ガラ
齧る
Oct. 8, 2005 |
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2005年10月8日 土曜日
車の調子が良くない。
走ると時々、キーキーと自転車のブレーキのような音がする。ブレーキを踏んでいる時ではなくて、走り始めに多いような気がする。
おそらくファンベルトが劣化しているのではないかという事で、近々点検に持ち込む事になった。
毎回の6ヶ月点検は欠かさないし、走行距離も大した事は無いのに、どうなっておるのだ、インプレッサ。まだ3万キロも乗っていないというのに。
来年の2ヶ月が車検なのだが、とても買い替えは出来ない。
大事に乗って来ているし、今後も大事に乗るよ。
しかし車検なんて、バカバカしい制度だ。年数ではなくて、走行距離で車検を義務付けて欲しい。うちなんか5年に一度で充分だし、ダミアン・イノウなんか半年毎に車検だな。
うちの猫たちときたら、あちこちの扉は開けるし、抽斗も開ける。引き戸には全てかんぬきを付けたが、抽斗はそうもいかず、時々開けられて中身をイタズラされる。
イタズラされて困るものは剥き出しで入れてはいないけれど、先日、ブラッシングして抜けた毛を玉にしておいたものを食べられてしまった。折角、カワムラの茶と白、リマの黒とで混ぜ合わせて作った「ルス小玉」だったのに・・・。
犯人はガラとリマ。ガラが特に抽斗を開けるのが上手い。両手を取っ手に掛けて、腰を入れて「うんうん」とリズムをつけて引っ張る。上手いものだ。
今日はルスに、また別の抽斗を開けられた。間仕切りの格子を作った際の杉の角材の切れッ端を入れておいたものだから、ガキ共が順繰りと噛み付いていた。お膳立てはルスがしたのに、直ぐに幼稚な奴らが占拠してしまった。ルス、ご苦労様。
多分それだって、何でも「ワシが、ワシが・・・」と良いトコ取りのカワムラが独り占めしたかったのだろうが、生憎カワムラには歯が1本も無い。噛みつきはカワムラには無理だね、舐め舐め専門だね。
深夜、いつぞや( >>2005.4.14)も触れた >>アクターズ・スタジオ・インタビューの放映あり。今回は『ジーン・ハックマン 自らを語る』であった。
ジェームズ・リプトン氏の毎度お馴染みの卓抜なインタビューは兎も角として、ジーン・ハックマンの語りにはあまり聞くべき内容はなかったと思う(100回記念だというのに)。
しかし会場にゲストとして >>アーサー・ペンが来ており、ジーン・ハックマンと若干の質疑応答をしていたのが印象的だった。
アーサー・ペンと言えばニューシネマの代表作『俺たちに明日はない』が余りにも有名だが(ジーン・ハックマンも助演している)、1970年代に中学生であった私は、当時まだ日本ではブレイクしていなかったポール・ニューマンの出演映画の追っかけをしていたので、彼の映画を調べては余さず観た。その作品のひとつ『左利きの拳銃』が、アーサー・ペンの初監督作品であった。
しかしもっと興味深いのは、このアーサー・ペンが、かの >>アーヴィング・ペンの弟であるという事ではないだろうか。検索しても全然出て来ない情報だが、確かな事実である。
アーヴィング・ペンと言えば、>>リチャード・アヴェドンと並ぶ20世紀を代表するカメラマンの一人だ。その作品はヴォーグ誌のファッション・フォトに留まらず、「現代アート」として評価され、あちこちの美術館にも収められているから、ある程度の年齢の人や写真好きの方ならばご存知だろう。
しかしアーサー・ペンも83歳、アーヴィング・ペンに至っては92歳・・・もはや「ペン」と聞いて直ぐに思い浮かぶ名前は、すっかり「ショーン・ペン」に取って代わられているだろうと思う。実は私、アーサー・ペンはあまり好きではなく、アーヴィング・ペンとショーン・ペンは好きなのだが・・・。
こうちゃんと黒ビールを飲みながら、久し振りで映画や写真の話をしたひとときだった。毎週末、そんな時間が持てるといいなあと思う。
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