《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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モア

大きくて「天然」

Oct. 18, 2007
モア

2007年10月18日 木曜日

昨夜からカワムラさんが食べられなくなっている。

口の前に持って行くと、フードの匂いを嗅いだだけで吐いてしまう。白く泡立った胃液・・・毒素が高まって気持ち悪いのだろう。

リラックスしたポーズがとれず、じいっと小さくなってしゃがみ込んでいる。こういう時は、苦しいのだという事がもう解っている。

水は飲んでいるし、オシッコも出ていた。それでも具合が悪くなる事もがあるという事か。



朝になるのを待って、一番で受診する。

カワムラさんはお調子者でオンナ好きなので、具合が相当悪いというのに、保定してくれている奥さん先生にスリスリしたり、甲高い独特の声で「あ〜っ!」とか「お〜っ!」とか鳴いてご機嫌そうに見える。

注射されていても、尻尾を立てている。そんな子って、珍しいんだそうだ。

可愛い可愛いと言って貰って、本人(猫だけど)は解っているんだかいないんだか、半分あっちの世界に行ってしまっているようなカワムラさんだが、先生にこんなにも気に入って貰っていると思うと私も嬉しい。



今回はなかなか復活出来ない。明日も病院に連れて行く事になりそう・・・と書いている今は、既に10月21日である。カワムラさんの容態が今回もかなり悪くて、日記を書ける程までには、なかなか気持ちが上向きになれなかったのだ。

そんなずるっこの日記だが、兎に角、毎日書くと決めたからには、後から思い起こしながらでも書くのさ。






毎回、時を同じくして具合が悪くなっていたモアだが、こちらはかなり復活。自ら進んでご飯を食べている。若さだね、モアちゃん。そしてハイポだね、やっぱり。

先生だと一瞬だけどモアの口を開けさせられるので、その隙にハイポの原液を3プッシュしてやれた。かなり濃い目に水に入れているのだが、やっぱり原液投与には敵わない。毎日これをしてやれると良いのだけれどね。






先日「シズラー」で感じた事。

平日のランチタイムだけに、客は殆どが主婦のグループだ。私達が入店したのはもう午後2時で、あと1時間もすればランチタイムは終了となる時刻だった。

既にすっかりデザートまで食べ終えて、飲み物も何度かお代わりした後も延々とお喋りに興じる主婦グループがいた。

いや、外で客が待っている訳ではないので別に長居しても構わないだろうが、その喋り声が余りにも大きくて、うるさくて仕方ないのだ。そんなグループと背中合わせの席に座ってしまったから、さあ大変。

しかし、うるさいと感じていたのは私達だけではないらしく、別のグループの女性客たちも、大声が轟きわたる度に振り返って見ていた。



一人が大声で喋ると、他のメンバーもつられるのか、大声で返す。

一番大きな声が出せる主婦はリアクションが大きくで、舞台の上のコメディでも見ているかのようだ。遠い客席からでも感情表現が解り易いようにオーバーアクションで見せるコメディか、ドリフターズの往年のコントを見ているような見事に紋切り型のアクション。

「えっ?!」と言うのに、両手を肩のところで「ガチョーン」の形にして、同時に上体を飛び上がるようにして引く。後の席に居る私達とは椅子同士がくっついているので、「ドスン!」と衝撃がくる。

テレビのお陰で色々なコントやギャグを見続けているうちに、そういうオーバーアクションが普通の事になってしまうのだろうか。

陰気で他人に気を使わせるよりは、明るい性格というのは宜しいかと思う。しかし余りに度を越した大騒ぎは、大学生のコンパじゃないんだから、少し謹んで戴きたい。



相槌を打つにも、「そうなのよねえ・・・」とだけ言えば済みそうなところを「そう、そう、そう、そう、そうっ!」と大声・早口で繰り返す。うるさいよ。

同様に「違う、違う、違う、違う」と否定する。「でしょう?でしょう?でしょ〜?」と同意を求める。うるさい、うるさい、うるさい・・・と心の中で繰り返す。

こういう繰り返しは流行なのか?



ガハガハと大声で笑う。うるさい・・・でも泣かれるよりはマシか。

オバサンはうるさい・・・と言いたいところだが、こちらの方がずっと年上なのではなかろうか。子供の学校の話題から推察するに、多分30台後半から40歳くらいのオバサン達だろう。

オバサン(私の事である)は言う。お互い、オバサン同士、大人の女性の嗜みを見せ付けてやろうよ。ガキとは違う振る舞いが出来るんだぞって。



私達が食べ終わって精算を済ませても、まだオバサン達が席を立つ気配は無かった。

レジの女性スタッフに「随分と長っ尻のお客もいるんですね」と嫌味を言ったら、そのスタッフはニコニコしながら「ええ、それはもう・・・皆さん、お子さんが帰って来る時間まで大変ごゆっくりなさいます」と言っていた。



子育ては大変だろう。自分を犠牲にしなければ出来ない事がたくさんある、それはそれはお疲れ様でご苦労様な任務だと思う。地球防衛軍と同じ位、尊い任務だ。

そして主婦にも息抜きは当然必要だろうと思う。やっと持てる自由時間は大いに楽しんで欲しいと心から思う。私に子供がいようがいまいが(結局、いないんだけど)、その程度の理解と認識はある。

だけど公衆の場で余りにも大声を出したり、その場の雰囲気を台無しにするような傍若無人な振る舞いは、主婦だろうがOLだろうが子供だろうがオジサンだろうが、慎むべきである事に間違いはない。

あれでは騒々しい大衆居酒屋で騒ぐ酔っ払いグループと同じだ。耳障りなだけでなく、目にも汚い。



こうちゃんは「親の顔が見たいよ」と言うが、私は「子供の顔が見たい」と思った。子供は親を選べない。あの母親からでは、公衆マナーは学べまい。

日本人も公衆の場で陽気に騒ぐようになったんだな・・・としみじみ思う。マルコ・ポーロの国の人たちや、楊貴妃の国の人たちのように・・・。

完全に時代錯誤な私達・・・でも、このままの「路線」で死のうと思う。

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