《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ジャム

やわらかい・・・

Oct. 21, 2007
ジャム

2007年10月21日 日曜日

朝一番でカワムラさんを病院へ。

まだ復活しない。今日、試しに病院で出して貰ったc/dの缶詰を少し舐めただけで、他のあらゆる缶詰もドライも食べない。

調子が良い時は、c/dのドライが食べられる。a/dの缶詰を食べる。シーバも食べる。



体重は50グラムしか減っていないし、あれから吐くところは目撃していない。吐いた痕跡も無い。少し呼吸が速くて浅いものの、熱も無いし脱水もしていない。

今は食べ物を受け入れる事を絶って、補液と水だけでリセットしようとしているんだね、きっと。私達はそう信じているし、先生も苦しそうな感じではないので様子を見ましょうと言ってくれる。

祈りは通じると信じていよう。為すべき事はしているのだから・・・。





晴れて空気が乾燥している。気持ちの良い秋の日だ。

こういう日には、いつも思い出す歌がある。【石臼の歌】という女声合唱曲で、とても好きな曲だった。

合唱をやった人には余りにもスタンダードな1曲だろう。ゆえに歌詞もご存知の方が多いかと思う。

秋の日を
輪廻の手臼押し廻し
しらじらと
わが悲しみは降りつもる

散りなずむ粉よ しばらくは
静けき重味に耐えかねし
しらじらと
わが悲しみを押しひしぐ

ついに輪廻の力及ばざる
さからうことの及ばざる
めぐり合うとも 直ぐ別れにて

この秋は
風肌に辛らからん

しらじらと散りなずむ
粉にまみれては
音立てて 手臼曳きつつ
わが独り なげき歌える

この詩は「壺田花子」という昭和初期の女流詩人のものである。

譜面を見た当時、高校生だった私に詩の持つ意味なんか勿論実感するはずもないのだが、格調高く、叙情的に過ぎず、中田喜直の繊細で美しい曲も相まって、静かに心に沁みた。

あれから30年以上も経った今でも、毎年、秋になると必ず思い出して口ずさむ。あの頃よりは悲しみも知る歳になり、見えない石臼を押し廻しながら・・・






私は高校生の3年間、混声合唱のサークルに2つも入っていた。高校生だけのサークルと、社会人が殆どのサークル。



余談だが、他にも高校の美術部にも入っていたし、友人のやっている人形劇部も手伝っていたし、ピアノの個人レッスンも受けていたし、ガールスカウトの集会の後には祖母の家で叔母にお茶を習い、後に最初の夫となるボーイフレンドとも付き合っていたので、毎日掛け持ち掛け持ちで忙しく、とても勉強などしている暇はなかった。

真っ直ぐ家に帰る日など皆無で、しかも授業中には日記を書いていた。浪人するはずだよな。



混声合唱のサークルの他にも、学校では年に一度クラス対抗の「合唱コンクール」というのもあって、女子高だから当然女声合唱ではあるものの、色々な合唱曲に触れる機会が多かった。

懐かしい合唱コンクール。



しかし私のクラスは、優勝した事など勿論ない。だって私のいたクラスは、週に1時間だけの選択芸術科目が3年間「美術」というクラスだったのだ。

音楽コース(と言っても、所詮普通高校だから音楽の授業はこれまた週に1時間だけだが)のクラスが幾つかあり、そういう3年生のクラスが優勝する事になっているのだ。いや、そういう伝統に則り、メンツを掛けて、彼女たちは猛練習しているのだが。



私ら美術コースと言ったら、協調性のない、良く言えば個性的な連中ばかりで、本番までに全員が揃って練習する回数など1〜2回程度。

そもそも、課題曲の他に歌わなければならない自由曲が決まらない。たくさん候補があり過ぎて決まらないのではない。モチベーションも低いし面倒くさいから、「テキトー」な練習で何とかなりそうな簡単で短い曲を提案する人間すらいないのだ。

私は当時から仕切り屋だから、半分は腹を立てつつも、結局、世話を焼く事になる。選曲をし、楽譜を揃え、伴奏までする羽目になる。



しかし非協力的なクラスメイトたちに腹を立ててもいるし、所詮いい加減な気持ちの美術コースのクラスが入賞など狙えるはずもないので、神聖な伝統行事であるコンクールの場であるのに、ちょっとだけ笑いをとってやろうと目論んだ。

他所のクラスでは大変真面目に取り組んでおり、コンクールの自由曲としてはお定まりの「ハレルヤコーラス」だとか「流浪の民」、高田三郎の「海よ」等を選ぶのが普通だというのに、うちのクラスは「よさこい」にしてやったのだ。

土佐の高知のはりまや橋で・・・という、アレだ。短くて簡単で、ぶっつけ本番でもほぼOK。民謡としては名曲でも、こんな曲を歌うだけで会場からは失笑が漏れ聞こえる。



しかし私の復讐は、それだけでは済まない。

舞台には、全員「裸足」で上がるよう指示したのだ。

会場は学校の講堂などではない。市内の大きな会館を貸り切ってやる大掛かりな行事である。その舞台でセーラー服にハダシ・・・ダサくて異様で面白いだろうと考えた。

しかも歌の最後の部分・・・「それ、よさこい よさこい」で、手と足を使って「振り」を入れたのだ。あの場でそういう不真面目スレスレの事をする学生は、当時はまだいなかったし、とりあえず「笑い」だけはとれた。



当然、そういう事を嫌がるクラスメイトもいた。全員一致で協力しないのが美術クラスの特徴だったのだから仕方ない。でも文句は言えないさ。文句があるなら代案を出して自分が仕切れ・・・という事になる。

学校側からは、特にお咎めは無かった。日頃から何かと「個性的」で扱い難いクラスだけに、先生方も諦めていたのかも知れない。



今も続いているのだろうか、母校での合唱コンクール。音楽コースのクラスだけがモチベーション的には圧倒的に有利なあの行事・・・。

美術クラスは、どんな曲を歌っているのだろう。真面目にやっているだろうか・・・と不真面目だった私が言うのもおこがましいが。







鮭の白子が1パックで160円だったので買ってみた。

初めてだったのでどうやって食べようかと迷ったけれど、茹でて冷まし、あん肝のようにおろしポン酢で食べてみた。タラの白子ほどにはクセがなくて、しかも濃厚で美味しい。

160円の割には大量だったので、残りは葱をたっぷり入れた卵とじのお吸い物に入れてみた。こちらも美味しい。白子好きには物足りないかも知れない位に、食べ易い素材だ。

次回は是非、粉をはたいてバターで焼いて、レモン醤油で食べてみたい。

ジャム

秋の陽の中

Oct. 21, 2007
ジャム
鮭の白子

Oct. 21, 2007
鮭の白子

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