《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

撮られ上手

Oct. 30, 2007
ガラ

2007年10月30日 火曜日

ガラはすっかり甘えん坊になった。

浴室から出て行くと、必ず待っていて鳴いて擦り寄る。足元にスリスリしながら絡みつくので、踏んでしまいそうで怖くて歩けない。「ガラちゃん」「にゃーん」必ずお返事が出来る。

しかし抱っこは出来ない。

いや、擦り寄ってきたところを素早く抱き上げる事は出来るけれど、直ぐにジタバタして私を蹴って腕から飛び降りる。そして直後にまた、スリスリと甘えるのだ。

かつてジーコもそうだった。2〜3秒しか抱いていられない。そして直ぐに擦り寄って来る。たからつい、「どうして欲しいのよ?」いつもそう訊く。



ジーコが胸を蹴って逃げると、肋骨が折れるのではないかと思う程、後ろ足の力が強かった。ジャンプ力も凄かったし、ジーコの運動能力は25匹中一番ではなかったかと思う。

うちで生まれた子だというのに、どうして抱かれるのが嫌いだったんだろう?

ジーコは私が忙しい仕事に変わってから生まれた。出産には立ち会ったけれど、後はアインが嫌々という感じでお乳を与え、ミュウが育てた。

思い起こせば、あまり仔猫時代に私が抱いてやらなかったような気がする。



ガラは触れない状態の野良育ちの仔猫で、捕獲器で保護してうちに連れて来た。だから勿論、抱いたり撫でたりも出来ないまま仔猫時代を過ごした。

カンピロが出て治療が必要だった時も、手練(てだれ)のマツモト先生が首にカラーを装着する事すら出来なかった。私達も手伝って、奥さん先生と3人で保定していたのに・・・。





これだけ甘えん坊になった今でも、投薬・爪切り・ブラッシング・抱っこは出来ない。

それでも感慨無量だ。私たちに甘えて擦り寄って来るのだから。



母親ハナちゃんと引き裂いた事で、永久に負い目を負う羽目になると思っていた。

なついてはくれないかも知れないと、そう思っていた時期もあった。





野良で居た時の母子の絆の強さは、私達が思っている以上に強いのかも知れない。

ゴマが自分の仔猫たちを探し求め、玩具をくわえては子育てした部屋の方へ行きたがり、何年経っても鳴いていた事は、私たちも些かショックな経験だった。

しかし母子を引き離して、仔猫の方を手元に置いた経験は、ガラが初めてなのだ。





仔猫だから直ぐに母親を忘れるなんて嘘だ。



ガラは寂しそうな顔に見える。

先住の猫たちには可愛がられて育ったけれど、飼い主と1対1でみっちり付き合って育った仔猫ではない。

もしもガラが1匹飼いだったら、もっと違う性癖の猫になっていたのだろうか。

「もしも」は無意味だという事は解っているけれど、ついそんな事を考えてしまう。



しかしそうした結果、(幸か不幸か)慎み深い子に育ったのも事実だ。

猫らしいと言うべきか、追えば逃げるけれど呼ばなくても擦り寄って来る、小悪魔的な、さらりとしなやかな猫に育った。





ガラとジャム比べるのは双方に可哀相だが、みっちりと濃密に接して育ったジャムの、欲求不満で聞き分けの無い事。

ちょっとでも離れるとギャーギャーと文句を言い、パパがトイレから出るまでずっとドアの前で発情したように鳴き、幾ら抱いてやっても満ち足りるという事が無い。

接する時間が長い程、悪い子になるというのはどういう事か。

私達の育て方が悪いという事かな。

う・・・そうとしか考えられない。





でも「悪い子」というのは性格が悪いという意味でもないし、まともに受け取って戴きたくは無いのだが。

矢鱈な表現をすると直ぐに鵜呑みにして、ジャムやガラは性格が悪くて意地悪だなんて、平気で人様の猫を批評する人がいるから困る。

飼い主が「馬鹿」とか「悪い子」と言ったって、それも愛情表現のうちなのだから。



そもそも人んちの猫の事に余計な干渉をせず、自分ちの猫をもっと大事にしておれば良いのだ。

ガラ

じっとしてるから

Oct. 30, 2007
ガラ
ガラ

しっかり撮ってね

Oct. 30, 2007
ガラ

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