チャイ
性格が暑苦しい
Jul. 31, 2007 |
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2007年7月31日 火曜日
暑いさなかに出掛けるのは嫌だなあ・・・と思っていたら、昼過ぎまでは曇天で助かった。
ま、妻を過保護にしてくれる夫がいるお陰で、車で送り迎えして貰っての「良いご身分」で「いい気なもんだ」のシュミのお出掛けになったのだけれど・・・。
お出掛け先は、歩いても15分位の所にある公共施設での料理教室だ。
ムーちゃん(ちえちゃんちの「ムゲン」ではなくて、「ムームー婆」改め「ムーちゃん」である)主催のフランス料理の小規模なお教室。
この施設は、かつて「ぴょんちゃん」が施設に隣接する遊歩道の野良猫大量捕獲作戦を繰り広げた時に、応援で行った事のある場所だ。
施設の入口付近で、これから薮蚊の巣窟に足を踏み入れるのだからと、集合したメンツ全員が虫避けスプレーを頭から噴霧した事を思い出す。
あれはまるで、戦後間もなくの、シラミ駆除の為の「DDT」の撒布だったね。私は知らない時代だけど。
施設建物のエントランスを入ると、スリッパに履き替えなくてはならない。
しまった、素足にサンダルで来てしまった。誰が履いたか判らないスリッパを履くのって嫌だよなあ。ソックスを持参すべきであった。
殆ど出掛けないし、人の家に上がり込む事も少ないので、そんなところに思いが至らなかった。夏場のお出掛けはソックス持参が必須だな。
図書室など見ながら少し待っていると、ムーちゃん登場。髪をカットしたのね、ムーちゃん。オシャレしてメイクして、自宅で居るよりもずっと若々しかった。
やっぱり女性は、ある程度の年齢になったらきちんとした格好しないと駄目かな・・・と我が身を振り返る。でも今はそこまでの余裕は無い。時間とお金は猫様優先、人間は、要するに不潔じゃなければ良いのだ。
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チャイ
目元は涼しい
Jul. 31, 2007 |
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巨峰
Jul. 31, 2007 |
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調理室は意外にも立派で、コンベックなど6台もあった。調理器具もたくさん、食器も大量。ガス代と水とお湯の出るシンクが付いた調理台も6基。
これだったら、多分50人分の料理は作れるだろう。但しどこで食べるかはまた別問題。テーブルは5〜6人掛けのものが1個しかないのだ。別室を借りれば良いのかな?
本日のレシピは、マグロの赤身のタルタルとポテトサラダ、蟹とブロッコリーとレンズ豆のゼリー寄せ、そしてテングサから作った寒天の黒蜜掛けリンゴのラム酒煮添え。夏らしく冷たい料理ばかりだ。
但し、作るのには若干火を使う。ブロッコリーとじゃが芋、レンズ豆を茹で、チキンのスープでゼリーを作るから。
ポテトサラダが抜群に美味しかった。いつも私が作る、お惣菜風のポテトサラダとは全く別物。見た目は地味だが複雑な大人の味、ちょっと病みつきになりそうなものだった。
作り終えてタルタルの下に敷く作業をしながら、皆さん(私以外に5人の生徒さん)にお味見させて差し上げると、いずれも「美味しい」「美味しい」と感動して下さっている。
気前良くどんどんスプーンで皆さんの手に乗せて差し上げ、私もつまみ食いし続ける。
いいのか、そんな事で。
いいのよ、だってこのサラダは、殆ど私が一人で作ったんだもの。ムーちゃんの伝達ミスで1時間も早く到着してしまったものだから、一番手間の掛かるものを作ってしまったのよ、とほほのほ。
それに盛り付けるのは、ほんのちょっぴり、小さなセルクルで抜いた上品な量で、いつもの私だったら一口でペロリかも知れないような、コース料理の小さな前菜の量。
ボウルにはまだたくさん余っているし、兎に角おなかが空いて空いて・・・つまみ食いって美味しいのよね、特に。
他の料理は兎も角、このポテトサラダを覚えた事は最大の収穫だったかも知れない。
残ったものはみんなで分けて持ち帰ったのだが、家で待っていた(カワムラさんの給餌があるからね)こうちゃんも一口食べて「これは美味しいなあ・・・」と感激していた。
作り方は別に難しくはないのだけれど、大量のタマネギを砂粒のように細かく刻むのだけが重労働だった。五十肩の私には・・・ね。
タマネギのみじん切りは、ポテトの分量と比べたら本当に大量。塩揉みして絞り、マッシュして白ワインビネガーを回し掛けておいたじゃが芋に加える。
そして胡瓜のピクルスも大量にみじん切りにして加える。
タマネギもピクルスも、どちらもマッシュポテトの中で舌に違和感のある大きさではいけない。ムーちゃん曰く、ここがポイントらしい。
あとは市販のマヨネーズと生クリームで味を調えるだけ。
ピクルスの量が味をかなり左右すると思う。そして甘いピクルスでは駄目だ。
多分、ハンバーガーからピクルスを抜くような、或いはコンビニのポテトサラダやサンドイッチに使われる砂糖入りの甘いマヨネーズが美味しいと思うような、お子ちゃま向けの味ではない。
常々思っていた事だが、何故、若者には甘いマヨネーズが好まれるのか不思議で仕方ない。あれは保存を良くする為に砂糖を加えているとしか思えないのだが、違いますか、開発担当者さん。
私もかつて、コンビニの食べ物の企画開発に携わっていた事があるので、添加物や保存・消毒のノウハウにはちょっと詳しいつもりなのだけれど・・・今ここで言いたいのは安全性ではなくて、美味しさについて。
ま、美味しさだけを追求したら、腐敗し易いものになっちゃうからペケなんだろうけど。
閑話休題。
料理はどれも美味しく、ついでに紫蘇ジュースの作り方も実践で教えて貰い、みんなで分けて濃縮ジュースも500cc位ずつ持ち帰る。
次回はトマトの美味しいうちに保存用のドライトマトを作って、それで作ったミートソースでも食べましょうか・・・とムーちゃんが提案する。嬉しい、保存食作りは大好き。
季節になったら味噌も仕込みましょうよ、みんなには身体に良いものを食べて欲しいわ、それからご主人や子供たちにも、帰ったら作ってあげる気になるようなものをお教えしたいの・・・とムーちゃんは言う。
野良猫一家がくれた、不思議なご縁。
ミーコちゃん達がいなかったら、年代も違うし、こんなに近くに住んでいても一生関わり合う事はなかっただろう。
生徒の皆さんも感じの良い方ばかりで、生まれて初めてのお料理教室は、殊のほか楽しく過ごせました。
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テト
見るからに暑そう
Jul. 31, 2007 |
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