ジャム
苛められた・・・
Jun. 7, 2005 |
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2005年6月7日 火曜日
朝、仕事をしていると電話。
おや、ルス・リマの保護主さんからだ。どうしたのかと思ったら、たった今、仔猫を保護したと言う。
曰く、出勤した途端、コンクリートで固めた都会の真ん中の川に落ちてカラスに襲われそうになっている仔猫を発見。
勇敢にも川に下りて行き、かなり苦労して保護したらしいのだ。
彼女は何かと行動力があり、考えるより先に身体が動くタイプだ。
いや失礼、もちろん熟慮し、悩み、逡巡しているはずなのだが、後悔しない為には行動に移す決断が出来るタイプの人・・・と言いたかったのだ。
お陰で、うちの可愛い可愛いルスとリマも命を助けて貰えた訳だ。
職場には訳を説明して早退させて貰い(そもそもまだ出社していないんじゃないか?)、これからマツモト先生のところに連れて来ると言う。
初めて来るので、場所を教えて欲しいという電話だった。
ダンボール箱に入れて来ると言うので、キャリーを持って行ってあげるよ・・・と言い、病院で待ち合わせた。
どのみち、朝一番で(午前9時の診療開始と同時に)ゴマを連れて行こうと話していたところなのだ。
ゴマは膀胱にオシッコが溜まってはおらず、結晶も見られない。
しかし若干の血が混じり、ピンクのオシッコをしている。
止血剤と消炎剤、抗生剤を注射され、明日もまた注射に通う事になった。
必要な薬を経口投与出来ないからだ。
かつてはカンピロ騒ぎの時に、2週間も日に2度ずつ抗生物質を飲ませたのに、今では口を開ける事すらさせないのだ。
甘やかし過ぎかも知れないけれど、先日無理矢理に口をこじ開けて投薬した挙げ句、何十分も経過してから吐き出された時には、よほど嫌だったのだろうと気の毒になった。
飲ませられなければ、注射に通うしかない。
飲ませられるのは、無味無臭のシルバーだけなのだ。それも大好きなドライフードにたっぷり振り掛けて、手の平から直接食べさせないと駄目だ。
しかしそうしてやる限りは、幾らでも食べてくれる。
少し熱っぽいものの、食欲があるのが何よりだ。
そして水も飲んでいるし、一度の量は少しだけだがオシッコもちゃんと出ている。
処置して戴いた後、こうちゃんが先にゴマを連れ戻る。
ただでさえストレスを感じている様子なので、待合室であまり待たせたくなかった。
部屋に開放してから、こうちゃんは再び病院に戻って来た。
たくさん鳴いて恥ずかしかったね、ゴマちゃん。
いい子だと評判のゴマなのに、家から連れ出される事には大変に過敏で不安がる。
ルス・リマの保護主さんは、大きなダンボールを抱えて現れた。
中には小さな仔猫が1匹。
あんな大きなダンボール箱を抱えて電車に乗って来たのか。ツワモノだ。
仔猫はブラックスモークの、とっても可愛い女の子だった。
緊張している為だろうが、診察台の上ではおとなしく、検便もフロントラインスプレーのすり込みもさせた。
威嚇ひとつしない。
しかし、それはやはり猫を被っていたのだ。
駅まで送る道中、仔猫はキャリーの中で盛んに怒っていた。
「早めに里親募集開始しようね」と言って、駅前で別れた。
ええ、本当に早めに募集開始しましたよ(→こちらをクリックしてご参照下さい)、流石です。やる事が早い。ルスとリマも、貰う事に決めた翌日(しかも大晦日)に届けてくれましたっけね。
もうご飯もモリモリ食べて、すっかり保護主にも馴れたというから、この子(「ポンポン」と名付けた)は、きっとリマのような物怖じしない、おとぼけキャラクターになるよ
。顔も可愛いし、コロンコロンのプクプクで、いつまでも触っていたかったよ。ついでに寝言を言わせて戴ければ、大好きなブラックスモークだから家の子にしたいよ。
もう増やせないけど・・・
昨日撮影して来た、マツモト先生の病院の保護猫たちの募集も開始した。
左半身が麻痺している三毛の仔猫(←募集内容はこちらをクリック)は、少し悩んだ末「ミスティ」と名付けた。
昨日、話題にしたばかりなので説明は不要だろう。
三毛ながら「覆面」のミステリアスなイメージ、そして三毛猫には誰もがつい「ミ」で始まる名前を付けがちなのだが、それは私も例外ではないという事だ。
3匹の姉弟仔猫(←募集内容はこちらをクリック)の仮名も、私に一任されていた。
毎年本当にネーミングでは悩む。
昨年は往年の美人女優の愛称で行かせて戴いた。「ベベ・ロロ&モニカ」と。
古過ぎる?だって古い人間ですから・・・。
しかし今年はもっと古いぞ。何たって15世紀まで遡るんだから。
こうちゃんと朝ご飯を食べながらさんざん議論した挙げ句、チューダー朝の王位に就いた人たちの名前を拝借した。
「エリザベス・ヘンリー&メアリ」の3人だ。
言うまでもなく、ヘンリー8世とエリザベス1世、メアリ1世(ブラディ・メアリ)である。
猫の名前に何と大仰な・・・ネタが尽きたな・・・と、どうぞ笑って下さい。
こちらがエリザベス様 |
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こちらがヘンリー様 |
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こちらがメアリ様 |
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ゴマは体調が悪くて苛々するらしく、しきりにジャムをねじ伏せている。
ジャムは倍ほども大きな身体をしているくせに、ゴマには全く抵抗出来ない。寝転がって恐怖の唸り声を上げ、逃げ回るだけだ。
ゴマは強い。
ジャムはマルコに対しては強気で、条件反射の如く追いまわす。
決して噛んだり引っ掻いたりはしないものの、凄い迫力で迫るので、マルコは大袈裟に怯えて威嚇。
やめなさい、そういうオーバーな反応は。余計にジャムを苛々させるんだよ。
ジャムには全く弱腰なマルコなのに、ゴマがマルコの近くで寝ようとすると、しきりにふざけてパンチしている。バカタレの茶トラ、本当はゴマが一番強くて恐いんだぞ。
という具合に、我が家の2階では不思議な三竦みが展開している。
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ゴマ
苛めちゃった・・・
Jun. 7, 2005 |
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