ガラ
子悪魔な彼女
Feb. 21, 2005 |
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2005年2月21日 月曜日
昨日から今日にかけて、顔面(三叉)神経痛に加えて喘息が酷くなり、挙げ句の果てには狭心症の発作も出た。
これはもう限界なのだから寝るしかないかと諦めて、なるべく横になるよう心掛けていた。
今朝になってみると身体のあちこちが苦しくて、とても食べられない。
お腹は空いて仕方ないのだが、自分で作ってまで食べたくない・・・と初めて思った。冷蔵庫にはすき焼きの準備もあるし、冷凍庫にも肉や魚があるのに、いずれにも手が伸びない。
やっとの事でほうとうを茹で、ネギだけ入れて薄味の汁で煮込んだ。
美味しい。
そしてまた寝る。
そして夢を見た。
私はどこかの廃坑のような場所で、エサやりをしていた。
周囲は大きな石の組み合わせで出来ている。まるでピラミッドの内部の石室ようにも見える。こんな場所だったら雨風も凌げるし、かなり地下に下りて来ないといけないので、人目にもつかなくて良いと思った。
そこには2匹の猫しかいない。
今たっぷりとエサを食べたから、明日また来られるかどうか判らないので(そこは夢の事だし、偶発的に見つけた餌場なのだ)、どれ位の置きエサをしようか迷っていた。片手鍋を持ったまま、私は一度地上に戻った。最後のところでかなりの段差があり、苦労して這い上がった。
地上は団地内の路地のような場所で、少し行くと老婦人が私に声を掛けてきた。
「エサやりの川口さんでしょう?今日、**さんから、**さんという人を派遣すると言って来たけど・・・」と言う。
私は答える。「いいえ、**さんはいらっしゃいませんでした。私一人です」
そうしていると、急に地底の事が気になり始めた。
あそこに居たのは、ミュウだったような気がしてきたのだ。
戻らなくちゃ、戻って連れ帰らなくちゃ。
気が逸る。どこかへ行ってしまわないうちに、私が保護してやらないといけない。
そして地底へと戻り始める。
しかし道が険しくて、一体さっきはどうやって行き来したのか思い出せない。
すると、その坑道の直ぐ隣に民家の地下室があり、そこからもどんどん深いところへと行ける構造になっていて、最後にこちらに移れば良いのだという事が解かった。
どうして民家から地下の深いところまで階段が続いているのか、夢だから不思議にも思わずにどどん下りて行く。
途中、部屋が幾つかある。
和室に座卓が置いてある部屋もあれば、また別のフロアでは階段の踊り場がやけに広くて、そこに隣接してバスルームなどがあった。
この家の持ち主だった初老の男性は死んでおり、この家は殆ど新築だというのに売れずにいるらしい事も解かってきた。
地底まではまだかなりあるのだが、ミュウは途中まで私を迎えに来てくれていた。
やっぱりミュウは私が解かっていたんだ・・・と思い、夢中で抱き上げる。その大きさ、持ち重りの加減、抵抗する事なくペタリと私の身体に密着するあの柔らかい感じが甦る。
ミュウをどこか安全な場所に置いて、それからもう1匹を保護しに行かなくては・・・と思って辺りを見回していた時、ジーコが私が置き去りにしていた片手鍋の中に足を突っ込んでいるのが見えた。
ミュウを下ろさないままで、ジーコを抱き上げる。
2匹同時に抱きしめて、もう絶対にこんなところには放さないと決意する。
家に連れて帰るのだ。私の猫だもの。
そうだ、こうちゃんに電話してキャリーを持って来て貰わなければいけない。
私が車をどこかに置いて来てしまったので(夢の中では、いつもどこかに車を置きっ放しにして来ていて、それがどこだったか覚えていないのだ)、こうちゃんはタクシーを飛ばして来てくれれば良い。
ここは品川の駅から2ブロックほど来たところだと解かっていた。
早く迎えに来て欲しい。
でも、そこで目が醒めてしまった。
確かにしっかりとミュウとジーコを抱いていたのに、彼らの姿はない。
あまりにも鮮明に姿も手触りも覚えているので、暫くは現実との区別がつかない感じがした。
忘れないうちに書き留めておこうと、起き出してPCのスイッチを入れた。
連れて戻れはしなかったけれど、ジーコは確かにミュウと一緒に居た。
私の潜在意識が見せただけの夢かも知れないけれど、一声も鳴かず、呼べばちゃんと来て抱かれたあの重さと感触は、現実のどんな事にも勝るとも劣らない実感があった。
今は「あっち」の世界へは簡単には行けないし、まだ「こっち」でする事がある。
でも、いつか行って会える。
そして2度と離れない。その事だけが私の希望だ。
泣いていたらゴマが寄って来た。
つちちちちちちちちちちちてち←ゴマが入力して去った。
ゴマも私に習って「かな入力」なんだね。 |
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近頃は、ガラの交際相手はペリーに引き継がれた。
テトではガキ過ぎて役不足らしい。
ガラはもう、テトよりも大きいかも知れない。そうなると、ガラの居る部屋にオスはカワムラさんとペリーしか残っていない。メスの方が多いのだから。
ペリーは相変わらずイオが大好きなのだが、こちらは実姉のように慕っている感じだ。
イオもペリーやテトを良く可愛がっているけれど、大人なので遊び相手になる訳ではないようだ。
イタズラ盛り遊びたい盛りのガラは、手応えのあるオスを求めている
。寝る時は炬燵の中のカワムラさんの傍、じゃれ合うのはペリーという具合に使い分けているようだ。
コギャルめ、恐るべきその使い分け。
ペリーは流石に私の子だけあって品が良く、適度に「勝ち」を譲れる紳士に育った。
よしよし、いい子だね。 |
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ペリー
紳士的な彼
Feb. 21, 2005 |
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