《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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シャイン

アタシも退屈

Mar. 13, 2007
シャイン

2007年3月13日 火曜日

流石に完徹。

1年分の収支を1日半で集計して税務申告しようというのだから、徹夜になっても当然だ。

今まで怠けていた罰が当たっているのだから。



その間もずっと非常事態が続いていて、別に遊び呆けていたのではないけれど、必ずやらなきゃならない事を後回しにしていた事は確かだものな。

もう来年の確定申告こそは心掛け良く、今からちゃんとやっておこう・・・・なんて宣言しない事にしよう。

きっと来年の今頃も、こうして苦しむのは目に見えている。

年賀状と確定申告、どちらも後回し。スミマセン。






朝からスタミナのつきそうな食事をガッチリ作り、二人で「やっぱり美味しいね」と言いながら鱈腹食べる。

いい歳をして、胃袋が健康だな、私達夫婦。



緊張してハイになっているいるせいか、食べても眠くならなかった

これではまるでカワムラさんみたい・・・





そのカワムラさんは、また調子が落ちてきている。

少しだけ舐めるようにしてa/dを食べ、今日は殆ど声を出さず。

毎日薄氷を踏む思いだけれど、頑張っているカワムラさんに恥ずかしくないよう、飼い主もしっかりしなきゃ。




ジャムとモアは何とか食べて排泄してくれている。

まだ若い二人には、きっとまだたくさんの時間がある。

そうあるように、飼い主は手を貸したい。どれだけ犠牲を払ってでも。



朝たっぷり食べたので、昼は少し遅めにとった。

食べながらTVをつけてみると、【徹子の部屋】にミシェル・ルグランが出ていた。まだ生きていたんだね・・・等と失礼な事を言いながら観る。かなりの歳だろうと思うけれど、会話はスピーディでウィットに富んで面白かった。

ミュージカル【シェルブールの雨傘】でブレイクした際の秘話を語り、彼の代表的な3曲ほどをピアノで弾いて聴かせた。3曲目は歌も披露した。

演奏も歌も洒脱で味わいがあって、しかも声にもあまり老いを感じさせない。日本人の歌手や演奏家で、この歳でこれだけ衰えていない人がいるだろうか。やはり並みの才能ではないのだ・・・等と私如きが評価するのはおこがましいのだが。

父親も音楽家、姉は歌手、そして自身もパリ国立音楽院で学んでこの道に入ったと語っていた。



日本人が好きそうな、切なくも美しい映画音楽で専らその名を知られていると思うが、ジャズ・ピアニストとしても一流であった。

早くからアメリカでも活躍し、様々なジャンルの音楽や多くの才能に触れ、或いは育んで来た。ジョン・コルトレーンやマイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス等を招聘して録音した【ルグラン・ジャズ】は、今も尚、不朽の名盤であろう。

また作曲家やピアノ奏者としてだけでなく、アレンジャーや指揮者として、活躍の場は広い。



音楽家としての血筋と天賦の才能を育む環境、クラシックの基礎や多くの才能や異なる文化に触れる機会、そしてそれを生かして新たな流れを生み出す類い希なセンスが融合すると、こういう音楽家が出来上がるのか。





【シェルブールの雨傘】で主演したカトリーヌ・ドヌーヴが、姉妹だけあって流石によく似た実姉フのランソワーズ・ドルレアクと共演したミュージカル【ロシュフォールの恋人たち】の音楽や、美しかったジェニファー・オニール主演【Summer of '42 〜おもいでの夏〜】の主題歌も彼の作品だ。



内容としては余り大した事の無い映画ではあったが、【おもいでの夏】で流れるセンチメンタルで叙情的、且つ洗練されたピアノの旋律は、一度聴いたら忘れられない。

昨年観た【ブラック・ダリア】のエンディングのテーマ曲は、この【おもいでの夏】のテーマからかなり影響を受けているように感じた。導入部なんかそっくりだ。





二人でお昼を食べながら、【ロシュフォールの恋人たち】から、ついつい古い話題へと膨らんだ。

その作品で共演していたジョージ・チャキリス、この人の代表作は何だろう・・・やっぱり【ウエストサイド・ストーリー】かな、でも【ブーベの恋人】も捨て難いよね・・・と。



因みにgoo映画での解説では、「【パリは燃えているか】のジョージ・チャキリス」と書いてあった。えっ?!それは乱暴じゃないか?

【パリは燃えているか】はなかなか面白い作品だけれど、何たってオールスター・キャストの顔見世興行で、私などオースン・ウェルズとゲルト・フレーベ(007 ゴールドフィンガー役)の巨漢二人の会談シーンしか思い出せない。

他にもそうそうたる(漢字では「錚々たる」と書くらしい顔ぶれで、フランスからはジャン・ポール・ベルモンドやアラン・ドロン、シャルル・ボワイエ、イヴ・モンタン、ジャン・ルイ・トランティニャン、シモーヌ・シニョレなど、いずれもかつてのフランス映画を代表する主演級のスターがたくさん出ている。

またハリウッドからはカーク・ダグラス、アンソニー・パーキンス、グレン・フォード、オースン・ウェルズといった按配。



これではジョージ・チャキリスが幾ら個性的でも、ちっとも目立たない。役柄だってただの一兵士だ。カーク・ダグラスなんて「パットン将軍」だというのに。

だから、ジョージ・チャキリスの代表作として挙げるのには無理があるのではないか。

やっぱり私としては、ジョージ・チャキリスと言ったら【ブーベの恋人】・・・と言いたい。特に贔屓の俳優では無いけれど、ハリウッドの大作に出るよりも、もっと暗い陰のある、しみじみとした役の方が似合う。





【ブーヘの恋人】の主題曲も名曲で余りにも有名だけど、いまどきの若い世代には馴染みが無いだろうな。

クラウディア・カルディナーレなんて名前は、もはや映画好きの話題にですら出ないし、「CC」と言えば「カーボンコピー?」と言われそうだ。

ならば「BB」は、ヤフーのBBか・・・

ブリジット・バルドーすら知らない世代が、もう世の中の主流なのだ。つくづく歳をとってしまったと感じる。



去年は申告が終わった後、お祝いに新横浜で天麩羅を食べた。今年はどうしよう。

こうちゃんの仕事の締め切りがまだ終わっていないので、少し先までお預けかな。それとも面倒でも、私がご馳走を作ってあげるのが良いのかな。

さて、今年は何を食べようかな・・・それを楽しみに、あと数時間、釈迦利器で頑張ろう。





いいなあ、猫は・・・退屈ばっかり出来て・・・。

ぶーちゃん

僕がいるじゃん

Mar. 13, 2007
ぶーちゃん
ぶーちゃん

でも眠くて・・・

Mar. 13, 2007
ぶーちゃん
ぶーちゃん

ブウブウ、じゃない
グウグウ

Mar. 13, 2007
ぶーちゃん

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