《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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カワムラさん

もう少し頑張るさ

Dec. 27, 2007
カワムラさん

2007年12月27日 木曜日

朝刊が届く頃、我が家も始動する。

朝はとても忙しいから、そのせわしない空気が嫌なのか、ジャムの落ち着きがなくなる。足元に付きまとい、危なくて歩けない。しかも大声で文句を言い続ける。

ジャムは毎朝、必死に何と言っているのだろう。

実は、ジャムの気持ちは解らなくもない。



私が親元に居た19歳までの娘時代・・・朝からバタバタと家事に勤しむ母親のペースに合わせるのは苦痛だった。

もっとゆっくり寝ていたいのに、母はとっくの昔に起きて朝食の用意をし、足音も高らかに階段を上って来ては(この音こそが、来るべき私達姉妹に間もなく訪れる不幸を予告するもので、とても恐怖だった)、私達の部屋のカーテンを乱暴に「ジャッ!」と開け、カーテンどころかベランダに面した掃き出し窓を全開にしてしまう。

その上、私達がしがみついている掛け布団を剥がすのだ。曰く、布団を干すから起きろという事なのだ。



真冬でも、いや、日の落ちるのが早い真冬こそ早い時刻から動き始めないといけなかったのだろうが、主婦業とは無縁でいたい中高生だった娘たちらとっては、良い迷惑でしかなかった。

布団なんか干さなくていいよ〜と思う。汗なんか殆どかかないんだし、そもそも私達姉妹はダブルベッドで寝ているから、布団干しだって小柄な母には重労働だろうに・・・。



今にして思えば、罰当たりな事だ。いつもお日様の匂いのするフカフカの布団に、しょっちゅう洗われているシーツやカバー類。

母は独立してから瞬時に洗濯好きになった私を遥かに上回る洗濯魔だった。私達は全く労せずして、常に清潔な生活を享受していたのだ。



だけど親元で親の恩恵に浴している娘は、そんな価値など解らない。モラトリアムを楽しみ、いつまでも子供でいたい気持ちの方が、無意識に上回っているのだろう。

自分が生活を組み立て、管理する責任が無いものだから、母親の気持ちなんか全く解らない。もっと寝ていたいのに、寒いのに、布団を剥がされる朝は苦痛だった。



今、私がジャムだったら、きっとこう言っているに違いない。

「もっとパパとママとジャムとで、ベッドでゆっくりしようよ〜」
「そんなにバタバタ動き回ったら落ち着かないよ〜」
「じっとして、ジャムを抱っこしていてよ〜」
「まだ暗いんだから、まだお2階にだけ居てよ〜」



そうだよね。ジャムにとってはいい迷惑だよね。

やがて自立すべき娘の躾でもあっただろうから、あの頃の気合の入った厳しい母ほどではないにしても、私はジャムの気持ちを無視し過ぎていたかも知れない。

「あ〜うるさい、うるさい、そこ退いて退いて、危ないでしょ」等と言って、次々と朝の用事を片付けていたのだから。

ジャムだけじゃない、猫は生活の変化も好まないし、あわただしい雰囲気なんか大嫌いだよね。



大いに反省すべきである。私達はもっとのんびりすべきなのだ。猫達の為に・・・と言いつつ、猫の嫌いな生活態度をすべきではないのだ。

ゆっくりお茶を飲もう。食事は落ち着いて、そしてデザートまで楽しもう。食休みをしながら、ジャムもゴマもアンダも抱っこしていよう。文句を充分に聞いてやろう。



だけど、その為にもますます早起きになる。もはや「朝」とは言えない時刻に起床する私達。

仕事の時間も少し削られ、余計に集中力を発揮しなければならない羽目になる。

ま、仕方ないか。猫と私達の為の仕事であり、猫たちと幸せに暮らす為の余生なのだから。








カワムラさん、なかなか復活出来ない。

補液が頻繁で負担になっているかも知れないが、今は他に手立てが無い。アインのような強制給餌を受け付けない限り、彼が自力で食べてくれる為のケアと、彼のペースに合わせて行く以外ないのだから。



カワムラさんの時計に合わせる事が大切。

1階の掛け時計は、電池切れしたままで全て止まっている。それで良い。そこは別天地なのだし、カワムラ時間が流れているのだから。

今日も一日カワムラさんが生きてくれた事を、神様、仏様、ミュウちゃんと、そしてカワムラさんに感謝したい。

生きていてくれるだけで私達夫婦にこんなにも幸せをくれるカワムラさん、本当に有り難うね。

カワムラさん

復活は・・・

Dec. 27, 2007
カワムラさん
カワムラさん

寝て待つに限る

Dec. 27, 2007
カワムラさん

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