《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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モア

顔太り

Jan. 12, 2005
2005年1月12日 水曜日

寒い一日だった。

あまり炬燵に入りたがらないペリーは、いつもソファの毛布の下に潜っている。そこにはペットボトルの湯たんぽを3本まとめて入れた保温袋を置いているが、新たに電気ひざ掛け毛布も敷いてみた。寒い職場で、私が我慢出来ずに買ったものが使わずに遊んでいたので・・・。

みーちゃんはケージで作った炬燵、ぶーちゃんとレン・タムもホットカーペットの上に置いた炬燵、そして2部屋でオイルヒーターを24時間つけっ放しにし、深夜と明け方に2時間位ずつガスファンヒーターもつける。

容態の悪い猫がいる2階の寝室は、そんなものでは済まない。オイルヒーター3台つけっ放し。隣り合ったダイニングではガスファンヒーターもつける。私なんか暑くて仕方ない。もちろんペラペラの半袖Tシャツ1枚よ。

光熱費は確かにべらぼうに掛かるけれど、別のところで人間が節約すれば何とかなる。うちは(いつも言う通り)金持ちではないけれど、それでも何とかなるのだ。

本当に節約しているのかと考えると、やはりしていると思う。そりゃあ必要なものは思い切り良く買うけれど。冷凍保管庫も買ったのだが、100リットルの容量でたったの2万5千円だ。お陰で凄く便利になった。干物も肉も、パンも牛乳も冷凍出来る。



部屋の乾燥防止に、気化式の加湿器を大分前に買った(注1)。

蒸気が出るタイプと違って、緩やかに加湿してくれてとても良いのだが、冷たい風が出るのが玉にキズなのだ。置き場によっては、足元が寒くて仕方ない。低い位置に猫が寝ている時には停め、みんながベッドの上に居てくれる時には運転させ、私だけが足元ヒヤヒヤしながら加湿している。猫が良ければ人間は我慢だ。

いや、買ったものの自慢話ではなかった。私がちゃんと節約しているかどうかの話だったな。例えば、私は100円ショップのTシャツ10枚をとっかえひっかえして一年中過ごし、上に羽織るものは10年20年前のものか妹のお下がりで済ませ、化粧はしない、美容院には行かない、旅行はしない、出来るだけ自炊を徹底する・・・これだけでも随分と倹約になるものだと実感している。とりわけ、料理をするかしないかでは、我が家では大きく差が出る。

そして猫のご飯やサプリメントにはケチケチせず、自分が遣いたいと思うところには存分に遣う・・・これがストレスのない金の遣い方だろう。

ミヨコを見ていても猫エサに金を掛ける事といったら金持ちのようだが、自分の生活は質素で質の良い暮らし方をしている。女一人、働いてマンションのローンは払い終え、誰にも借りを作らず、その生活ぶりは達人の域だ。化粧などしなくとも、清々しく美しい笑顔だと思う。

そんなミヨコと比べたら、私などまだ無駄が多い。

「オメーはPCもTVも捨てろ」と言われそうだ。でも、PCはショーバイ道具だから捨てられないのよ。こうちゃんの出来が悪くて愚痴の対象となっていれば「亭主も捨てろ」と言われるだろうが、幸いにしてこうちゃんは高く売れるんじゃないかと思える位、出来が良い。こうちゃんあっての私ですから。



そして他人には色々と不義理もしているけれど、ごめんなさい。扶養家族が多いので、人間には義理を欠かせて戴きます。

外はこんなに寒いけれど、野良猫たちの発情は始まっている。

来るべき出産シーズンを2〜3ヶ月後に控え、避妊の為の捕獲のご相談が相次いで寄せられている。勿論、快く捕獲器の貸し出しに応じ、捕獲のコツなどをお教えする。しかし問題はそれだけでは済まない。


避妊済みであったとしても、猫を嫌う住民とどう折り合って野良猫を世話して行くか、そちらの方が難しい問題なのだ。

避妊は一度きりの事。費用だって、捻出出来ないものではないはずだ。しかし、価値観の違う人の心を説得する事は大変に困難だ。猫の為を思うならば、色んな価値観の周囲とどう付き合って行くか・・・その点に専ら腐心しなければならなくなる。


答はひとつではない。それぞれが頭を使い、心をこめて対処して行かなければならないので、たとえ具体的なサンプルを示してあげられたとしても、マニュアル通りの対応をしていれば済むという事ではない。

しかし避けては通れない事なのだから、愛する猫たちの為には「素」の自分を克己してでも頑張って欲しい。私も頑張る。



それにしても、相変わらず匿名の相談があり、しかもホットメールで「助けて下さい」とあるのには嫌になる。信用出来ない相手に相談したり、助けを求めるものだろうか?ダメモトなのだろうか。そんな及び腰だから、人も信じられないし、信じても貰えないのだと思うが。



では実名でやっている私は信用されているのか?と言えば、相変わらず変な匿名相談が多いのだから、信用なんかされていないのだろうな。

ほんの一握りの、善良で寛容な人たちに支えられて、今日も生き延びさせて戴いているようなものだ。有り難いと思うから、お返しに誠実に頑張ろうと思う。

テト  ヒコーキごっこ
Jan, 12, 2005
テトを持ち上げて撮影してみたら、どこかで見たようなポーズになった。そうだ、ぶーちゃんだ。

だけど大きさは全然違う。もちろん重さも比べ物にならない。上の2枚の写真は、縮尺が違うのだ。

ぶーちゃんの胴体が細く見えるが、それは重さで伸びているだけ。そして私の手で隠れている部分も、ちゃんと胴体部分なのだ。

実物はもの凄く太い。これが証拠写真だ。既に腹も舐められないけど、大抵の部分はレンが舐めてくれているようだ。

しかしテトの目つきが凄く悪い。逃げようとするところを強引に捕まえて抱き上げたせいかな。私に一番よく似ていると言われているテト(注2)。道理で可愛いと思っていたのに、いまひとつ可愛く撮れない。

モアも、あまりじっとしていない上、やっと落ち着くともう目を閉じて、岩石のようになってしまうので、写真に撮ってもどこが目鼻か解からない事が多く、没にせざるを得ない写真ばかりだ。

それでもモアを見たいと仰って下さる方がいるので、今日も重たいカメラを腱鞘炎の片手で支え、あやしながら撮りましたよ、出来は悪いけど。

やけに耳が小さく見えるが、顔が大き過ぎるのだ。甘ったれで、カワムラ部屋の第二の「もだえ」ちゃんである。浜川崎から連れ帰った猫たちはいずれも美形だったのに、モアはすっかり三波伸介になってしまって・・・。

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注1:















注2:
言ってくれているのは岐阜の暢子さんだけだが・・・。
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