《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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イオ

もの想う秋

Oct. 13, 2007
イオ

2007年10月13日 土曜日

色々あって眠れない日々が続く。相変わらず、うちの事じゃなくて余所さまの事、そして放置出来ない事。

勿論、一睡もしないでいたらそう何日も生きていられない。だから時間に関係なく、限界まで来ると少し寝る。そして悪夢を見るのだ。頭の中は、一体どうなっているんだろう。


やっと一区切りしたので、日記を書く事にする。しかし何を書こうとしていたのか、いざPCに向かうと思い出せない。それでも書くのは一種の修行だから・・・なんちゃって。







思うに、私の見る悪夢には共通するパターンがあるようだ。

先ず、風景と場所だけでも怖い夢。

必ずそこには「水」が関係している。川だったり海だったり、湖だったり・・・。天気も悪く、空は暗い。何故そんなところに居るのかは解からないが、水があるだけで怖い。



そして乗り物の夢。大抵、どこかの駅か電車の中にいる。家はうんと遠くて、一体どう帰ったら良いのか途方に暮れる。不安でちょっともの悲しい気持ちでいる。

駅から電話を掛けようとしても、どうにも上手くダイヤルが回せなかったり、プッシュボタンに数字が書かれていなかったりして、結局は頼りにしている相手に電話が掛けられない。



乗り物と水のドッキングした夢も多く見る。これでは怖さ倍増だ。

しかし、実はこれが一番多い。私は電車か汽車に乗っているのだが、山奥の川を俯瞰して見ていたり、その汽車は川の中や海の中に入って行く事もある。なんと怖い・・・。



そして大きな建物の夢。建物は病院だったり学校だったり、旅館だったり、巨大ホテルだったり・・・。

病院や学校の場合は幾つもの建物が複雑に繋がり、選んだ階段やエレベータ次第では辿り付けない棟がある。行かなければならない教室や病棟があるのに、階段という迷路に迷い込んで辿り付けない。

もどかしいと言うより、だんだんと怖くなってくる。学校や病院というのは、どうやら私の潜在意識では「恐ろしい場所が隠されている」と認識されているらしい。



こう書き並べてみると、私という人間は、如何に不安な気持ちで社会の中に存在しているか・・・一人では本当は何も出来ない頼りない甘えた存在なのではないか・・・という気がしてくる。

子供の頃の、自分の知る世界はとても小さくて、そこから一歩踏み出す事は不安で恐ろしい事だという想いが、今もそのまま続いているかのようだ。

きっと子供の頃に怖かったものは、根強く意識下に残るんだろうな。




しかし現実には、何とかかんとかやっているのだから、偉いな、私。いや、みんなもきっとそうだろうね。



勿論(何が勿論だか・・・)、学校でテストを受けていて全く回答出来ないとか、卒業間際だというのに必要な単位がとれそうもない事が今初めてわかったとか、新年度が始まってかなり経つのに単位登録もしていないし教科書も購入していない・・・なんて焦る夢もザラだ。

苦労性というのか、貧乏性と言うべきか・・・そうだからこそ、現実には用意周到に、且つ真面目に、ドロップアウトしないで済むようにこなして来たはずなのに、学校という所から縁がなくなって25年も経つのに、いまだにそういう夢を見る。



気が小さいのね、結局。たまには、もっと豪華で大らかな夢を見てみたい。

若い頃は、「あの夢の中に戻りたい」と切実に願うような夢も見たのに、中年以降になると、切羽詰まったり行き暮れる想いの夢ばっかりだ。



歳をとるって、こんなところでも悲しい。

先が短いと思うせいかな。2度と春や夏の季節はやって来ないと無意識に思うせいかな。いや、心掛け次第ではまだ「春」もありますよ・・・等と言われても嬉しくない。

それはそれで真っ平だと思う。あんな現実でも不安で不安定な季節は、もういい。もう充分だ。

歳相応に枯れて行きたい。






さて、少し寝て、どんな夢を見るかな・・・

ルス

夢の中

Oct. 13, 2007
ルス
シャイン

意志的な瞳

Oct. 13, 2007
シャイン

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