猫雑記20070918

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別インデックスへ	｢猫雑記｣インデックスページ	HOME	サイトマップ	1999年～2004年｢猫雑記｣
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			サイト内検索

テト

ボク強そう？

Sep. 18, 2007

2007年9月18日　火曜日

今日も暑いはずだったのだが、曇って陽が差さなかったものだから、結果的には過ごし易かった。

助かったよ・・・歯医者に行く日だったので。旱々照りだと、たとえ車で移動でも炙られてしまって、夜になってから決まって熱が出るからなあ・・・

さて・・・大変な事（私レベルでは・・・という事だが）になった。

先日来楽しく話題にして来た「血のプリン」「血のスフレ」だが、あれは「血餅（けっぺい）」というものらしい。

今日、歯科治療に行って知った。

あれは歯を抜いた痕に出血したものが固まったもので、その塊（血餅）が傷を覆って止血や細菌感染予防といった傷口保護の役割を果たし、やがてそれが歯肉となっって行くのだと言う。

つまりとても大事なもので、これが歯磨きやうがいで流れ落ちないように注意すべしと書かれたものを、「血餅」という言葉を知った今日、あちこちで目にする事が出来た。

血餅が取れてしまったが為に、再度傷口を掻爬して出血させ、血餅が出来るようにする処置すらあると言うから、それほど大事なものだったのだ。

何も知らないで、舌に触れる感触が気持ち悪いし色や形が汚らしいからと、チマチマと取り除いていた私は、呆れた大馬鹿だったという訳だ。

触るなと叱ったこうちゃんは、理屈こそ知らないで叱っていた訳だが、結果的には正しかったのだ。

「取っちゃっいましたと先生に申告したか？」とこうちゃん。

「取れちゃったんですけど・・・と言っといた」

「嘘つきだなあ・・・ちゃんと言わなきゃ駄目じゃない」

「嘘はついていないよ、自分で取った訳ではありませんと言ったんじゃないもん」

そう・・・スペイン語をご存知の方はご理解戴けると思うが（理解して味方になって～！）、スペイン語では「再帰形」で物事の状態を言い表す事がとても多いものだから、つい、「人」（この場合、私の事だ）が主語にならず、「物事」（つまり今回の場合は「血餅」ね）が主語になったというだけなのである。

・・・というのは勿論後付けの屁理屈で、私は馬鹿だった。

でもね、異物があったら取り除きたいと思うのは人の心の常だよ。

それに今までに４回抜歯したけれど（うち２回は「親不知」）、こういう「血餅」が出来たのは初めてだったのだ。何故だろう？ハイポ効果だったのかな・・・と改めて思う。

なのに私は、その有り難い「血餅」を自ら取り去ってしまったのだ。馬鹿としか言い様が無い。

抜糸はあっと言う間で、鋏でチョンと切った音はしたものの、いつ糸を抜き取ったのか感じない位に楽だった。

傷口の状態もまずまず良いと言われたし、私は確かに大馬鹿野郎だったとは思うけれど、身体はアホな脳を補ってマトモに機能してくれていたらしい。

但し、骨に痛みがある（ように感じる）。日に３度飲んでいた痛み止めを飲まなくなったせいもあるのかな。

ともあれ明日で抗生剤の効果が切れるから、その後の経過観察してみましょうと言われた。

「血餅」が無い状態は「ドライソケット」というらしく、歯槽骨が露出しているので、食事したりすると痛みが酷くなる。

細菌感染を少しでも防ぐべく、当分ハイポは欠かせないな。ハイポを使っている事は自白したので、次回は持参してお見せする事になった。

今はただ願う、早く歯茎が出来上がりますように・・・と。

血餅だか月餅だか知らないけど・・・中秋の名月も近いし、こうちゃんが昔シンガポールのお土産に持ち帰ってくれた、あの卵の黄身が入った月餅が食べたいなあ・・・

カワムラさん

目を伏せる

Sep. 18, 2007