ルバーブジャム緑
Oct. 3, 2007 |
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2007年10月3日 水曜日
早朝に庭掃除。
既に枯れ葉が一杯落ちている。うちの葡萄の葉や茎、そして公園の桜の葉もぼちぼち落ち始めた。
周辺は見渡す限り藪なので、黒くて小さい蚊が一杯。虫除けスプレーをして臨んでも、やっぱり刺される。まだまだ「キンカン」は手放せない。
随分と涼しく秋らしくなったものの、身体を動かしていると汗ばむ。私の吐息を狙って蚊が寄って来る。憎らしいけれど、奴らも生きるのに必死なのだろう。
いつも言うように、血くらい幾らでもあげるから、痒くしないで欲しい。血は吸うわ、痒みや腫れは残すわ、それではフェアじゃないぞ、だから嫌われるんだ、キミ達は。
しかし当分、樹木が丸裸になり尽くすまでは、庭掃除は続くのだ。まるでお寺の小僧のようだ。実際に小僧が居てくれたらなあ・・・金髪でも良いから。
昼間は二人ともれぞれの仕事をし、殆ど口も聞かないで過ごした。
別に機嫌が悪いとか、喧嘩している訳じゃない。カワムラさんがc/dを食べないとか、モアが食べたとか、カイルがシーバを欲しがってずっと待機しているとか、生活クラブの配達が来たとか、一日のうちには断片的に会話をしている。
だけど殆どの時間は静かなものだ。
食事の時にだけTVをつけるが、大抵は天気予報とニュースだ。
殺人事件が多いねとか、どうしてこんな手口に騙されるんだろうねとか、こんな顔をしているヤツは嘘つきに決まっているだとか、それぞれが思った事を勝手に口にするだけ。それで話が弾むという訳でもない。
疲れているせいもあるし、もう殆どの事は語り尽くしてしまったという事もある。お互いが空気のような存在とはこういう事か。
夕方、暗くなってから一緒に買い出しに出る。
久し振りで「よつや」まで行ってみた。烏賊が安かったので2杯買う。大根と一緒に煮よう。ヒゲのパン屋でバケットを1本買う。これは明日の朝食べよう。
隣の酒屋を冷やかしていると、シャンパンやら冷酒やら泡盛やら買いたくなるけれど、今はお酒を飲む体力も無いのでやめた。飲めば寝てしまうだろう。
でも、美味しい牡蠣の燻製や湯葉豆腐か何かでシャンパンが飲みたいね。それも朝から。
夜には野良用フードと、生のルバーブが届く。
ルバーブは酸化し易いので、今夜のうちにジャムにしてしまわないといけない。赤い部分と赤と緑が混在している部分、そして緑だけの部分の3つに分けて煮る事にした。
ルバーブのジャムは、あらゆるジャムの中で一番作り方が簡単かも知れない。
洗って汚い部分だけ取ったら、ざくざく刻んで砂糖を振り、ホーローの鍋で煮るだけ。
あっと言う間に柔らかく煮崩れて、しかも少ない砂糖でもとろみがつく。焦がさないようにだけ注意していれば、10分もあれば出来上がってしまう。
ル・クルーゼでそれぞれの色で3回に分けて煮て、瓶詰めする。煮えたぎるジャムをボトリングする時、手にボトリと落とさないよう気をつける。
その間に烏賊と大根は圧力鍋で煮て、夕飯のおかずになる。勿論「わた」入り。
わたは好きだけど、烏賊の足の吸盤に付いているリング状の軟骨(?)は嫌いだ。あれを残して調理すると、口に入って噛んだ時、何とも感触が悪い。鶏のナンコツは美味しいけれど、烏賊のナンコツは戴けない。
だから烏賊のゲソは、よ〜くしごいてあのリングを取り除かなければいけない。烏賊は目と口も怖いね、どうでもいいけど。
調理中ゴマは烏賊に、ジャムはルバーブに付きまとって大変だった。
ともあれ「大黄」の親戚で緩下剤でもあるルバーブのジャムが3色出来上がり、これをヨーグルトと共に食せば便秘対策は完璧だ。
ルバーブジャムはイチゴや夏ミカンなどの果物ジャムやママレードと違って、香りはイマイチである。
やっぱり夏ミカンや伊予柑を煮ている時の、家中がその果物の濃厚な匂いで満たされるあの感動が無いと、ジャム作りの醍醐味は半減する。
でもルバーブの味は見た目の予想に反し、甘酸っぱくて美味しい。それでも柑橘系のジャムの方がずっと美味しいけれど、私にとってルバーブジャムは半ば下剤のつもりだから・・・。
出来上がったジャムと牛乳をミキサーで混ぜると、美味しいミルクシェイクになる。パイにしても美味しいらしいから、冷凍パイシートで試してみようか。
しかしこうちゃんが下痢しても困る。たくさん食べさせられない。
ルバーブの見た目はまるで蕗だし、どちらかといえば野菜に分類されるのだろうけれど(「食用大黄」といいタデ科の植物だ)、酸っぱいジュースがたっぷりで果物と言ってもおかしくない。
そして繊維も蕗ほど固くない。
今年も色々なジャムを作ってしまった。
伊予柑のママレード、酸っぱくて苦い(だけど私はそれが好き)レモンのママレード、葡萄のコンポートゼリー、そしてルバーブのジャム。
でも、自分でジャムを煮るのはもういいかな・・・と思っている。
食べたい時に、上質な出来合いのものを少しだけ買えば充分・・・という気がして来た。今は昔と違って、糖度の低いジャムも色々と売られているし・・・。
色んな意味で歳をとったのだ。
保存食作りやストックが好きでつい作っていたのだろうが、残りの人生の時間を思うと、蟻のようにせっせと保存するより、溜め込んだ食物をどんどん消費して、身軽になって行く事の方が好ましく感じる。
それにしても、よく見るとルバーブの細い繊維が白くウニョウニョと見えて、何だか回虫入りのジャムのように思えて来た。スミマセンね、いつも話がグロくて・・・。
因みに、冷蔵庫で保管して直ぐに食べきる予定なので、ちゃんと脱気したりしておりません。せいぜい熱々のうちに詰めて蓋を閉める・・・というだけの簡易保存食ですので、瓶も適当です。
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ジャム
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