《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ビル

ゴシゴシ

Nov. 19, 2006
ビル

2006年11月19日 日曜日

少し前から、ちょっとだけ不審な出来事が続いている。



その1.犯人からのメッセージ

最初は、誰かが敷地内に侵入した形跡を残して行った事に気づいた。

鶴見のエサ場では無理だけど、自宅でのエサやりの場合は、蟻やナメクジの侵入を防ぐ為に太いワイヤーの台に乗せて供している。

朝晩の食餌が終わると、フードの容器は下げてしまう。ずっと出していると、カラスや狸のエサ場になってしまうからだ。

陶製の水容器は、それより3回り程大きな植木鉢のプラスチックトレイの中に置いている。

水の場合は蟻もナメクジも入ろうとしないので直置きでも差し支えないのだが、もしも何かの弾みで水がこぼれた時、周囲のコンクリートが濡れては水に濡れるのを嫌う猫の足が可哀想だと思い、ワンクッションあった方が良いような気がしてそうしている。

そして水の容器は一日中下げないで置いたままだ。



ところがある日、出掛けようとして玄関を出たら、その水容器がフードの台の上に置き直してあった。

何かの拍子に高い所に置いてあるものを下に落とすなら解かるが、地面に置いてあるものを高いところに一適の水もこぼす事無くきちんと置くなど、猫には(カラスにも狸にも)出来ない芸当だろう。

人間かチンパンジーでもなければやらない・やれないと思うが、近くにチンパンジーが出没するという話は聞かない。消去法で、人間の仕業と考えるのが妥当だ。

そんな事が3度あった。



その2.ベンツでなくて良かった

別の不思議な出来事もあった。

数日前、いつものようにまだ夜が明けないうちに起きてトイレに入った。するとガラガラッとガレージのシャッターを開ける(閉める?)ような音がしたかと思ったら、車のエンジンをスタートさせる音が聞こえた。

トイレの窓から覗いて見たが、そこからガレージや道は見えない。隣のアパートと、その隣の家の一部しか見えないのだ。

急いでトイレから出てキッチンに戻ると、キッチンの出窓の曇りガラスを通して、ガレージの前に停まっている車のライトが見えた。エンジンは掛かっているが、停車したまま動かない。

言葉で葉説明が難しいのだが、ガレージは下り坂のドン詰まりにあり、そこで道は左折して続いている。ガレージの前でうちの方を向いて停まっている必要がある車は、ガレージに入れるか出すかする際の我が家の車だけだ。通りすがりの車は、そこで停まっては狭いクランクを曲がり難いので、さっさと左折して通り過ぎて行く。

とりあえずキッチンの灯かりをつけた。起きている人がいるという気配を感じさせた方が良いと思って。

すると、直ぐに車は走り出して去って行った。



それが午前4時頃。1時間程前に寝たばかりのこうちゃんに声を掛けてから、一人で階下に行き、玄関とガレージと車を点検するが、特に異常はなかった。

近所の車を見ると、まだどこの車も玄関前の車庫に置いてある。うちのようなシャッター付きガレージは近隣には無い。あのガラガラという音は、カーポートの開閉式のフェンスの開閉の軽い音ではなかった。



何故、その車はいつまでもエンジンを掛けたまま停まっていたのだろう。

ここは住宅街で、しかも私道の坂道から入り込んだ「コ」の字型の住民専用道なのだ。住人と訪問者、そして配達の車以外の車が入って来る事は有り得ない。しかも配達や訪問者がある時間ではない。

若い人でも住んでいれば、明け方に来訪者が帰っていくような生活スタイルもあるだろうが、近隣は殆ど年寄りばかりだ。

それに、仮に来訪者が帰って行くにしても、うちのガレージの真ん前で長時間停めている必要は無い。暖気運転していたのだとしても、エンジンをかける前のシャッターの音は何だったのだろう。

幾ら考えても、うちのガレージの前で停車していた目的が解からないし、電気をつけたとたんに走り去ったのもいかにも怪しい。

しかし、静まり返った住宅地の夜明け前、あんな大きな音をさせてガレージのシャッターを開閉した上、いつまでも停車していた事のリスクの大きさを思うと、犯罪というよりは嫌がらせに近い気もする。

もしや車の窃盗団だったと仮定したら・・・ガレージを開けてはみたものの、そこにはメルセデスベンツは無く、型落ちのインプレッサのワゴン・・・こんな車では盗む価値は無いと判断されたのかも知れない。

くそ〜、TVでCMを流している安インプじゃないんだけどな・・・だからと言って盗られても困るけど。



そして今朝、今度は玄関前に置いてあるプラスチックコンテナのロックが外れていた。ロックと言ってもいわゆる鍵ではなく、蓋を留めるだけのもので、中身は空っぽである。猫のご飯台の風避け程度のつもりで置いているだけで、実際には活用していない。



その3.無人のアパートに居た人は・・・

今朝はもうひとつ不審な出来事があったのだが、これまたトイレの窓からの目撃だ。もう長らく住人が一人もいないアパートの2階の通路に人がいた。

アパートこそドン詰まりもドン詰まり・・・道路からは建物すら殆ど見えず、ほぼ4面とも塞がれた場所にある。

つまり1面は我が家の石垣、1面は崖、1面は公園の藪、もう1面は隣家の塀。その敷地に入るには狭い犬走のような通路しかない為、車が欠かせないこの辺りではアパートなら兎も角、宅地として売れないままでいるのだ。

不動産屋は地続きの我が家に買って欲しいらしいが、勿論買えない。買いたいのはやまやまだが、買えない。

通りがかりの人が入って行く場所ではない。そんなアパートの2階に、わざわざ上がって行った不審者は誰か。ここでは書けないけれど、ヒントは「3色」と「白」。解かる人には解かるはず。



この後、私達はどうすべきか・・・

先日、町内会の貼り紙で「不審者に注意」というものが張り出された。既に何らかの事件が起きているのだろうか。

こうちゃんと朝食のうどんを食べながら、やっぱり防犯カメラをつけよう・・・ついでに開ける事の無い嵌め殺しのガラス窓にも面格子かフェンスを付けよう・・・という話になった。やれやれ・・・また物入りだ。大丈夫なのか、川口家。



そして、ガス給湯器やPCのセキュリティに関してもお知恵を貸して下さった猫仲間のコバヤシさんに電話で相談したところ、電気の専門家であるご主人が、早速お仕事の帰りに立ち寄って下さった。

幾つかのプランを考えて下さり、その中から私達が選んで決めてから、施工をお願いする事になるだろう。多分、暗視カメラを付ける事になると思う。



コバヤシさんのご主人は私と同い年で、こうちゃんが「あの人は達人だ」と絶賛していたのが実に納得出来る、とても素敵な人だった。

何の仕事をしても成功する人だと思う。

学校の先生でも良かったかも知れない。

あんな先生だったら、生徒は自殺しないかも知れない。



コバヤシさん、幸せですね。

幸せだから、猫20匹にもなっちゃうのね。解かる、解かる。



愉快なビル君。怖がりなくせに、何となく「のほほ〜ん」としている。

そんなところがジーコと似ているのかな。

ビル

レロ〜ン

Nov. 19, 2006
ビル
ビル

はっ!

Nov. 19, 2006
ビル
ビル

え〜っと・・・

Nov. 19, 2006
ビル
ビル

どうしようかな〜

Nov. 19, 2006
ビル
ビル

とりあえず・・・

Nov. 19, 2006
ビル
ビル

どアップでどう?

Nov. 19, 2006
ビル

コバヤシさんがお帰りになった後、溜まっていたメールチェックをしたら、もうこちゃんからアカの訃報が届いていた。

昨日の午後11時ちょっと過ぎ、穏やかな最期を迎えたらしい。

数日前のメールで、私も覚悟をしていた。多分あと数日だろう・・・と。それでも辛かった。



今夜の鶴見のエサやりは、ここでアカと毎日会っていたのだと思い出してしまって悲しかった。

一番悲しいのは飼い主なのだから私が悲しんではいけないと思いながらも、帰り道、車の中で泣き続けた。病院に連れて行かれる時の、ゴマやジャムを笑えないな。


アカはもう7年も前に里子に出した猫だけれど、私が初めて仲良くなった野良猫で、毎朝毎晩私が行くのを心待ちにしてくれていた初めての猫だった。

短い月日ではあったけれど、私とアカはとても愛し合っていたと思う。とてもハンサムで、憂いを帯びた表情、抱っこして頬擦りも出来た。

私が立ち去る時の、アカの寂しそうな顔を思い出す度、アカを貰ってくれたもうこちゃんへの感謝の気持ちで一杯になる。


飼い主にとってもアカにとっても、苦しい闘病だったと思う。やっと安らかな眠りについたんだね、アカ。



大変迷ったのだけれど、アカがとても立派だった事を、私の心の中だけではなく、ここに残しておきたいと思う。

虚飾を嫌い、決して上滑りな綺麗事を言わないもうこちゃんの性格は、あの当時、二人きりのチームで割に合わない厳しい仕事を助け合って長年続けていた私は知っているつもりだ。そしてどんな生き物にも、独自の優しい気持ちで接して来た事も。

そのもうこちゃんの言葉のひとつひとつに、どけだけアカが愛されていたか、大事な家族として守られていたかを感じる。

私にだけ向けられた言葉をここに載せるのはどんなものかと悩みながらも、私の愛したアカが、7年間こんなにも飼い主に大事にされていた事が誇らしくて嬉しくて、やっぱり抜粋で引用させて戴く事にしました。

もうこちゃん、勝手にごめん。そして改めて有り難うございました。

最後までおとなしく、迷惑かけないで本当に良い子だった。
いつもヒッソリと控えめで、我が儘いうことなんか殆どなかった。
土曜日に逝っちゃうなんて、最後まで気を使ってくれたのかな?
よかった、会社の事とか考えず、日曜日にゆっくりお見送りできた。

最後まで自分の足で歩いてました。
朝は自力で私の部屋からトイレに行き、ベランダに出て過ごし、
最後は私の部屋であっちこっち移動しながら過ごしてました。
うつろだったけど、お水もご飯もちゃんと飲み込んだし、
おしっこも垂れ流しじゃなく、
わざわざシートのところまで行ってしてた。

アカは綺麗好きだったので、強制給餌で汚れた口や、
少し汚れたお尻を拭いてやると、ちょっと嬉しそうでした。
ブラシもアゴにあて、「ウ〜は?」というと、
いつものようにウ〜をして気持ちよさそうにしてました。

とうとう歩いても腰砕けになってしまったので、
アカが来た時に買った赤いチェックのベッドに寝かせました。

一時間くらいたってから、2度ほど吐くような様子を見せ、
(何も吐かなかったけど)か細く「アーアー」と鳴き、
足を折り曲げてから力なくまた戻し、そのまま逝ってしまいました。
その間数十秒でした。

病気の事も、もっと早く気が付いてやれば・・・といろいろ後悔もあるけど、
アカはがんばったから楽しい事だけを思い出すようにします。

いつかまた会える。
暫くは悲しいけど、大丈夫。

アカも天国で、皆と仲良くしててね。
ボスや太郎やドンやココや・・・
・・会った事ないけどね(笑)大丈夫。

可愛いアカ、安らかに・・・

川口さんもいろいろと心配事があると思うので、
連絡するのは考えてしまったけど、
アカはがんばったので褒めてください。

今日、信子と火葬場に行き、お骨を持ち帰りました。


まだ他の子もいるのでメソメソしていられません。
私も何か変わらないといけないのかもしれません。

アカはやっぱり特別な子だったんだな・・・

動物にとって一番理想的な飼い主のところで、アカは一生を過ごせたと思っている。

隣家で虐待に近い飼い方をされていたところを貰い受けて家族同様に暮らしたチャボのココちゃんの思い出、犬のドンちゃんやボスの思い出を毎日のようにたくさん聞かされていたから、会った事も無いココちゃんの事、私はたくさん知っている。



アカ、あの時、まだ仔猫だったゴマを連れて来てくれて有り難う。そして毎日ゴマを守ってくれて有り難うね。

いつかゴマも私も、またアンタに会えるのを楽しみにしているから。さよなら、アカ。最初から最期まで、本当にいい子だったね。



そして、アカもジーコと同じタイプの男の子だったなあ・・・としみじみ思う。ちょっと寂しげで、それでいてとぼけている、最期の様子までそっくりだ。

ビル君、君もいい子になるんだよ。川口ビル君。


覚え書きとして:

朝はかけうどん。具は卵とカマボコのみ。薬味に葱と柚子胡椒。


昼はお茶漬け。


夜は食欲が出ず、またもや鍋焼きうどん。泣いた後の鍋焼きは、鼻水が出て困る。

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