《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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モア

お口は痛いけど・・・

Aug. 22, 2007
モア

2007年8月22日 水曜日

ミヨコの家の猫トイレの為にと、裂いた新聞紙が続々と宅配で届く。

有り難い。



まだ逐一お礼のメールすら出せていないのだけれど、心から感謝しています。

有り難うございます。

ミヨコも「呉々も宜しく伝えてくれよナ」・・・との事です。





そのミヨコは、元気そうに振る舞っているけれど辛いに決まっている。

心配だけど、どうする事も出来ない。

でも、今までだってずっと辛かったのだ

。この苦しさが生きているって事だよナ・・・といつも言っていた。

明日どこかの血管が切れて死なないという保証は、ミヨコにも私にも、そして誰にだって無いのだ。






心配と言えば、アライグマの親子がもう2週間くらいエサ場に現れていないようだ。

アライグマが来た時は、直ぐに解かる。水の容器が泥だらけになるから。



どこかで捕獲されてしまったのだろうか。

アライグマの捕獲は殺処分を意味する。

あの無邪気で賑やかで、コロコロと可愛くて、必至に生きようとしていた子供たちも、子供を守るようにしていた母親も、「害獣」として殺されてしまったのだろう。



しかしこの問題は、私にはどうする事も出来ない。

アライグマがこの辺りにも棲息していると判った時、正直言えば「困ったな」と思った。増やす事に手を貸す事も殺す事に手を貸す事もしたくない。

でも、それはアライグマ問題は自分関係ないという狡い考えでもあったのだ。「対岸の火事」として見ていた問題が自分の足元にも火の手が延びて来た時、どうすべきなのか・・・




野良猫は保護しても、アライグマはしないのか?

しない。

何もかもは出来ない。それでは自滅だ。



アライグマが可哀想と思うだけで何も出来ない自分は確かに歯がゆいし、それは間接的に「処分」している事に荷担しているのだという自覚もある。

人間は他の生き物に対して、本当に罪が深い。私とて例外ではないのだ。





実は、一昨年、県の担当部署にアライグマに関してお伺いを出してみたものの、プリントされた形式的な回答があった。その印刷物を見て、きっと色んなところから駆除に反対する動きがあるのだろうな・・・と感じた。

行政としてはアライグマ被害に遭っている農家の利益を守る事の方が重要で、元々外来種であるアライグマが農作物も荒らし生態系も変えてしまうとしたら、捕殺するしかないのだろう。

殆どの自治体が、地域でのアライグマ絶滅を目指して駆除を推進している事も解かった。

やみくもに駆除に反対したところで問題は解決しないだろうし、多分この全国的な動き(つまり駆除)は止まらないだろう。

きっと絶滅させる事も不可能に近いだろうし、人間社会や日本独自の生態系との共存も不可能だろう。つまり延々と殺され続けるのだ、「害獣」と指定された生き物は。



どの種の生き物の子供も可愛い。人間だって、赤ちゃんや子供は無条件で可愛い。猫も犬も、馬も豚も、アライグマも・・・

自分の無力さを改めて感じると共に、自分でも出来る足元の課題をコツコツ続けるしかないのだという決意を新たにする。



命の尊さとは何なのだろう。虚しい。だけど厭世的になっては駄目だ。

先ずは私が責任あるものたちへの責務を、ひとつずつ着実に果たして行く。それしかない。



家族として守ってやれるものたちは、それだけでも本当にラッキーだな。






具合の悪いカワムラさんとモアの両巨頭は、今日も何とか無事に過ごせた。

一日一日の積み重ねが、一生を形成する。

生かされている事は、奇跡でもある。

感謝。

モア

頑張ってるのよ

Aug. 22, 2007
モア
カワムラさん

グウすうピー

Aug. 22, 2007
カワムラさん

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