《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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マルコ

奥目でうつむき顔

Oct. 15, 2006
マルコ

2006年10月15日 日曜日

さて、ゴマの午前3時のオシッコは、またしても枕トイレでしてくれた。

毛布や絨毯でしないで、定位置でしてくれてありがとね。はいはい、起きたら直ぐに洗うよ。だから少し寝させてね。でも乾いてくると臭いね・・・と言っているうちに眠りに落ちる。



どこの家にも居るであろう、トイレ以外のところでオシッコをする猫。最初は随分と悩んだものだが、今はもう、出ないより出た方が有り難いし、こういう事をする猫ほど賢くて感受性が豊かだという事も解かって来た。

猫が独自に問題行動を起こす訳ではない。そこには必ず何か原因があって、それを飼い主が気づいてやれなかったり、気づいていてもなかなか解消してやれないケースばかりなのだという事も解かって来た。



それでも、所構わずマーキングしていた頃と比べたら、今はずっと後始末も楽だ。ゴマもきっと、私の身になって折り合いをつけてくれたのだろう。

それに、決して枕でしている訳じゃない。その枕はトイレとして認識しているのだろうから。

但し、いつまでも洗わずにおいて、次のトイレの時間になってもその枕が汚れていたら、今度は本物の枕でする事も解かって来た。ゴマと私達の駆け引きは続く。

マルコ

上向きで生意気顔

Oct. 15, 2006
マルコ
マルコ

コロリン

Oct. 15, 2006
マルコ
マルコ

ぐうぐう

Oct. 15, 2006
マルコ


先日、アカからメールが来た。

川口ママ、お久しぶりです。アカです。
ゴマちゃんは元気にしてますか?

もともとつまらなそうな老け顔のボクですが、最近特にオッサンくさくなったと皆に言われます。
気持ちは子猫のままなのに・・・

家には気の強いミケが3匹もいるので、ボクが勝てるわけありませんが、一応古株なので、ノブコババにかつお節を貰う時は僕が一番です。

「何枚撮ってもオッサンだな〜」と洋子が言ってました。

失礼な!

かわいいアカより

勿論、飼い主が代筆したのだとは思うが(当たり前だ)、返事を出さないうちに、別の報せが届いてしまった。

アカが腎臓と肝臓の状態がとても悪く、しかも貧血が酷くて白血球がかなり少なくなっているらしい。



アカは8歳にならない位だ。

美味しいものを食べさせて貰い、広さにはかなりの余裕がある家で、後から保護された気の強い三毛猫3匹に囲まれているとは言え、楽しく気ままな生活を送っている。



台風の前夜、ゴマと生まれたての仔猫たちを保護して家に連れ帰る時、アカは寂しそうな顔をして私達の車を見送った。翌日からアカは一人ぼっちだった。

朝晩、ご飯を与えれば食べるものの、私の後を追うようになった。危ないから付いて来ちゃ駄目!と言うと、悲しそうな目で私を見ていた。何とも辛かった。

その事を同僚の洋子ちゃんに話したばかりに、彼女は黙ってアカの行く末を考えてくれていたのだった。大人猫は貰われ難いと聞くし、いっそ自分が引き取ろうと。



野良に置いたままの里親募集は、原則としてしてはいけないと思っている。それが募集として成り立つのであるならば、日本全国津々浦々、誰も苦労はしない。

「あそこにこんなかわいそうな野良猫がいる」「私は家には入れられませんが、誰か何とかしてやって下さい」

あっと言う間に、そういう丸投げの温床になってしまう。



だから募集はしてみたものの、問い合わせがあるとは思っていなかったし、アカは一生野良として暮らすしかないのだろうと覚悟していた。

それがゴマたちを保護した2週間後、洋子ちゃんの家にお届けする結果となったのは、決して私の努力のせいではない。アカが洋子ちゃんの心を動かしたに過ぎない。



アカは野良猫で初めて、私と深く心を通わせた猫だった。エサやりを始めて暫くすると、「赤ちゃん抱っこ」も出来たし、抱いて頬擦りも出来た。

そんなアカが、ある日小さなゴマを連れて現れて以来、毎日2匹は兄妹のように寄り添って生きていた。

休日には別のルートから車でエサ場に近づいて行っても、エンジンの音と車の外観で識別出来ているようで必ずどこからともなく2匹揃って現れて、いつもの餌場では無い場所だろうと駆け寄って来た。

野良猫がこんなに必死で私を待っていてくれると思うと、連れて帰ってやれずに帰るのは、毎回「捨て猫」をしているような罪悪感に苛まれた。



だからゴマがうちに居て、そしてアカが家猫になれた事は、私にとって物凄く幸せな事だ。洋子ちゃんにアカを引き取って貰った恩は、多分一生返せないだろう。(それは、しーちゃんや黒岩さんのケースも同じだ)



アカがもう一度回復してあと何年も元気で暮らせるようにと、洋子ちゃんも精一杯の努力をしてくれているし、私も出来る事は何でもしたい。アカは、本当に本当に特別な猫だったのだから。

私は、家にはミュウという申し分の無い愛しい妻(オスだけど)がいると言うのに、こっそり外でアカという愛人と愛し合っていたようなものだった。浮気をする男の気持ちが、少し解かったような気がした。



ゴマを抱きしめて「ゴマちゃん、アカがね・・・」と話し掛けたら、プイと飛んで逃げた。

ストーカーのように付きまとって私を求めるくせに、そして膝に自分から乗って来る時はいつまでも抱かれているくせに、相変わらず無理矢理抱かれるのは嫌いなんだね。誇り高いサビ猫だもんね。

アカはアンタの恩人(猫だけど)なんだよ。覚えているかい、アカのこと。



覚え書きとして:

朝はおにぎりの残りとベーコンエッグ、日本茶。


昼は惣菜パン。やきそばパンとメンチカツコッペ、ミルクコーヒー。


おやつに新高梨。【小川軒】のレーズンウィッチと日本茶。


夜はご飯を炊いて、ニラとしめじの卵とじ、しらすおろし、アボカドの刺身。

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