サイ
Jun. 4, 2007 |
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2007年6月4日 月曜日
何故、いきなりサイ。
これはケニアの、多分土産物の木彫りのサイで、私が高校２年生の時に地元（ケニアの事ではない、群馬の故郷の街の事である）のショップで買ったものだ。
サイは結構好きだ。
当時、千円ちょっとだったような、それとも700円位だったか記憶が定かではない。手の平に２つとも乗ってしまう程小さい。だとしたら、３３年前の高校生にとっては高かったのかな。
その店には、ちょっとエスニックな（その当時の日本には、そんな言葉は浸透していなかったが）さりとて余り土着色の強くない民芸品や、ヨーロッパの洒落た雑貨がとても趣味良く集められていたので、綺麗なもの見たさで学校帰りに時々覗いていた。
何という店だったかなあ・・・すっかり忘れてしまった。その後、あっと言う間にサンリオ・ショップになってしまった。今の価値観で考えても、素敵な店だったのに・・・
でも商売にならなかったのかも知れない。まだアンティーク・ブームが到来する一寸前の事だ。
次に買ったのは、汚い擦り切れたヒモに付いた汚いベル。これも高校２年生の時だ。
何に使うのかも知らず、何となく気になって気に入って買った。大事にしていたのでその後の１１回の引越しで失われる事も無く、今も大切なモノ置き場に置いている。
しかし本当に汚らしい。骨董品というか、当時でも相当な古物だったのだろう。
これが２千円弱だったかな。 |
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ベル
Jun. 4, 2007 |
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高校生の私のお小遣いは、確か月に５千円だったと思う。
レコードや本、そしてこういうガラクタを買い、時々ヤキソバやうどん、カレー等（いずれも喫茶店で200円〜250円位だった）を食べても、まだ余って貯金が出来た。
銀行なんか入った事も無く、全て郵便貯金である。偉いね、少女の頃の私も。既に当時から郵便局が好きだったのだ。
その次に、高校３年生の私が魅せられてしまったのが、イタリア製の宝石箱だ。これは高かった。６千円位した。
当時、宝石なんか持っていないし興味も無かった。でも、この箱は是非欲しかった。小さな鍵も付いていて、私にとってはその鍵だけをチョコンと仕舞う箱でしかなかったのだけれど、兎に角欲しくて買ったのだ。
もう３２年間も、私の唯一の宝石箱として君臨している。
多分、これだって大量生産のお土産品なのだろうが、あの頃気に入っていたこの箱を、今でも大好きだ。 |
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宝石箱
Jun. 4, 2007 |
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宝石箱には、流石に５０歳ともなると、中身が入っている。
今はもう、ズボラで付けっ放しのピアスと太って抜けなくなった結婚指輪しかしていないが、若い頃はデカいイミテーションの石の付いた指輪なんかもしたし、殿方からプレゼントも貰った。
でも今ここに入っているのは、自分で買った安物ばかり・・・そしてこうちゃんがくれた真珠のピアスだけだ。 |
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中身はお粗末
Jun. 4, 2007 |
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最後にあの店で買ったのは、ぶ厚い板に描かれた（印刷だろうが）ミュシャの絵だ。
当時、ミュシャなんて知らなかったし、裸婦の絵なんか飾っても良いものだろうか・・・と思うような、まだ純情な少女だったが、これも欲しいと思ったら我慢出来なくて買ってしまった。
これはとても重たくて、マンションやアパート住まいの頃はスカスカの壁には掛けられずに、ライティングビューローの上に立て掛けていた。
ある日、大きな地震があってストンと倒れ、もっと大事にしていたガラスの一輪挿しを壊した。ちょっと呆然。
今は飾れる壁が少なくて、トイレの壁に飾っている。 |
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ミュシャの板絵
Jun. 4, 2007 |
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欲しいと思うと我慢出来ない高校生の私は、当時で言えばこれらの品々は無駄遣いだったかも知れない。しかしその後３２年間、ずっと大切にして来た。それを思えば、少しも無駄遣いではない。
若い頃、お小遣いを貯めて思い切って買ったものは、殆ど全て今も手元にあり、今も大事にしている。
先述のライティング・ビューローも、大学生の分際で貯金から買った。あれから３０年、勿論大事に使い続けている。そこで物は書かない、いや、書けない。抽斗と小さな本棚、物置き場として活躍している。
兎に角、物持ちは良いのだ。
ペラペラの真っ赤なスプリングコートなんか２０年モノだけど、全く私の中では新品に近い。おそらく死ぬまで着られるだろう。但し真っ赤だけど。
さて、今日のお出掛けは・・・住民票と印鑑証明を貰いに、区役所の出張所へ行く。東急の１階にあるので楽だ。但し、例によって駐車料金を無料にする為に2千円分の買い物もする。
なるべく無駄遣いをしないように・・・必要な食材だけを慎重に買う。お菓子売り場は見ない。
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ジャム
アタシはおまけね
Jun. 4, 2007 |
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