《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ルス

アタシは眠い

Feb. 11, 2006
ルス
2006年2月11日 土曜日

随分と暖かい一日だった。



どっと疲れが出たらしく、朝は少し寝坊してしまった。

久し振りでこうちゃんに起こされるが、なかなか覚醒しない。



こんな事は最近なかったなあ・・・寝不足でも一発で目が醒め、直ぐに起き上がれて仕事に掛かれていたのだ。

今朝はもうドロドロに疲れて、顔まで腫れていた。気の緩みだろうな。





午後3時過ぎになって、郵便局でゆうパックを発送するのと買い出しに出掛ける。

集配局だったら土日でも発送出来るし、受け取れるのだ。



しかしどうした事か、ATMの先はシャッターが閉まっている。

窓口取り扱い時間帯の説明ボードには、「御用の方はインターフォンで呼んで下さい」と書かれている。土曜日は20時まで取り扱いするはずなのに、どうなっているのだ。



私達の他にも、何組かの客が困惑している。

インターフォンも見当たらない。

仕方なく、シャッターをドンドンと叩いてみる。



やがて、人が出て来た。

そして言われる。今日は普通の土曜日ではなくて、祝日扱いなのだと。



「あ〜・・・」と、全員すごすご引き下がる。

そうか、今日は紀元節だったっけな。

3時前に来なかった事を悔やみ、明日まだ出直ししなければならない事にがっくりする。

明日は寒さが戻るらしいから・・・。






食料を買い、ついでに動物病院にも立ち寄り、いつもの目薬を貰う。

土曜日にしては珍しく混んでおらず、私達の他はやはり保護と避妊の常連のお二人だけ。

一人は鶴見で捕獲をバリバリしている方、もう一人はニュータウンのボランティアの方だ。



病院猫の茶トラのデカ猫「トニー」が、玩具で遊んで貰っていた。

先生も嬉しそうに見ている。

微笑ましい平和なひととき。

立ち去り難いような気持ちになるが、うちでは猫たちが待っている。急いで帰宅する。





戻れば案の定、カワムラさんとゴマに「どこに行ってたの」と責められる。

かたときも離れたくないんだね。ごめんね。



でも要求がきついよ。

アンタたちとの愛の時間以外にも、色んな事をしなければ生きていけないんだよ。

アンタたちは部屋主なんだから、もうちょっと聞き分けて欲しいな・・・とぶつぶつ言いながら抱く。



トリノでの冬季オリンピックが始まった。

見るとは無しに、夜食を食べながらモーグルの予選を見ていた。

今回の解説者は、長野の時の解説者のような軽薄さは無い。むしろ穏やかに礼儀正しく喋る。



でも里谷の出番が終わって、「ここは里谷の独壇場」と言ったのだが「ドクダンバ」と言ってしまいましたね。

きっと「土壇場」と「独壇場」が一緒になっちゃったんだね。

聞き逃さなくてごめんね。



そう言えば「日常茶飯事」と言おうとして「日常茶番(ちゃばん)」と言っていた人も知っているし、「牽引」を「けんびき」と言っていた社長も知っている。

「順風満帆(じゅんぷうまんぱん)」を「じゅんぷうまんぽ」と言う人たちもいるし、「雰囲気」を「ふいんき」と言ったり書いたりする人たちも多いらしい。




しかしこの「ふいんき」に関しては、『日本文学ふいんき語り』という本の題名を新聞広告で見て驚いた。

曰く、『自信ある誤読を愉しみつつ、雰囲気とは違う「ふいんき」から近代文学の名作をゲームのスキルで遊び倒す』という事らしいので、わざと「ふいんき」としているのだ。

つまり、元々は「雰囲気」という漢字と、耳に聞こえる「ふいんき」だか「ふんいき」だか判別がつかない単語との関連付けなど考えもせずに、単なる間違いとして使われていたものなのだろうが、その現象への違和感を持つ日本語保守層によって広く話題にされるに従い、ある種の人たちの間では、間違いと解かった上でのジョークというか、新しい言葉の文化を特殊な世界で作り出している自負というか、堂々と活字文化に於いても通用させるに至ったという事なのだろう。



比較的日本語には保守的でありたいと思う私も、既製の価値観や文化を守る事だけが良いとは思わない。

文化は成熟すれば退廃し、均衡がとれていたはずの文化様式がバロックや反古典という形へと変化し、そしてアンバランスな中ではいつまでも落ち着いていられずに、再び均整のとれたものを求めるという繰り返しは、これまでの歴史の中で幾度と無く見られる現象だ。



それは様式というもので人間の内面を表現しようとした時に、その時代の精神的背景を反映し、自然とそうなるものなのだろうと思う。

しかし、それが単なる表面的な遊びとしてあざとさが目立つ場合、こうした価値の切り崩しには、ちょっと辟易してしまう。



何がしたいのか、何を言いたいのか、その裏にあるものに価値が感じられないせいだろう。

勿論、当事者は大いに価値を見出しているのだろうが、「だから何なのか」と言いたくなるような、人の心に届くものでは無い。

それだったら、笑われていたはずの、「ふいんき」と発音して恥じる事の無い無知の方が、ずっと可愛げがあるとさえ思う。

それはそれで向上しないのであれば困った人たちなのだろうが、批判や揶揄する事にだけ楽しみを見出し、自分は決して俎上に乗ろうとしない姿勢は、なんともずるくていやらしい。



尤もこれは、先述の書籍の内容とは関係ないので念の為。



しかしそういう事を思う事自体が、もはや年寄りの証拠なのかも知れないな。

カワムラさん

ガラを愛でる

Feb. 11, 2006
カワムラさん
カワムラさん

リマを舐め

Feb. 11, 2006
カワムラさん
カワムラさん

リマに舐められ

Feb. 11, 2006
カワムラさん


覚え書きとして:

朝はマッシュポテトのピザとクリームパンとミルクティ。

昼はすうどん。薬味に九条ねぎ。

おやつに■ン●ルクのケーキ。スポンジ部分が美味しくない。味もぼけている。やっぱり「苺の樹」のケーキの方がずっと美味しい。

夜はカキフライとキャベツとトマトのサラダ、味噌汁、白菜の浅漬け。タルタルソースは、玉葱のみじん切りを減らして、刻みピクルスと茹で卵一杯が美味しい。

夜食に炊きたてのご飯で卵掛けご飯、切り昆布の煮物。


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