキリ顔の長毛、タムはヒマラヤン系のつぶれ顔気味の長毛だ。毛質も手触りも全然違う。どちらももの凄くデブにしてしまった。(保護主の)鈴木さん、ごめんね。

私から見れば普通の体格の猫なのに、ルスとリマは避妊手術で既に「凄い脂だったよ〜」と言われてしまうし、今更ではあるが、小さくて可愛かったジャムは巨大なアザラシになってしまった。

身体つきに殆ど変化がないのは、ペリーとゴマだ。どちらも食べる事に卑しくない。いったい誰に似たのだろう。私でない事だけは確かだが、痩せているからといってこうちゃん似でもない。こうちゃんだって食べる事には私と同じくらい卑しいのだから。

強制給餌の時間は直ぐに巡ってきてしまい、二人でやっていても完全にすれ違いの生活は出来ず、交替でうまく眠れるという事はない。あまりにも疲れが溜まってしまって、ベッドを直したり洗濯物を干したりするだけで筋肉に乳酸が溜まる。息切れもする。

そこで思い余って、クエン酸効果を狙って「もろみ黒酢」のカプセルを飲む事にした。サンプルで取り寄せて飲んだら、何だか疲労回復効果があったように思えたので定期購入する事にした。こうなったら黒酢だろうがプロポリスだろうがせっせと飲むよ。もちろん栄養と睡眠が一番なのだが、栄養は充分摂れるけど睡眠は難しい。もう少し頑張りたいから。

新潟県中部地震の被災の地状況に関しては、案の定インターネットでの匿名個人からの情報発信が色々と混乱をきたしているようだ。猫のSOSも同様なのだが、私はインターネットでのSOSが匿名で、且つ問い合わせ先も付されずに発信されているものをあまり好まない。たとえそこには真実と正義を行おうとしていても、リスク回避の無責任な印象は拭えない。

情報を発信する事にまつわる責任とはどういう事であるのか。簡単にインターネットで情報を素早く流せる手段があるだけに、感情の赴くままに任せて主観的な情報発信をせず、伝播するに従って生ずる影響も充分考慮して行いたいと思う。

無責任な掲示板や伝言ゲームが多いだけに、我々は一部分だけを捉えて振り回されてはならないと思う。私の場合、もはや別の課題にのめり込む余裕は全くない現状だ。私の目的は、申し訳ないが別のところにある。私は行政が動いて助けてくれる事が望めない野良猫に精力を使う事にしているから、このサイトを利用して新潟県の地震の救援を呼びかける事はないだろうと思う。冷たいようだが、私個人が義援金を送る事と、サイトで支援の呼びかけを行う事とは別の次元の事なのだ。

実は3匹ギュウギュウ
Oct. 30, 2004

アインの嘔吐の回数がまた増えてきた。胃が空っぽでも吐く。胃に何か入れても吐く。便も緩い。しかし見た目は元気に見えるのだ。本人に生きる意欲があるうちは大丈夫だと信じて、またひととき頑張らせよう。一緒に頑張るからね。

ジーコは強制給餌もお茶も嫌がる。それでも胃を空っぽにするとますます吐く。投薬の為にも、少しずつ時間をかけてキドナを入れているが、頑なに口を閉じて食いしばるので無理にシリンジを入れないようにして、ペチャペチャと舌なめずりした時に一瞬でほんの少量だけ入れる。わずか8cc程度を飲ませるのにもとても時間が掛かり、終わると大仕事をやり遂げた気分だ。

キドナにはプロポリスも原液を1滴落として、それをアインと半分ずつ飲ませる。給餌の度に毎回だと一日にするとかなりの量になってしまうので、それも胃を刺激してはいけないと思い日に6回だけ加えている。そのお陰か、かなり寒くなってきたというのに確実に流涙症は軽減されているように感じる。

これが2匹にとって本当に最善のやり方なのか解からないが、毎日悩んで考え続けている結果であり、試行錯誤の末に見出したやり方なのだ。生きていて欲しい。苦しまずに幸せでいて欲しい。それだけだよ、望みは。

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