カワムラさん
歯のないアクビ
Jun. 9, 2006 |
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2006年6月9日 金曜日
我が家の愛すべき年寄り猫、カワムラさん。
見るからに老いぼれなのだが、不思議と女性に人気がある。
勿論この私もカワムラの魅力にはメロメロだ。
老人斑(?)が出ている口元も、ボサボサになった毛並みも、拭いても吹いても直ぐに黒い目やにがこびりついてしまう目も、痩せて骨盤が四角く触れる身体も、全て愛しい。
歯が全て抜け落ちるまでには口の中の炎症も続いたのに、食べられないときが存在せず、誰よりも旺盛に食べて、あまり吸収しないのか大量のウンコをしているカワムラさん。
私の口元へのご挨拶も、前よりずっとスローモーションになった。丁寧にカワムラさんの口の端と私の口の端を触れ合わせ、満足するまで続く親愛のキス。
いつもご機嫌で、落ち込む事や隠れてしまう事がない。私を見れば、どこで寝ていても必ず律儀に近づいて来ては、盛大な音をさせてご挨拶。しかしその音も、随分と小さくなった。蓄膿の按配が良くなった証拠だろう。
プロポリスのお陰だ。しかし毎回、飲むのを嫌がって苦労するけれど。
私のエサ場に突然現れた頃、バイクのシートの下から出て来られない位に怯えていたのは、きっと外の世界をそれまで知らずに暮らしていたのに、ある日何某かの事情で捨てられてしまった事に途方に暮れて、とてもじゃないけど動けなかったのだろう。具合も良くなかったし。
あの晩、連れ帰って本当に良かった。
あれ以来ずっとカワムラさんは、まるで決して恩を忘れていない事を伝えるかのように、嫌と言う程私に愛情を与えてくれている。
こんなに能動的に愛する事を知っている猫は、甘えん坊が多い我が家でも群を抜いている。
多分、ゴマと双璧だろう。
どちらも結果的にうちの猫にしたのだから、いっそもっと早くに連れ帰る決意をしてやりたかった。
過去を振り返ると、悔いが一杯。
でも、手遅れにならずに済んだ事を喜ぼう。
猫に愛される幸せを、毎日毎日、一日中全身で享受している。
癒されもするし、モチベーションも上がる。
頑張る分のご褒美も貰っている。
しかし、それを目的にしている訳じゃない。結果としてついて来たおまけだ。
しかし何と莫大なおまけだろう。
私も愛してるよ、カワムラさん。
ずっと元気で長生きして欲しい。
今、カワムラさんは太陽のような存在だ。無くては困る。
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カワムラさん
無邪気に
Jun. 9, 2006 |
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カワムラさん
子供に返る
Jun. 9, 2006 |
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覚え書きとして:
朝はトーストとミルクティ、ハッサク。
昼は焼きうどん。具は玉葱、ベーコン、しめじ、味付けはカレー粉と醤油。デザートに桜大福と日本茶。
夜はご飯を炊き、豚肉とセロリの炒め物、厚揚げの煮物とキムチ。 |
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