《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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チャイ

女は怖いよね

Feb. 1, 2007
チャイ

2007年2月1日 木曜日

一晩ケージに閉じ込められた「リタ」は、朝、顔を合わせると物凄く不機嫌だった。

威嚇こそしないものの、いかにも抗議している鳴き方をする。

何と饒舌で表現力豊かな猫だろう。

通訳が居なくとも、何を言っているのか解かる気がする。

「何よ、失礼しちゃうわ、こんな狭いケージに閉じ込めて」

「早く撫でて、早く抱っこして、早く話を聞いて」

「ねえアタシを捨てないでね、絶対よ、約束して、ねえねえったら・・・」

「どこ行くの?アタシを置いて行かないでよ、あの猫だれ?気に入らないわ、デカくて」



兎に角しつこい。

しつこさはチャイと双璧だろうか。



私にスリスリ、こうちゃんの足にスリスリ、抱き上げると顔にもスリスリ、そして顎や鼻を甘噛みしてはペロペロ、愛情表現過多でせわしない。

よほど不安なのだろう。



「どこへも行かないよ」といっているのに、狭い部屋の中で私に付き纏うゴマの必死さにも似ている。

そして文句の言い方が誰かに似ていると思ったら、まるでマルコだ。






今日もジニーが、後ろから前から「遊ぼう」攻撃をやめない。

その都度、まだ馴れないで怯えてシャーシャー良い続けるリタ。



そのさなかにも、私達に甘え、閉じ込められたと文句を言い、もう置いて行かないでねと主張を繰り返す。



あまりのお喋りに、最近ようやく堂々としてきたぶーちゃんが、再びヘコタレのペシャンコになってしまった。

シャインも嫌そうな顔をして固まっている。レンとタムなど、炬燵から一歩も出て来ようとしない。



やれやれ・・・弱虫ばっかりだからね。

少しはジニーを見習って欲しいわ。





こんなにも人恋しがっている猫を、私達が一日のうち何時間しか共に過ごさない・過ごせない部屋に置いておくしかないのでは哀れだ。

しかし2階には連れて来られない。今ですら相当にピリピリとしているゴマとジャムの神経は、ここまで自己主張の強い猫を入れたら保たないだろう。チャイで既に試してみたけれど、ジャムがすっかり参ってしまったのだ。



初期の子たちはミュウが居なくなって以来どうにも不安定なままで、その喪失感やバランスの悪さは私達飼い主がどれだけ愛情を注いでも埋めてやれないままなのだ。

ミュウたち一家が長年のバランスを突如飼い主の都合で崩されて、それが落ち着かないまま逝かせてしまったような事を、ゴマやジャムに対してはしてはいけない。過保護なようだけれど、この節度は死守してやりたいのだ。



2階に限らず、どの部屋も何とかバランスがとれている今、そして私達もヘトヘトになりながら辛うじて猫たちにとって良い環境を保てているだけに、もう増やしてはいけない。

何頭だったらOKかという数字は出せないけれど、それだけは身体で解かる。もう限界。このままでは私達が先に死んじゃう。



という訳で、「リタ」の事はある人にスポットでお願いする事にした。信頼するあの人に。



兎に角、午前中にはリタを病院に連れて行く事にした。昨日の捕獲の2匹も退院させなければならないが、それは午後という事にさせて戴く。



既に昨日のうちにフロントライン・プラスと駆虫薬は投薬したので、検便と血液検査、ワクチン接種、そして不妊手術の予約をとらなければ・・・。

キャリーに入れて車に乗せると、モアと同じ位おとなしくしていた。いい子じゃないか〜、リタ。みんなこれ位お利口に運ばれてくれると楽なのだが。

診察台ではちょっと威張って見せたけれど、ちゃんと前足も後ろ足も爪切りさせたし、手術済みかどうかを調べる為にお腹の毛をバリカンで剃るのも、鎮静を掛ける必要もなかった。



そして調べた結果、手術跡がしっかりとあった。不妊手術までしてあった子を捨てたのか。しかもこんなに人を求めている子を・・・



歯を見て、先生もまだせいぜい2歳位でしょうね・・・と言う。

耳の中も綺麗だし、検便では特に何も見つからなかった。ああ、カンピロ持ちでない子を保護するのは久し振りじゃないかな。



血液検査の結果も、白血病もエイズも陰性。このところずっと、保護する子保護する子みんなどちらかが陽性だったり、どちらも陽性だったりした。それで当たり前という気持ちでいたものだから、リタのあまりの健康状態の良さに気が抜けてしまった。



昨夜駆虫薬を飲ませたのだが、今朝のウンチに回虫も条虫も出ていなかったし、ウンチが殆ど臭くない。普通、野良猫を保護した場合には、暫くの間、出るウンチが凄く臭い事が多い。色んなものを食べて生き延びて来た子がウンチが臭いのか、消化器官の問題なのか・・・。



4種のワクチンを打って記念撮影をして貰い、また威張りながらキャリーに収まった。健康にも問題なし、外見も綺麗、こんなに状態の良い子を保護したのは初めてかも知れない。

それだけ外で過ごした時間が短いという証拠だろう。



ま、文句タレなのが玉に瑕かな。

でも、それもやがては落ち着くだろう。捨てられて(おそらく)、知らない家で猫に囲まれて、今はまだ不安で一杯だろうと思う。

みんな時間を掛けて、新しい境遇に馴染んでいくのだ。

リタも例外では無いはず。



それにしても、みーちゃん婆さんの怒り方と似ているので、若いうちにもう少し柔軟にならないといけないよ、リタ。

世界はリタの為だけにも存在するけれど、他の猫と仲良くなれないと、楽しく生きる道が狭くなるんだからね。

チャイ

直ぐ怒るもんね

Feb. 1, 2007
チャイ
チャイ

だけど女が好き〜

Feb. 1, 2007
チャイ

午後の診療開始と共に再度動物病院に行き、2匹を退院させる。

1匹は避妊済み、1匹はオス。こんな状況だけに、その結果はとても有り難かった。お腹を開くメスより早くリリース出来る。暖かい日の暖かい時間帯を選んで、リリースしよう。先ずはおやすみ。


覚え書きとして:

朝はトースト2枚とボイルしたウインナソーセージ、ミルクティ、デコポン1個。


昼は塩ラーメン(具はチンゲン菜のみ)とご飯軽めに1杯、焼き餃子10個。


夜はご飯を炊き、豚汁(材料を買ってあったのに、なかなか作れずにいた)、納豆、大根菜の炒め物。

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