ルス

2周年

Dec. 31, 2004

2004年12月31日 金曜日

あっと言う間もなく大晦日。昨日、げこちゃんの家で何かの話題になった時、つい私が「じゃあ年末には・・・」と言って、「何言ってんのよ、もう充分に年末よ」と全員に突っ込まれた。おかしいなあ、どうして最近こうもボケたキャラクターになってしまったのだろう。しかも狙ってボケているのではないところが悲惨だ。

朝から小雪がちらついていたと思ったら、直ぐに本降りに変わった。どんどん積もる。戴きものの野菜はたくさんあるし、加工品は既にたっぷり買い込んだ。お餅や三つ葉、柚子、しいたけなどのお雑煮の材料は生活クラブの配達で届いているが、鶏肉は直前に買うつもりでいたので慌てて買いに走る。昨日がお天気で本当にラッキーだった。今日だったら、流石の楽観主義者の鈴木さんでもとても行けなかったよね。ね?

朝からうな重を温め直して食べ、これまた戴きものの香りの良い紅茶を淹れてたっぷり飲む。寒い一日だ。外の野良猫たちの事を考えると、頭がおかしくなりそうな位に辛い。せめて栄養価の高いフードを届けてやるしか出来ない自分がはがゆい。あと1匹ずつ、皆さんの家に入れてやっては戴けないだろうか。私の餌場の猫という意味ではなくて、貰い手のないまま年を越そうとしている保護猫たちがまだたくさんいるのだ。その子たちが貰われれば、保護主はまた新たな猫を保護出来るかも知れないのだ。

冬になると、この雪に晒されないだけでもマシだろうから・・・と、闇雲にもっと引き取ろうかと考えてしまいがちだ。勿論それも不可能ではないだろう。ご飯とトイレを与えるだけであれば。だけどそういう飼い方は、私達には出来そうもない。まだまだ甘いと言われるかも知れないが、18匹で5部屋の管理で既に限界を越えているのだ。あんな飼い方をして・・・とは言わせないだけのケアをする努力は続けているが、それでも私と抱き合って眠れる猫は一度には2匹が限界だ。

かつては各部屋を順番に回って寝ていたけれど、アインとジーコがこういう状態になってからは2階でしか寝ていない。その分、寝る時間は最低限にまで削って1階の猫たちとの触れ合いを大切にしているけれど、おやすみを言って電気を消し、階段を上がろうとするとペリーは待ち伏せしており、ルスは寂しそうな目で本棚の上で見送る。ごめんね。大好きだよ。
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欠品状態が続いていたアロエジェルとハイポテンシャルに関しては、伊藤社長のご努力のお陰で、全国の販売店さんにお願いして回って貸して戴いたようで、一部だけ年内にお送り出来たようだ。もちろんそれではまだ数が足りないのだが、そこまでの誠意を示して下さったアクシスさんに、何の文句が言えるだろう。色んな代理店があると思うが、たまたまアクシスさんとのご縁があって取り次ぎをさせて戴く事になた事を、改めて幸運だと感じている。

いまどきインタターネットで個人輸入だって簡単に出来る時代だ。しかし品質が保証され、即日対応して貰える販売代理店がある事は、個人輸入での煩わしさや不安定さを越えたメリットがあると信じる。私自身が、輸入代行をする事だってこれまでに考えた事があるのだ。でもそれは実現する事ではないと思っている。

こうちゃんは英語で海外との取り引きをして来た人だから輸出入業務にも営業にも慣れているし、私はよく働く雑用係になれるし、きっと輸入代理店も能力的にやって出来ない事はないだろう。しかし為替の問題や、諸掛かり、そして既にある市場での競争などを思うと、私達にはそういうリスクを抱える商売はとても出来ないと思っている。そういう事に日々煩わされない大物ではないし、そもそも一儲けしようとするヤマっ気はない。確実で信頼性のある仲介や、採算度外視のプライドを重視するような気質では、商売など出来っこない。それは商売のモチベーションとしては大変まずい。

伊藤社長は懐の深い大人だ。それは、これまでのお付き合いの中で随所で感じられた。全体のバランスの中で、大切な事を貫く為にじっと雌伏していられる大物だと思う。それでいて自分の利益を優先するえげつないところは無い。今回の欠品トラブルでも、ここまで誠実に私やお客さまの為に動いて下さり、私の信用も守ってくれようとして戴けた事に改めて感謝と尊敬をしている。駆け出しの取り次ぎショップでしかない私に対してこんなに誠意を見せて戴けるなどという事は、普通では有り得ないだろうと思う。きっと私を育てようとして下さっているのだと思うし、一寸の虫にも五部の魂を認めて大切にして戴けているのだろうとも思う。有り難い事だ。

社長がそういう方だからこそ、他のスタッフの皆さんも人柄が良く、誠実で常識ある大人が多いのだろう。アクシスの取次店で良かったと改めて感じた。お待たせしている皆さんには、心から申し訳なく思いますが、年明けでないと製造メーカーのデリバリーがないようなのです。また随時、入荷予定が立ち次第お知らせさせて戴きますので、どうかお許し下さい。

そして商品を快くお貸し下さった(買い戻しに応じて下さった?)ショップの皆様にも、心から感謝致します。
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雪は午後から霙に変わり、やがて雨になったけれど、今回は道にもかなり積雪している。

車の轍がはっきりと残り、このまま気温が下がれば必ず凍結するだろう。明日の朝は、雪かきが必要かも知れない。

とんでもない元旦になりそうだ。

リマ

2周年

Dec. 31, 2004

今年も振り返れば激動の一年だった。昨年末と比べたら、我が家にも5匹が増えて18匹となってしまった。飼育放棄の猫も引き取り里子に出したし、SOSも何件か引き受けた。いずれも幸せな状態で暮らしているし、その里親さんたちとの信頼関係も掛け替えのない財産として増えた。私って何という財産家なんだろう。

なかなか吹っ切れずにいた「勤め人」という形態での働き方を諦めた年でもあった。厭な思いも随分したけれど、その職場での出会いもあった。2度と思い出したくも無い厭なヤツも何人かは居るが、大抵は害の無い人たちだあった。それよりも、そこの絡みで今後お付き合いを続けて戴けそうな人も2人は居る。辞める事を意識していただけに、たくさんの猫をあの場所から連れ出せた。

そして今年の最大のテーマは「強制給餌」であっただろうと思う。我が家の流行語大賞は、間違いなくこれで決まりだ。これには苦労しただけの成果はあったと思える。もう駄目かと思ったアインが復活し、ジーコもまだ生き永らえている。こうしている私の脇で、きちんと香箱を組んでうとうとしている。有り難う、生きていてくれて。

ルスとリマが岩手からやって来たのは、一昨年の今日だった。赤いコートを着た色白岩手美人のルス・リマの元ママが、新川崎駅で立っているのが日の光の中で一際鮮やかに見えた。小さかったルスとリマ。カワムラさんがゲーゲーブーブーうるさく音を立てて近寄るので、怯えて尻尾を太くしていたリマ。最初から堂々と香箱を組んで余裕を見せたルス。この先、どちらが姉でどちらが妹となるかが、この時に決定したのだ。

この素晴らしく性格の良い2匹の姉妹を引き取った事は、カワムラさんの為にも、そして私達夫婦の為にもとても良い結果となったはずだ。みんなそれぞれ、少しずつ心の成長が遂げられた。やがてルスはテトを、リマはガラを我が子のように可愛がる立派な大人猫に変身した。それでも私を一番好きで、姿を見ただけで悶えちゃういじらしい子たち。

よく来たね、横浜に。私の子になってくれて有り難う。

そしてお付き合い下さって来た皆様には、心から感謝しています。今年もたくさんの応援を有り難うございました。私はまだまだくたばりませんし、新しいチャレンジも誠実に着実にこなしたいと思いますので、来年も引き続きお引き立て賜わりますよう、お願い申し上げます。

どうか皆様も愛する猫や犬も、健やかで幸せな2005年の年明けをお迎え下さい。今年も一年、有り難うございました。

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