《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
月別インデックスへ 「猫雑記」インデックスページ HOME サイトマップ 1999年〜2004年「猫雑記」
2005年1月1日 土曜日
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

寒い元旦の朝。それでも昨日の雪空とはうって変わって、ピカピカに晴れた。昨日は雪で、届くはずの品物が遂に届かなかった。うちの分のキャットフードだ。そして今朝は、福井の生さば寿司の店から取り寄せのおせちが届くはずだった。それも雪のせいで遅れ、昼にも間に合わなかった。

仕方ないので、朝昼兼用でお雑煮と焼き豚、蒲鉾でお屠蘇にする。お雑煮は例年シンプルな澄まし汁なのだが、今年は小松菜を入れずに鶏肉としいたけ、三つ葉、柚子だけにしてみた。これが美味しかった。汁だけで酒が飲めた。

日本酒は2種類用意していたのだが、片方の原酒はなかなか腰のある酒で、昼間と言う事もあってかガツンと効いた。もう1種類はフルーティだという謳い文句であったが、杉樽の香りの強い個性的な酒だった。忽ち酔っ払ってしまって、年賀状の返事も作れずにダウン。

遅れていた配達は午後2時にはどちらも届き、おせちは夕方に食べる事にした。食べる事に目の無い和田ぶー子に、手をつける前に写真を撮って見せる約束をしていたので撮ってみたのだが、レンズ交換しなかったのでほんの一点にしか焦点が合わず(注1)上手く撮れなかった。

1段目

伊勢エビ、鮭の塩焼き、渋皮栗のきんとん、金箔黒豆、静ヶ浦蒲鉾、イクラ、伊達巻、海老サヨリ手綱巻、紅白ちょろぎ、花百合根、子持ち昆布、笹麩、蕨烏賊、鮭鰈市松巻き、柚子釜うるか、お多福豆甘露煮、花スモークサーモン、大和芋茶巾絞り
2段目

牛ロース味噌漬焼き、豚肩ロース蜂蜜漬け焼き、子持ち鮎昆布巻き、カリフラワーの酢漬け、手毬麩、数の子酒粕漬け、小倉はす、ちしゃとう味噌漬け、海老芋含め煮、棒鱈煮、車海老煮、うらじろ、つくばね、大梅の甘露煮、床ぶし煮、ねじり梅人参、干し柿、はじかみ

そして肝心の味の方は・・・どれも丁寧に作られていて素材も良く、成る程良いお値段だけの事はある。しかし私達には、いずれも味が薄くて甘かった。(注2)

残念だけど、次はオーダーしないと思う。やはり慣れた味付けというものがあるのだろうと思う。そして肉は冷めて美味しいものではなくなる。昨今、おせちやクリスマス料理に、冷めたローストビーフなど買って来る人がいるけれど、冷えて白くなった脂身、美味しいですか?あれは焼きたてを食べるものだ。焼き豚も然り。

関東の味つけに馴染んだ私としては、薄味なのは良いとしても煮過ぎた感じの煮物は苦手だ。「精が抜ける」まで煮込んである芋などは、美味しいと感じない。濃い目のタレでさっと煮たものの方が好きだ。(注3)

うるさい事を言うのだったら自分で作れって?作ってるよ、一年中。おせちを買ったのは初めてだし、良い勉強をさせて戴きました。今年の暮れには、心掛け良くまた作ります。

それにしても、お雑煮が美味しかったなあ・・・。

カワムラさん

元旦に窓辺で

Jan. 1, 2005
年の始めの写真第一号は誰にしようかと悩んだけれど、ここはやはり人気沸騰のエロ爺・カワムラさんにご登場いただく事にした。

読者の方はこぞって「カワムラさんが好きです」と言って下さる。どこにそんな魅力があるのか解からないのだが、ヨン様に勝るとも劣らない人気だ。

カワムラさんは陽の差す窓辺で、昼間はずっとうつらうつらしている様子だった。最近ではこのカワムラさん、うちのメスたちに人気が高い。最初の頃は鼻詰まりで凄い音をたてて近づくものだから、みんな恐がって逃げてしまう。

それでも女好きのカワムラは、オスやガキのメスには目もくれず、リンリンやさくらなどが好きなようだった。隣の部屋に居るみーちゃんにも興味津々だものね。どうやら三毛が好きなのかな、カワムラは。

そして三毛の一種であろうサビ猫にも、漸くもて始めたようだ。

イオがカワムラさんにくっついて寝ているのを見た時には、この神経質なイオが気に入った位だもの、やっぱりみんなこのカワムラさんには安心感があるんだろうなあ・・・と感じ入ってしまった。

どんな猫を入れた時にも、カワムラさんだけは一度も威嚇なんかした事がない。このカワムラさんの存在のお陰で、1階には続々と猫が増やせたのだと思うから。

いや、そうでなくとも増やしただろうが、もっと苦労しただろうと思う。気の良いオスが1匹いると、多頭飼いはとっても楽だ。2階にもカワムラが必要・・・と言っても、後から入れるのはまた全然違うからね。やはりミュウの代わりは今更いないのだ。

今年は肩凝り解消と代謝をよくする為にもちゃんと風呂に入ろうかと思うので、元日から風呂に入ってみようかな。

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ
   
comments
左の写真は、今年の年賀状に使ったものです。18匹はとても切り抜けなくて、6匹で断念。忙しくて根気がなくなっている。
注1:
ほんの一点にしか・・・と言っても、これは酷い。重箱の縁に焦点が合ったようだ。


注2:
私達がおせちに望むのは、酒の肴だ。甘いものでは酒は飲めない。きんとんと伊達巻きは抜いて欲しいとオーダーして承知して貰っていたはずなのだが、ちゃんとたっぷり入っていたし・・・。


注3:
この家で年寄りと同居した時にも、姑の作る筑前煮は美味しいと感じなかった。

どれも同じテクスチュアになるまで薄い出汁でクタクタに煮てあり「精が抜けて」いたのだ。

inserted by FC2 system