メラ
今日は女の子らしい
Jun. 6, 2006 |
|
2006年6月6日 火曜日
画像ファイルに名前をつけていたとき、「060606.jpg」と打って気づいた。
今日は「666」のぞろ目か。
ダミアンが生まれた6月6日、おうすけさんが掲示板で「ダミアンの日」と言っていた。
でも「ダミアン」が誰なのか、知らない世代が増えて来ているようだ。
うちに来るダミアンだって、「オーメン」を知らなかった。
1976年の映画だ。
知らない世代がいてもおかしくない。
父親役はグレゴリー・ペック、母親役はリー・レミック。前世紀の俳優だ。
40匹のマンション猫のSOSから、そのおうすけさんに預かって戴いていたラヴちゃんを正式にお迎えしたいとのお申し出を、今日おうすけさんから戴いた。
「可愛くて、もう手放せません」
「預かり失格ですみません」
おうすけさんは、私に気を遣わせまいとして、何度もそう言って下さった。
確かにラヴちゃんは可愛いと思う。小柄な身体の割に大きくて横広な顔は、アメショーが入っているかのようだ。
控え目な性格ながら、スリスリして甘える様子をブログで見ていて、あまりの愛らしさいじらしさに、私とて魅了されていた。
ラヴちゃんは、自分の控え目ではあっても確実な「ネコヂカラ」で、おうすけさんという最高のお母さんを勝ち取ったような気がする。
インターネットにもパソコンにも不慣れな年配の保護主さんが、ラヴちゃんのお預かり日記のコメント欄に、多分とても苦労しながら「ラヴ、おりこうでありがとう」と書き込んでいた事があった。その言葉を見た時には胸が一杯になって、少し泣けた。
一時預かりをしてくれる人がどんな素晴らしい方で信頼出来る方であろうと、自分が託す可愛い猫がそのお宅で嫌われるような事があったらどうしよう、いい子に出来なかったらどうしよう・・・と心配するのは、保護主としては至極尤もな事だ。
少しでも嫁入り先で可愛がられるよう、娘の親は気を使い気を揉むものだ。保護主さんは、本当に誰よりもラヴちゃんを愛していたから、他のどんな言葉でもなく「(可愛がっていただけるように)おりこうで(いてくれて)ありがとう」という気持ちが先ず表れたのだろう。
色々と迷った挙げ句のSOS発信ではあったけれど、改めてこの保護主さんを応援したいと思った瞬間だった。
残念ながら、持ち込まれるご相談の全てには対応出来ない。
一日は私にも24時間しかないし、体調は良くないながらあまり寝ないでも何とかなっているような恥ずかしい程に食欲も基礎体力もある難病患者だけど、やれる事には自ずと限りがある。
その限界も意地になって目一杯引き上げて来たつもりだが、これ以上は自分の家族である猫たちや生活を支えてくれている仕事への悪影響があると思えば、その先へ踏み込む事は出来ない。
その”off limits”を守らないならば、私だって結果的には他人に迷惑を掛けてしまう事になるだろう。
私は自分が地面を這う存在でありたいと思っているが、もっと大きな難題に取り組もうとしている人たちもいる。その件でご相談を受けても、私は「自分で出来る範囲を、先ずは一人で始めて欲しい」とお願いするしか出来ない。
猫の命を大切にする為には様々なアプローチの仕方があると思うけれど、私が限られた時間と経済力と体力の中で実現したい事は、先ず足元を見て確実に手を出す事だ。
大企業や行政を相手に猫の権利を勝ち取ろうとすれば、様々な問題解決が必要になる。それを諦めずに取り組む事も一方では大切だろうとは思うけれど、私は自分のしようとしている「地べたに近いところで」の課題で手一杯で、そんな大きな事には手を出せないし、今後もきっと出さないだろう。
問題は解き易いものから解いて行く事が、学力試験でも大切なはずだ。
一人一人の力では大きな事は実現出来ないかも知れないけれど、みんながそれぞれに自分で出来る身の回りの問題を少しずつ解決して行ければ、大きな騒ぎを起こす事なく、大勢で声を上げて行政や企業や団体に結果的に押し付ける必要もなく、望ましい(と思う)世界は結果的に早く得られるのではないかと思っている。
そういう解決方法を採らない限りは、イタチごっこのような気がする。社会が悪い、政治が悪いのではなく(社会も政治も良くは無いけれど)、そういうものを構成している私達一人一人が構成員であるという自覚も足りなければ、個人の自助努力も足りないのだと思っている。
先ずは自分の足元を見よう。私はそうする。それですら、力の足りなさを日々思い知らされている。でもそのままじゃ済まさない。自分のやるべき事はきっちりやりたい。自力で。
同じSOSから、「大きいちゃん」の譲渡も本日無事に完了した。
こちらの里親さんも、ご自分で保護もしていらした方で、ご自身の年齢(50代)を考慮して高齢の猫を迎えて下さった。その考え方や姿勢には、学ばせて戴かなければいけないところが多い。
歩みは速くは無いけれど、1歩ずつ先に進みたい。せめて半数か10頭程度になるまでは、この里親さん探しを続けたい。
どうか、あと1匹お手元に置いて戴ける方がいらっしゃいましたから、この子たちを宜しくお願い致します。想像を絶するようなとんでもなく劣悪な環境から、辛うじてこの保護主さんが救い出して来た子たちばかりです。
一風代わった趣旨のSOSになってはおりますが、長年こういう人に押し付けて楽をして来た市民が多い訳で、今度はその保護主さんの窮地というより、猫たちの安住の家を提供して戴けないでしょうか。
宜しくお願い致します。
同じダミアンの日に、ちえちゃんが預かって授乳させていた赤ちゃん猫の「パンダ」が短い生涯を閉じた。
生まれたばかりで拾われたものが、ある人に押し付けられ、その人がちえちゃんに授乳をお願いしたのが9日前の事。
途中、何度かの危機を乗り越え、ちえちゃんも「パンダ」自身も頑張っていた。元気に鳴く動画も見せて貰った。
だけどパンダは、あっけなく逝ってしまった。母猫が飼育を放棄し、保護までに時間の掛かった赤ちゃん猫が無事に育つ確率の低さを、改めて感じた。
ちえちゃんはもう「パンダ」のお母さんになっていた。私は日々のやり取りの中で、「パンダ」と共にちえちゃんという母親が育っているのを見ていた。
そんな悲喜交々のダミアン・デイでした。
仕事はあまりはかどらなかったけれど、明日からスパートをかけるさ。
|
メラ
女の子ですもの
Jun. 6, 2006 |
|
覚え書きとして:
朝はトーストと夏ミカンのジャム、肉まん、アイスコーヒー。
昼は辛子高菜のチャーハンとハッサク。
おやつにチョコレートケーキと冷たい日本茶。
夜はご飯を炊き、厚焼き卵、おからの炊いたの、根ミツバのおひたし、生活クラブの烏賊リングの唐揚げ。 |
|
前日の「猫雑記」へ |
|
翌日の「猫雑記」へ |
|
|
|
note |
Click erch picture
please |
応援して下さい |
|
|
|
|
|
|
|
ナチュラルフードとサプリメントのウェブショップ |
|
|