《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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テト

太って寄り目

Nov. 11, 2007
テト

2007年11月11日 日曜日

一寸先は闇。つくづく実感する。



しかし闇の中でも光を見出せる人たちというのは居るものだ。

誰かに照らして貰う事を待つのではなく、自らその光の存在に気づいて一歩踏み出さなければ、永久に闇の中に留まるしかない。



私がまだとても若かった頃、私の周りのそこかしこに深い闇があった。一度はまるとなかなか抜け出せず、結構苦しかったような気がする。

それは今にして思えば、専ら自らの弱さ狡さが作り出していた闇だった事に気づく。



人は皆、本質的に弱くて狡いものだと思う。だから若い頃の自分を全て否定してしまうのも可哀想かも知れない。

自分が弱くて美的な選択だけしてしまっていた狡さのツケは、しっかりちゃんとやって来た。ツケを払っても、私は本質的に精力的で元気だったから、今こうして立っていられる。



そして運も良かったのだろう。

それぞれがツケを払った失敗者同士ではあったものの、その後もっと苦しい時期を共に楽しく乗り越えられる、最高の伴侶と出会えたのだから。



しかし私達は、お互いの足りない部分を補い合うパートナーではないと思っている。

家事や仕事に於いては役割分担があるけれど、人格的に補い合っている訳ではない。それぞれの歩みの中で生ずるリスクは、それぞれ自分で引き受ける事が出来る大人なのだから。

どれだけ夫婦仲が良くても、それぞれが抱える心の重荷はあくまで個人のものであって、残念ながら(当然の事ながら?)分かち合う事は出来ない。

同じ苦しみや怒り、喜びを同時に享受している事はあっても、分ける事など出来ない。愛する我が子を失ったときも、こうちゃんがいてくれる事は有り難いけれど、悲しみや苦しみは減らない。



私も不完全で弱い人間だ。失敗も多い。だけど何度躓いても懲りない。

人生の双六で、(もっと上手くて早い上がり方があるかも知れないけれど)何度でも振り出しに戻ってやり直せるしぶとさがあると思う。



何故だろう・・・



闇から自力で脱出する事を何度か経験して、必ず抜け出せると確信している故のしぶとさかも知れない。

別に自信がある訳じゃない。でも、あの時もどうにか出来たのだから、きっと今度も何とか出来るという楽観がどこかにあるのだろうな。

何度経験したって苦しい事に変わりは無い。でも生きていれば苦しいのは当たり前。苦しくたって生きて行けるし、おなかも空くのだ。



そしてそれは私の場合、多分、モチベーションが自分の為ではない場合にこそ発揮されるしぶとさなのではないかと思う。

いや、結果的にはちゃんと自分の為になっているのだが、人様の問題で火中の栗を拾ってしまう時にこそ、エネルギーが一気に充填されるのだ。

弱いものが割を食うのが見ていられない。怒りは物凄いエネルギー源になる。



それはもしかしたら、多くの人がそうなのではないかとも思う。

怒りは正当なエネルギーに転化してこそ、怒る価値がある。怒るべき対象を間違ってはいけない。









北九州のSOSから里子に出た可愛い「ラフちゃん」と「おちびちゃん」は、突然、出戻りという結果になってしまったけれど、再募集はせず、おニャアニャン家と我が家で受け入れる事にした。

何が猫にとって少しでも良い選択なのだろう・・・それを充分考えた上での決断であるつもりだ。



グレちゃんやディックとサム、カイルやシロちゃん・・・私達の力不足でその処遇が未解決の猫たちがいるのも事実だが、彼らに対する責任や計画が今回の受け入れで反故にならないで済むよう、一層のエネルギーが持てるようでありたい。



気合いを入れ直しだな。元気で長生きしなくちゃ。

テト

な゛〜〜っ

Nov. 11, 2007
テト
テト

あ゛〜〜っ

Nov. 11, 2007
テト

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