《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ルス

冬季限定
メルティ猫

Jan. 14, 2005
2005年1月14日 金曜日

やっぱりルスは、我が家ではアインと並んで最高にフォトジェニックだ。

女の子らしいムードがあると言うのか、自分の美しさを知っているかのようにも見える。

むろんそんな事を本人(猫だってば!)は知っちゃいないだろう。それどころか、人間が判断する猫の美醜などは人間にしか通用しない事も、たくさんの野良猫と付き合って来た中で解かってきた。



人間は「雑巾猫」などと言って蔑み、里親募集では一番貰われ難いとも言われ、捨てられる確率も高いのではないかと思えるメチャクチャ柄のサビ猫だが、野良社会では大変にモテるようだ。

だから避妊しないと、どんどん子供を産む。しかも健康で要領が良いせいか、子育ても上手い。あっと言う間に増える原因だ。



ミヨコもそれでどれだけ苦労した事か。SUNちゃんの母猫ドロシーは、死ぬまで捕獲器に入らなかった。誇り高い、小柄な野良サビだった。そしてSUNちゃん一家を続々と産んだ。

ドロシーが死ぬ数ヶ月前、一番最後に産んだ黒白のメス猫「海子(しーこ)」を家に入れられた日の、ミヨコの弾んだ声と嬉しそうな顔を忘れない。

私がハナクソの子の「椋」を特別に愛しいのも、みーちゃんやガラ、モア、ぶーちゃん、ゴマ、カワムラさんを家に入れられた嬉しさも多分同じ気持ちだ。自分がエサやりしていた猫を連れ帰れるのは、本当に幸せなんだ。

サビ猫の美しさ・賢さ・母性の強さはここでも繰り返し書いたけれど、ほんの一部の例外を除いて、どこの家庭でも同じ事を言っている。そして一様に「強い」という亊も。

尤も、飼い方や飼い主のキャラクターが繁栄される部分も大きいので、そういう要素が例外を作るのではないかと思う。三毛猫と比べても、先述の通りの特徴が挙げられて面白い。

怪獣ジャムですら、マルコが来た時の母性の目覚めは素晴らしいものがあった。そして強さを通り越した過激さを、今、発揮している。



「とほほ」なジャム。でも抜群に可愛いけれど。

明日は雪が降るという予報だ。暖冬は雪が多いと言うが本当なんだな。もし予報通り、今回15センチも積もったら大変だ。だって、今年の冬はまだスタッドレスに履き替えていないのだ。

特にどこへも行きたくはないが、鶴見のエサやりだけは行かねばならぬ。往復で20キロ程度だろうか・・・夏タイヤでは雪道は恐い。他の車がぶつかって来る事だってあり得るのだし。

ある年の冬、休日出勤していたら突然大雪になった。インプレッサにする前の車(FF車)だったし、雪の予報ではなかったので、どの車も装備がないまま、あっという間にブリザードのような状態になった。

時速10キロ以下の低速で、もの凄い渋滞。ワイパーがどんどん寄せて溜めてしまうフロントガラスの隅っこの雪を、時々窓から手を出して掻き落とした。

幹線道路は轍を走れば済んだが、家の近くまで来てからが本当に恐かった。最後の急な下り坂をソロリソロリと下り、どうしても坂道のクランクを何度か曲がる。その時が一番恐かった。急ブレーキ、急ハンドルを避け、スリップしたらそっちにハンドルを切るんだ・・・と教習で教わった事が、頭の中でグルグル回っていた。

家の前まで来ると、玄関の外にこうちゃんが立って心配して待っていた。免許を取って初めての雪道運転となった、大雪の日だった。今では4駆だけれど、それでもうちの近くの急斜面は夏タイヤでは上らないだろう。

例年だといつも早めに手を打っているのに、12月があまりに忙しくて今年の冬はすっかり忘れていた。2月には12ヶ月法定点検なので、その時に預けて履き替えさせようかと思うのだが、それまで積雪がない事を祈る。いや〜やっぱりそれじゃ駄目かな。

雪と聞くと神経質に反応してしまうのは、やはりろくな思い出が無いせいかも知れないな。繰り返しになるので再度書きたくはないけれど、雪にまつわる舅との不愉快な出来事が多過ぎる。

しかし雪と聞くと、大雪の日に買ったばかりのスタッドレスタイヤを穿いて、まだ雪がたくさん残る翌日にこうちゃんと二人で15匹のSOSの救出に埼玉県に向かった事、そして引き取って来た猫の中から数匹をを貰ってくれたおニャアニャンが、あの時の事を思い出す・・・と言ってくれていたのが有り難い。

今では完璧に自分の子として暮らしている子たちの、そこに至るまでの経緯や元親の気持ちも大切にして、丸ごと受け入れようとする気持ちには感服する。心に思う事は色々とあるのだろうが、大事な目的の為には人を追い詰めないやり方を習得したおニャアニャンは、さすが母親でもある。

恩を着せているのではなくても、世の中には恩知らずも多いと思わざるを得ないケースがある。15匹の元親の女性は、さんざん見ず知らずの相手に時間と労力と金を遣わせた挙げ句、少しばかり厳しい事を言われれば中傷をしながら離れて行った。「川口さんは**をしてくれない」等という恨み言を平気で言える。して貰う事が当然の人たちがいるという事を、私も学ばせて戴いた。

極端な甘い言葉を平気で言える相手は、殆どが要注意だという亊だな。逆におニャアニャンとは随分と喧嘩もしたし、紆余曲折もあった。だけどそれで壊れる関係ではなかったという事だろう。口先だけの言葉で相手を判断していないという事だろう。

年月をかけて深まった信頼は、どう悪意を持った第三者がかき混ぜようとあまり効き目はない事を、悪意あるお馬鹿ちゃん達はそろそろ知るべきだ。まあそういう性分や人間の品性というものは、そうそう治らないだろうけど。

エサやりの帰りには、既にフロントガラスにポツポツと小さな水滴が付いた。やはり何かしらは降るのか。
リマ ルス姉ちゃんを舐める
Jan. 14, 2005
そして姉ちゃんと抱き合って眠る

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これもうちのサビ猫

これもうちのサビ猫

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