猫雑記20070719

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ペリー

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Jul. 19, 2007

2007年7月19日　木曜日

色々あって、一日おきにしか寝られない。

しかし真面目に飲んでいる「マカ」のせいか、少し寝ればスッキリする。

おまけに円形ハゲに少し毛も生え出した。

凄いな、「マカ」。

じぇりちゃん、いいものを教えてくれて有り難う。

でもそれだけで済むとは思っていないし、寝ます、寝ます、ちゃんと。

あと少しで色々な事が一段落するはずだから・・・いつもそう言っているような気がするけれど・・・そしてたくさん眠って、新陳代謝して、脳細胞に蓄えられた苦しい記憶をすっかり排出してしまおう。

お盆休みには、1階の猫たちの部屋を少し改造してやりたいと思っている。

先ずはトムとモアの居住スペースを広げてやりたい。

２匹ともそれぞれの事情があって、それぞれにアイリスのプラケージ813が専用スペースとなっている。このケージで小さいとは言い難いけれど、それでもケージ暮らしではない子たちと比べたら、狭くて可哀想になる。

モアは時々解放して遊ばせてやれるけれど、トムにはそれがしてやれない。

肝臓が悪いトムは食餌がみんなとは別メニューなのに、いつまで経っても「飢餓猫」のままで、ご飯があるだけ食べてしまう。

全く噛みもせず、口に入るだけ丸飲みだ。

従って、可哀想だが多頭飼育の部屋での解放は不可能だ。

そもそも、ここまで元気になれた事が奇跡と思える程、一時は肝機能も悪く、脱水が極限まで進んでいて重態だったのだ。

この先もずっと、今残っている肝臓の働きだけでうまく折り合いをつけて生きて行って貰わねばならない。

その為には、大量一気食いはさせてはならない。一度にたくさん食べるとアンモニア値の上昇が激しく、肝機能の数値が悪化して（そうだ、テトの門脈シャントの疑いがあった時のように）、一気に危篤状態に陥る危険すらある。

今はカワムラさん同様、日に十回以上に分けて少しずつ食べさせる事で、現在のまあまあ良いコンディションを維持出来ているのだ。

1匹飼い出来るならば隔離不要なのに・・・などと今更言っても仕方ない事だが、若くて暴れん坊のトムはケージ内で大暴れしては、エネルギーを発散している。

今、まるで仔猫のように私の手に抱きつい甘噛みし、キックして甘えるトム。不遇な仔猫時代を過ごした過去を思うと、母猫にするように甘える様子を見ると、不憫でならない。

何年かぶりでやっと再会し保護してやれたトムは、格別に愛しい。

因みにトムはエイズキャリアだが、その為に隔離する必要があるとは思っていない。ルスもリマもぶーちゃんもチャイもキャリアだが、隔離はしていない。

エイズは一緒にしているだけではうつらないし、たとえうつったとしてもうちの子たちは一蓮托生・・・全員に訳隔てなく、可能な限りの手厚いケアをしてやるだけだ。

キャリアでない子たちが3匹逝き、それぞれ抱えていた病気や症状はエイズなんかよりずっと重く、防ぎきれない苦しみを伴なって逝った。

マルコだけは突如「ケロリ」と旅立ってしまい、苦しみは私達の中に生まれ、そして留まっている。

あれから比べたら、エイズなんか「免疫不全」というだけの事。その事で出るかも知れない症状に対しては、モアの口内炎に対する治療やケアのように、最大限の事をしてやるつもりだ。

どれだけ費用が嵩もうとも・・・私達はすいとんを食べてでも・・・

ともあれ、どこかにトム部屋を作れないものかと、こうちゃんと頭を突き合わせてさんざん考え設計図も描いてみたのだけれど、玄関や別室への出入り口の位置、窓の位置、梁の位置との相関関係や動線の遮断などの理由で、とても無理だと諦めた。

ケージの手作りも、突っ張りの支柱とメッシュパネルとでコーナーを作ろうかという案も出たが、先述の理由でそれも叶わない。

とりあえず、モアには120センチ幅の3段ケージ（813より40センチ近く広い）を買う事にした。

アメリカのような超大型ケージが日本にもあれば良いのだが、120センチ幅・奥行き60センチ・高さ180センチというのが、今、日本で入手出来る室内ケージでは最大かも知れない。

そして空いたモアのプラケージをトムのケージと連結させ、トムに迷路のようにして使わせてみようかと思う。

それがうまく使えるならば、モアの新しいケージよりも更に広い。

どちらも大きな猫ではあるが、何たってトムの暴れ方は激しくて、より大きなスペースが必要なのだ。

可愛いトムくん、可愛いモアちゃん、待っててね。

それから、一向にケージから出たがらないシャインも最近少し具合が良いようなので、ぶーちゃん部屋での解放を目指し、とりあえずケージを連結させて動きを見ようと思っている。

しかし、一体幾つあるんだ、うちの3段プラケージ。

ジニー

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Jul. 19, 2007