ゴマ
お仕事まだ?
Jul. 29, 2005 |
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2005年7月29日 金曜日
最近のゴマを見ていると、ミュウの役割とアインの役割の両方を務めようとしているかに思える。
ミュウの如く、私と全ての時間と課題を共に背負っているように足並みを揃えているかと思えば、アインのお気に入りの場所を引き継ぎ、目が合えば「今は抱っこしないよ」と言っても、アインそっくりの強引さで膝に乗って来てしまう。
下ろしても下ろしても、形状記憶合金のようにして膝の上に収まる。
時間が逆行して、アインとの蜜月が甦る。
ゴマはどんな気持ちでそうしているのだろう。
決してアインの代わりではない、ゴマの想いが愛しい。
重さもちょうどアイン位なのに、ゴマの方がずっとスリムに見える。
顔も小さい。そして何ともしなやかだ。
アインは顔が大きくて手足が短く、身体つきもボテッとしていたからなあ・・・。
どちらのタイプも可愛いけど。
私が仕事を中断してキッチンの換気扇の下で一服していると、PCの本体の上にいたはずのゴマも、何時の間にかキッチンに移動していて、テーブルの上でじっと待っている。
煙草の火を消すまではじっと辛抱して待っているのに、吸い殻を捨てた瞬間に「うぇい」と一声鳴く。
「解かったよ、仕事に戻るよ」と言うと、先回りしてまたPC本体の上を陣取る。
実に甲斐甲斐しい。
そして神経が細やかだ。
こちらの心を常に先読みしては、自分の行動を決めているように見える。そんなに気を使っていたら疲れてしまうだろうに。
ゴマは、かつて私のエサやりの対象だった頃、ご飯よりも先ず愛情をねだった。
ひとしきり撫でで抱いて、何かをしきりに訴えるかのようにお喋りする小さなゴマが、やっとご飯を食べている姿を私とアカが付き添って見守った。
明るい毛色の茶トラのアカと比べたら黒っぽい、サビ猫(という言葉は当時はまだ知らなかったけれど)のゴマの身体には、やぶ蚊がたくさん群がった。
それを私は手で追い払い、アカはゴマが食べ終えて毛づくろいを開始するまでは自分は食べようとしなかった。
小さなゴマは、たとえ心無い人に捨てられた不幸を背負っていたとしても、既にあそこでは戦わずして女王様の地位を勝ち得ていた。
食べ終わればまたどこかへ去って行く他の野良猫たちと違い、アカとゴマはいつまでも蕎麦を離れなかった。
立ち去ろうすれば、後を付いて来た。
「行かないで」と訴えているように感じてしまっても仕方ないだろう。
そういうゴマを、毎日「また明日ね」と言って連れ帰ってやれれなかったあの頃。
私もゴマも辛かったのだと思う。
だけど今は、うちの最古参だ。
そして「ゴマの時代」を築いている。猫撫で声で讃美されながら・・・。
因みに現在のアカは、広い広いヨウコちゃんの家で新参の三毛3匹(全てヨウコちゃん自身の保護猫)に囲まれて、大きな身体を小さくしているらしい。
お人好し(猫だが)の茶トラなんか所詮、強気な三毛に太刀打ちは出来ない。
アカとゴマ・・・彼らが野良に居ないで済んでいる事が、私の幸せのスタートだったのだと改めて思う。
この幸せのときが永遠ではないからこそ、今を大切にしなくては。
早くも夏バテ気味なので、今夜はゴーヤチャンブルー。
ニガウリの白いワタを取り過ぎない方が、苦くて美味しい。
ニガウリ2本と豆腐1丁、豚コマ150グラム、卵6個・・・大量に出来ました
。一度では食べきれないので、残りは冷蔵庫に。明日の朝、玄米のおにぎりと共に食べよう。
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ゴマ
待ちくたびれた
Jul. 29, 2005 |
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