《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
月別インデックスへ 「猫雑記」インデックスページ HOME サイトマップ 1999年〜2004年「猫雑記」
全員の写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」
アイン

綺麗なアイン

Mar. 12, 2005
2005年3月12日 土曜日 part 2

アインは素敵な猫だった。

今から15年前、前夫と別居して一時期大宮に住んでいた時、ミュウのお嫁さんにと迎えた子だった。別居するまで住んでいた王子のマンションの1階にあった、ペット美容室のご主人の仲介で求めた猫だった。当時は車の運転をしなかった私は、電車で迎えに行った。野良猫の存在など、考えた事も無い時代の話だ。

小さくてお転婆な女の子だった。1ヶ月しか月齢が違わないのに身体の大きさが全然違うミュウが、とても大事に可愛がってくれていた

アインは所謂「猫らしい」自分勝手で気紛れ、活発な子猫だったけれど、お腹が弱くて直ぐに下痢をした。懐に入れて、何度も仔猫のアインを病院に連れて行った。

晩年と違い、抱っこがあまり好きではなかった。いつ頃からだろう・・・下ろしても下ろしても「抱っこして」とせがむようになったのは。つい数日前までは、後ろ足で背伸びして私の膝に手を掛け、「ママ、抱っこして」とせがんだ。その後ろ足は血栓症のせいで、2度と力が入る事はなくなってしまった。

この写真の数々は、最期の物を除けば、つい昨日の夜のものだ。最期まで綺麗だったアイン。本当に気高く、美しい猫だった。ジーコしか受け入れる事はなく、ミュウですらそれ程好きではなかったようだ。最期まで我が儘な女王様だったね、アイン。

アインほどに、私を求めてくれた猫はいないかも知れない。アインは私の身体の一部だった。ここまで濃密な関係で過ごせた事は、本当に幸運だったと思う。もちろん意思的にそうして来たとは言え、それを可能ならしめたのは、決して私一人の努力ではなかった。こうちゃんの多大なるサポートがあってこその事だ。

そして胸に抱いて逝かせる事が出来たのは、何と幸せな事だろう。またひとつ責任を果たせた。もう出来るだけ泣くまい。一番苦しいときは過ぎたのだから。

あどけないアイン
何が見える?
少し疲れたね
もう目を閉じよう


前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ
   
note


Click erch picture
please
保護主さん達は
たった二人で
頑張っています!




黒猫ルオーちゃんの
里親募集


美しくて賢いサビ猫
「あかね」里親募集


ナチュラルフードとサプリメントのウェブショップ

inserted by FC2 system