猫雑記20071016

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ガラ

冬毛にっなてきたよ

Oct. 16, 2007

2007年10月16日　火曜日

朝晩、肌寒い。

薄着でタオルケットの上にベビー毛布を掛けて寝るので、室温の変化には敏感になる。もっと掛ければ人間はそれで済むが、猫がどれ位の温度で過ごしているのか、眠ってしまったら解からなくなる。

だから相変わらずの薄着で過ごし、真冬だって毛布（但しマイヤー毛布だが）だけで寝る。昔の日本人だったら有り得ないな。

そんなに昔ではなくても、私が20代前半の頃には私の部屋にエアコンはなかった。冬に暖をとるのは炬燵だけ。夏には扇風機すらなかった。それでも過ごせた。

ある冬の朝、目が醒めると窓の内側の結露が凍っていた。そんなにも寒い部屋で寝ていたという事か。布団を掛けて潜って寝ているから、別段寒さを感じずにいたのだろう。

因みに親元に居た頃には、各部屋にストーブがあった。私が実家で暮らしていたのは、昭和51年までだ。石油ストーブ全盛時代だ。

父親が家を新築した時、応接間にマントルピースなんか作って家族から大顰蹙を買った。

煙突もない、火を燃やす事も無い、お飾りのマントルピースだ。デカくて使い道がなく、兎に角ジャマだった。1年もせずに取り壊された。無駄なものを作ったものだ。

そもそも応接間自体が無駄だった。客間も無駄。みんな炬燵のある和室に集まってしまうので、応接間も客間も常に閑散としていた。

父親が建てた家だから仕方ないのだが、男の憧れである「書斎」まであった。

仕事中毒の父親は夜中に帰宅してからも書斎で仕事をしていたので、あながち無駄とは言えないだろうが、深夜に帰宅して朝6時台にまた家を出るのだから、寝室でさっさと寝れば良さそうなものだ。

しかし、それでは自分の時間が全く無くて嫌だったらしい。仕事をしながら書斎でＴＶも観て、書斎で何時の間にか眠っていたようだ。

不健康な暮らし方・・・それは娘にしっかりと受け継がれている。

父親は妻にこれといった家庭サービスをしていなかったようだけど、妻の為に敷地内に活け花や料理の教室を建ててやったりもしていた。

洗濯機の隣には、深い洗い場のシンクも作っていた。きっと妻の意見を唯一取り入れた結果だろう。

私の母（つまり父の妻だな）は、本当は平屋の木造の家が欲しかったのだ。なのに当時では最新流行だったのか、父親は自分で設計までして屋根の平らなコンクリートの家を建ててしまった。

しかも鉄筋コンクリートどころの話じゃない、重量鉄骨造りである。壊すのにどれだけお金が掛かるんだろう。

土地だってもっと買える状況だったのに、そんなに土地ばかり広くても無駄だと言って100坪しか買わなかったのだ。

料理教室を建て増しし、定年退職と共に自分の武道場を建て、庭はほんの少しになってしまった。

いや、庭が広く欲しいという事ではないが、そんな事だったら、最初から妻の言う事を聞いて、広い土地に平屋で母屋を建ててやれば良かったのに・・・と、同じく二階建てで暮らしている私はそう思う。

歳を取ると、平屋が良いとつくづく思う。階段の上り下りは骨が折れるのだ。

先日、歯医者の帰り道に見かけた家だが、和風のファミレスかと思ったら普通の民家だった。

大きな庇の長い屋根の大きな家だった。滅多に人を羨ましいとは思わないのだが、この時ばかりは羨ましいと思った。平屋に住みたいなあ・・・とつくづく思う。

寒くなってきたら、ガラの毛が再び伸びてきた。夏のガラとは大分違う。

しかしルスやリマは、一年中冬毛のような柔らかい下毛（鳥で言えば「ダウン」）だけのフワフワ状態だ。寒い国で生まれたせいだろうか。お客様も、みんな彼女達を触ると驚く。

テトも夏中、ずっと長毛でフワフワだったなあ・・・横浜生まれの横浜育ちだけど。

モア、66日ぶりで遂に病院に連れて行く。

ずっと痛みを感じていたのは解かっていた。それでも私たちの気持ちを汲んで、こうちゃんの真言を聞いて頑張って食べてくれていたのだ。

完全に食べられなくなるちょっとだけ前にステロイドを入れてやる事で、またハイポ水もたくさん飲めるし、体重をキープ出来る。

先生とモアと私達の判断バランスがとれているのが本当に有り難い。こうして、また奇跡のインターバルを見せて欲しい。

夜には早くも復活して来たので、すかさず爪切りをする。

メスなのに爪が大きいモア。ルスやリマの爪は細くて小さい。アインもゴマも、シャインも、みんな華奢な爪。

モアはテトやぶーちゃん並みに大きくてビックリだ。きっと洋猫の血が濃いんだね。身体もメスにしては凄く大きいもの。

いつまでも食べられる状態でいようね。頑張ろう、可愛いモア。

ガラ

ほら！

Oct. 16, 2007