《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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みーちゃん

退屈は幸せの証

Jan. 16, 2008
みーちゃん

2008年1月16日 水曜日

寒い。

朝一番での病院は避ける事にした。

最近では、どうせ8時半から来ている常連さん達が居るのだ。張り合ってもっと早くになんか行けない。そんな事をしていたら、待ち時間が長くなるのは同じ・・・という事になる。

せめて猫にとって少しでも負担が少ないよう、もっと陽が高くなってから、少しでも暖かくなってからにしよう。勿論、キャリーの内外も車の中も、出来るだけ暖かくして連れ出すのだけれど。



という訳で、今日も通院。今日はカワムラさんではなく、カンピロ問題の為だ。

今のところ感染・発症があると確認出来たのはアンダだけだが、念の為、全員に投薬するのが鉄則だ。「とほほ」としか言い様が無い。

しかし私が迂闊だったのだから私の手間は当然だが、猫達には申し訳なくて仕方ない。





アンダは、心臓や肺にも問題を抱えている。腎不全もあるようだ。オシッコの回数が異常に多く、色も匂いも殆どないオシッコをする。

小さくて弱いアンダ。

そのアンダに不必要な細菌を感染させてしまった事は、私の一生の不覚だと深く反省している。駄洒落みたいになっちゃったけど、偶然なのよ。






私は猫を保護して家に入れる、或いは里親募集する際、何が一番怖いかと言えば、カンピロバクターとコクシジウム、ノミ・シラミ・疥癬が出た場合だろう。



回虫や条虫は、比較的簡単に落とせる。しかし耳ダニやシラミの落ち難さにはほとほと手を焼く。



そしてフロントラインやレボリューションでノミ駆除をしたつもりでも、室内に落ちた卵が越冬して翌春に増えてしまった時の恐ろしさ・厄介さを身を以て知ると、ノミには神経過敏になる。

一旦持ち込んでしまったら、猫に駆除剤を用いて吸血させないと殺せないという原理には、猫に可哀想で仕方ない。

刺されれば痒いし、アレルギーだって出る事があるのだ。



畳やカーペットの深いところで孵化せずに生き延びているかも知れないノミの蛹や卵を想像するだけで、私は恐ろしくて堪らない。

ノミは経験しないと、その怖さは解らないようだ。一昨年のノミ退治事件の折、ある人からあまり神経質にならない方が良いのでは・・・と言われた時には、この人何言ってんだ?と耳を疑った。

知らないということは幸せな事なのだ。



そしてカンピロやコクシの、これまた落ち難さと言ったら・・・ただでさえ下痢をするのに、抗生剤を長期間使わなくてはならないとなると、ますます腸内の良い細菌まで死滅させてしまう。

だから、抗生剤に負けないという整腸剤と共に投薬しなければならず、ますます飲ませるのは大変になる。

触れない子、缶詰を食べない子に、どうやって一日2回、1週間も飲ませられよう。

しかも1匹に感染していたら、全員に投与する必要があるのだから。





エイズキャリアだったと解っても、そんなにショックではない。

エイズごときが怖くて猫が飼えるかと思う。怖い病気は他にたくさんあるではないか。しかも殆ど治療不可能な病気が。

エイズは免疫強化や快適な環境づくりの努力、そして適切と思われる様々なケア(ここで具体的には書かないけれど、関心がある方にはお伝えしている)で比較的うまく管理出来るウィルスだと実感している。






だから、保護したら先ずは病院に直行。ノミ駆除・検便・駆虫は、可能な限り早く済ませておくに越した事は無いのだ。

それも一度だけでは駄目だ。最低でも1ヶ月後にもう一度。



それですら「上手の手から水が漏れる」場合だってあるのだから、油断は禁物である。

失策年の我が家のノミ騒ぎを知った猫飼いのベテランさん達だって、今更のように調べてみた結果「うちもノミ発見!」という事態が続出した事を付け加えておこう。



ダニやカビはゼロには出来ない。でも、ノミは「持ち込まない・増やさない・持ち込ませない」の三原則パート2だ。



それにしても、気が抜けない毎日だな。心と生身の身体を持つ生き物の世話をしているのだから、それは当然の事ではあるのだけれど・・・


兎に角、防げるものは防ぐに越した事は無い。

病気や困った症状を引き起こすウィルスや細菌も、ノミやダニも、増えてからでは飼い主だけじゃなく猫たちにとっても大変過ぎる。



完全無菌な生体など無いのだが、だからこそ免疫を正しく保ち、ウィルスも細菌もストレスも寄生虫も増やさずに済む努力をしたいと私は思う。

いかがわしい素人療法では無理な事も多いし、副作用が怖いと言って薬剤を全て拒絶するのも命取りになる場合もある。



これもまた、判断のバランス感覚次第なんだろうな。








さて、ご心配戴いている「大五郎」にもちょっと面会させて戴いた。ストレスになっては申し訳ないので、ほんの1〜2分だけ。

先生はまだ目処が立たないと仰る。長くなるだろうな、今回も。

でもきっと大五郎は、全て解っていると思う。

助けてくれた保護主さんの事も、まだ見ぬ新しいお母さんの事も・・・そして自分をこんな風に傷つけた虐待犯の事も、野良猫が住み難い世の中の事も、そしてもしかしたら私達夫婦の揺れる気持ちも・・・。



応援・支援して下さっている皆様には、心から感謝申し上げます。一段落したら、きちんと感謝の気持ちをメールさせて戴きます。



家猫になれる事は、今の物騒な世の中に於いては、やっぱり幸せなのだろうと私は思う。

たちえ外を自由に歩き回れる自由は失っても、ある程度家の中で退屈しようと、安全と安心と愛情を得られる事は幸せだと思う。



そう思わない人がいてもそれはそれで構わないから、そう思う人の事をとやかく言うのは止めて戴こう。

と言って止める人たちではないだろうが、それは大いなる時間の無駄だから、どんどんやらせておけば良いのだ。ぐふふ。

プティ

僕は毎日が

Jan. 16, 2008
プティ
プティ

結構楽しいよ

Jan. 16, 2008
プティ

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