アイン 安心して眠る Dec. 20, 2004 |
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2004年12月20日 月曜日 今年も残り10日余りとなってしまった。しまった、全然ノルマがこなせていないではないか。ちょっと気を抜くと、忽ち仕事が溜まる。まあ、それは誰でも当然の事なのだろうが、私の場合、案件が多くてその溜まるスピードが速い。船の底に大きな穴が開いていて、どんどん浸水して来ているのと同じだ。穴を塞ぐ事なしに、水を幾ら掻い出しても、穴の大きさによっては浸水する量の方が勝り、やがては沈没してしまうだろう。沈没は困る。
それと同じ事で、つまりやり方にも問題があるのだろうと思う。どうすれば効率化を図れるか、例えばウェブの更新であれば、もっと機械的な作業が出来るシステムを用いる事も必要かも知れない。下手糞な手作業が多過ぎるのだという事は解かっている。ウェブ作成の知識の無さを笑われている事も知っているが、こだわる場所が違うのだからそれはどうでも良い。 しかし知識や技術がない事とはまた別の次元の問題として、敢えて一つ一つの内容を丹念にやりたいという気持ちもある。わざわざ時代錯誤的な積み重ね方をするのが好きなのだと思う。紙の媒体に居た頃の癖が抜けない。レイアウト用紙を、文字数を数えてQ数指定して文字を埋めて行った頃の、古いやり方が恋しいのかも知れない。簡単にレイアウトのやり直しが出来なかったあの頃は、もっと「勝負」感が付き纏った。 ところで何に一番時間が掛かっているかと言えば、ウェブの更新などではない事は確かだ。人間しか対応出来ない部分にこそ、機械にとって替わられない価値が残るのだろう。そこを丁寧にやる以外、私など存在意義があるだろうか。ま、少しはあるだろうけど。
ここには色んな地酒が揃えてある。斜向かいのスーパー「よつや」の酒部門だろうと思うが、店名は「吉祥」と付いている。こんな田舎にしては洒落た店構えである。ちょっと高級で美味しそうな酒の肴(アイスヴァインや外国の生ハム等)も置いているが、たくさん食べる私達にはちょっとお値段が贅沢で手が出ない。 お正月用に、5合瓶の純米酒を2本買った。昔は三が日だけで夫婦で5升も飲んだが、今はそんな事は有り得ない。体力も時間もなくなった。それに、あまり酒好きではなくなったのだ。美味しいものを食べる時に、美味しい酒を少しだけ飲めばそれで良い。それも毎日の必要はない。特別な時だけで良いと思うようになったのだ。大人になったのかな。 折角出掛けたのだからと、向かいのスーパー「よつや」も覗く。珍しい鰯の缶詰と豆腐、エノキ、油揚げだけ買って、さっさと帰宅した。無駄遣いしなくて良かったよ。でもパン屋へは明日また行こう。
かすかに鈴の音が聞こえる。断続的に「リン・・・リン・・・リン・・・」と、固い冷たい音だ。「チン・・・チン・・・」とも聞こえるが、文字で表現するのは難しい。どこから聞こえるのだろうと耳を澄ますと、音が止んでしまう。また暫くすると聞こえてくる。一度起き上がって音がしそうなモノが家にないかどうかあちこち調べたが、徒労に終わった。 こうちゃんが2階に戻って来たら意見を聞いてみようと思いながら、暫くしたらうとうとしてしまったようだ。私は壁の方を向いて、横向きに寝ていた。すると突然、背中にドンという衝撃を伴なって何かが乗った。ジャムがベッドに飛び乗った時程度の衝撃だった。耳元でゴロゴロ言う音も聞こえた。やっぱりジャムか・・・と思って、凄く眠かったけれど目を開けてみた。ジャムは居なかった。いや、誰も居なかったのだ。 一瞬、鳥肌が立った。だけど落ち着いて考えてみたら、恐い事などなかった。ああ、ミュウちゃんが出て来てくれたんだな・・・と思った。証拠はないけれど、そう思うのは私の勝手だし、初めての実感で嬉しかった。元気だった頃のミュウは、私がちょっと屈む姿勢をとると直ぐに背中に飛び乗った。おんぶが大好きだったのだ。ミュウならいいや・・・と思って、また眠ってしまった。 その後、こうちゃんに「鈴の音が聞こえるでしょ?」と聞いたが、こうちゃんには聞こえないと言う。ジジイになってきたので耳が遠いのかも知れない。時々、私の問い掛けにもチンプンカンプンな返答をして私に怒られているのだから。しかしあの音は何なのだろう?それが一番不可思議だ。今夜も聞こえるだろうか?と言いつつ、昨日のあの時刻はとうに過ぎているのだが。 |
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在りし日のミュウ 僕だよ Dec. 20, 2004 |
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アインとジーコ、小康状態。今日は吐いていないのが嬉しい。しかし明日は、ジーコを診ておいて貰わないといけないね・・・と話している。また見るからに体重が減っているのだ。アインは丸々しているのだが。
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