《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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マルコ

ぬくぬく

Jan. 21, 2006
マルコ
2006年1月21日 土曜日

朝刊が届いた午前3時半にも、紙資源ゴミを出した午前5時にも、まだ雪は降っていなかった。

しかしトイレに入った午前7時・・・窓からふと外を見た隣家の屋根は、既に積雪していた。

雨と違って音もなく降るものだから、全然気づかなかった。しんしんと寒い。

その後も雪は降り止まず、5年ぶりの大雪となった。





5年前の大雪は忘れもしない、15匹プラス2匹を埼玉県新座市まで救出に行ったあの時だ。

当初予定した1月27日が大雪で中止、しかし雪の中をスタッドレスタイヤだけは買いに行き、翌日28日に決行したのだった。

寒かったし強行軍だったけれど、気が張っていたからあんな事も出来たんだろうな。私達夫婦も、今よりも少しは若かった。

あっと言う間の5年だったような気もするし、遠い昔の事のようにも思える。サイトを立ち上げて以来、怒涛の6年余りだった。しかしまだ続くのだ、生憎。



あの時折角スタッドレスを買ったのに、雪にすっかり懲りてしまって、その直後に4駆に買い換えた。それだけ考えても犠牲の大きいSOSだったんだな。

どうにも行動が単純で笑っちゃうけど、単純に事が運べたのは貯蓄があったお陰だ。節約、万歳。しかし、その後気前良くバラ撒いて、あの頃程には蓄えは無くなってしまった。また貯めなくちゃ駄目だ。

昨日の言葉(「余裕がある時にパアパア遣ってしまわず、蓄えておかなくちゃ駄目よ」)は、誰に対してよりも自分に対してなのだと気づいた。大変失礼致しました。



買い換えた新車に初めて乗せたのも、うちの猫ではなくてあの15匹のうちの2匹「ポッポ太郎」と「ジュリナ」だったっけ。

一時預かりしてくれた若いカップルがギブアップしてしまったので、山手の明美さんが既に2匹預かってくれていたにも拘わらず、更に2匹預かってくれる事になった。

その移動の時には、既に新車になっていた。電光石火で買い換えたのだ。



明美さんに先に預けた2匹は、その後福岡県のおニャアニャンの元に里子に迎えられ「雅」と「公太郎」と改名した。

搬送中の車の中で、自意識の強いわがままな公太郎(当時は「ザビエル」)は声が枯れるまで鳴き続けていたっけ。自分たちがこれからどうなってしまうのだろう・・・と不安だったに違いない。

そして息子の鳴き声に、母猫の雅(当時は「フィズ」)が優しく返事をしていた事が印象的だった。



公太郎はあれから大分歳をとったものの、すっかり穏やかな気の良い猫になって、後輩猫たちを優しく見守ってくれている。雅母さんは、少し前に天に戻った。

あの当時おニャアニャン家には猫は2匹しかいなかった。それが今では15匹。ま、私も人の事は言えないのだが。



最初に私のインプレッサに乗った「ポッポ」と「ジュリナ」は、そのまま明美さんの子として戴いた。今では二人とも逝ってしまったけれど、それはそれは幸せな余生だったと思う。心が穏やかに安定している飼い主の元で生きられる猫は、それだけでも最高に幸せなのだ。

もう一度会いたかったけれど・・・可愛いポッポに。



・・・と、大雪の度に思い出すのは、当分あの時の事だろう。おブリ様もお達者でいらっしゃるでしょうか。今年になってからは、まだお声を聞いておりませぬが。(←電話くれって?)



雪がどんどん降り積もる中、シロちゃんがどこで過ごしているのかが気掛かりで、何度も様子を見に行ってしまった。縁側ハウスには、全く積雪していない。毛布も濡れていないし、ご飯もたっぷり置いた。
みーちゃん部屋から見えるシロちゃんハウス。

ブルーの箱がそれです。
昼過ぎ位までシロちゃんは、3号ハウスの中の暖かいクッションハウスに入ってくれていたのだが、夕方にはどこかへお出掛けしてしまっていた。

どこへ行くのだろう?どこかに暖かい場所はあるのだろうか?それとも飼い主は家に入れてくれる気持ちになったのだろうか?様々な思いが交錯する。

もしも飼い主の家に入っているとしたら、それはそれで喜ばしい事なのかも知れないが、ふと嫉妬している自分に気づく。バカだなあ・・・と思う。私が全て抱え込めるはずもなく、誰かがそれぞれの責任を果たしてくれる事が一番なのに。



夜遅くなってから、やっと雪がやんだ。こうちゃんは真っ暗な中、一人で雪かきをしていた。姿が見えないと思ったら、外からジャリッ、ジャリッと音が聞こえる。やっぱりこうちゃんだった。

明日の朝、二人ですれば良いのに。勿論、明日は私も雪かきする。本当は好きなんだ、雪かき。



写真は明るいうちに撮っておいたもの。その後もっともっと積もりました。うちは2方向が急斜面なので、風が吹き溜まるせいか、余所のお宅よりも積雪量が多い。雪は嫌だ。

それにつけても、豪雪地帯の皆さんには、心からお見舞い申し上げます。

マルコ

出窓の別荘にて

Jan. 21, 2006
マルコ
雪景色2つ



うちの屋根と
公園の桜の木

(午後2時 2階の
ベランダから撮影)


Jan. 21, 2006
雪景色
1階の大屋根と隣家

(午後2時 2階の
ベランダから撮影)

Jan. 21, 2006
雪景色


覚え書きとして:

朝はデニッシュの食パンにさくらんぼジャムを乗せて。飲み物はミルクティ。

昼はスパゲッティ・ナポリタン。具は玉葱とベーコン、ピーマン。

夜はやっと肉ダンゴ鍋を作る。具は大根の千六本、白菜も千切り、牛蒡のささがき、春雨、豆腐、そして豚肉の団子(根生姜と葱のみじん切りをたっぷり入れる)。味付けは塩と醤油。

たっぷり作ったので、明日もこれだ。


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